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「2ちゃんねる」殺人事件

1 ::2000/10/01(日) 14:06
「もう、やめよう。」
何度となく心の中でつぶやいたことか。
中傷、嫉妬、ありとあらゆる感情が渦巻く巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」
どこかで敬遠しながらもなぜかその魅力に取り憑かれたように今日もマウスに手が伸びていた。


2 :ちっぱん :2000/10/01(日) 18:05
どうせ不快な気持ちになることはわかっている。それでも
つい自分のたてたスレを捜してしまう。
「お、けっこうアガってるじゃん。」
つかの間の満足感。

3 ::2000/10/01(日) 20:49
今回のスレには我ながら自信があった。

透がこの掲示板サイトを見つけたのは偶然であった。
職場にオフコンが導入になったのは去年の夏。一人に一台ずつ端末が支給
されたのだが、専ら表計算とワープロしか活用しなかったし、またそれ以外
パソコンというものにあまり興味が沸いてこなかった。

4 :名無しさんちのミチル君 :2000/10/01(日) 21:08
どうせ仕事で使う物。
そんな認識に囚われていただけの透にとって、このモニタの向こうに拡がる世界は衝撃的だった。

──そんな中に、どうしても引っ掛かる書き込みがあった。



5 :名無しさん@1周年 :2000/10/01(日) 23:36
中身には関係ないけど、あの本の装丁はひどかった。
紙質も悪けりゃセンスもない。あれじゃあウリオがかわいそうだよ。
彼、現代美術をプロデュースしてんだろ。

6 :名無しさん仮面 :2000/10/02(月) 00:15
◇◆◆「2ちゃんねる」殺人事件◆◆◇
第一章 朝日と電話と彼氏の涙

7 ::2000/10/02(月) 01:30
見渡す限りの砂漠の中をあてもなく彷徨っている自分を、もう一人の自分が眺めているような奇妙な感覚だった。
先程から喉は水分を欲しているが当然の事ながら辺りには缶ジュースの自動販売機などどこにもあるはずはない。
ふと振り向くと携帯電話を右手に持った透が、その手を徐々に上げてゆく。
電話からは呼び出し音がさっきからしつこく鳴っていた。
音量は少しずつ少しずつ上がっていく。
ピリリリ。
ピリリリリリリリ
ピリリリリリリリリリリリ
「なに?」「何ででないの?」
透は相変わらずそのままの姿勢で目をつむっていた。
よく見るとその両目からは涙が流れている。
「透!」
「なぜ泣いてるの?透!!」
ジリリリリリリリリリリリ

気がつくとそこには見慣れた目覚まし時計が狂ったように暴れていた。
カーテンの隙間からは、昨夜飲んだワインボトルの置いてあるテーブルを、朝日がまるで一筋の光線のごとく照らしている。
「夢…。」




8 :名無しのオプ :2000/10/02(月) 03:33
終章・絶無
「夢落ちだったか…。」

9 :名無しのオプ :2000/10/02(月) 03:38
目覚めた後、1は2ちゃんにアクセスした。
たてたスレがどうなってるか気がかりだったのである。
YAHOO版。
1は会社の備品や非売品を売買して荒利をあげていた。
自慢したくてYAHOO板に類似スレを立てていたのであった。

10 :名無しのオプ :2000/10/02(月) 03:42
最初の確認したYAHOOオークションの画面。
登録2日目なのに入札は3件入っていた。一万円を超えている。
ポスターは今が旬のアイドルだ、当然だ。
このポスターはいくらでも手に入る。
1は画面を見ながらほくそえんだ。


11 :名無しのオプ :2000/10/02(月) 03:45
1は次に自作自演のYAHOO板にアクセスした。
こちらの反応は芳しくなかった。
どうしてなのかわからないが、自作自演の宣伝スレであることを
住人に暴露&攻撃されていたのである。

12 ::2000/10/02(月) 12:17
あと5分・・・。
2度寝をしたい気持ちを抑えながら、いきおいをつけて遼子はベッドから飛び起きた。
「今日もまた同じ夢だった・・・。」
遼子がこの一週間見ている夢はすべて同じだった。
とくに信仰のない遼子の心にも、ここまで続くといくらかの暗影が漂ってきていた。
だが、今はそんなことを考えている暇はない。
熱いシャワーを浴び、ミッシェル・クランのスーツを身に纏った時点でもう朝食を取っている時間は無かった。
携帯電話を無造作にバックへほうり込み、入り口のドアノブに手をかけた瞬間、携帯の着信メロディである「Over and over」が聞こえてきた。
何のためにメール機能がついているのだ、と思いつつ遼子は相手先表示を確認した。
ディスプレイには見慣れない番号が点滅している。営業先の番号はすべて登録しているはずなのだが・・・?
「はい、遠山です。」
「・・・。」
「もしもし、遠山ですけどどちら様でしょうか。」
「もしもし。こちらは警察署の者ですけど、あなた平山透さんをご存じですよね?」



13 :名無しのオプ :2000/10/02(月) 12:29
「平山・・・誰だっけ・・・いえ、聞いたことのない名前です」

 次の瞬間、気がついた。
 平山透、それは、自分のHNだった。あの、エロ掲示板での。

14 ::2000/10/02(月) 13:00
(いや・・・違う。咄嗟の事とはいえ、何を考えていたんだろう。自分の彼氏の名を忘れるなんて。たとえ半年前に別れていたのだとしても・・・。)



15 :ちっぱん :2000/10/02(月) 17:12
(そろそろ殺さないと完全にこのスレは死んでしまう・・・・
 は!・・・そうか、そうだったのか!)

16 ::2000/10/02(月) 19:06
依然として、薄暗い部屋の中で透はモニタを見つめていた。
自分のたてたスレッドを確認する。

この世界はとても厳しい。思いつきの身勝手なスレッドをたてた次の瞬間には、たちまち理論的なレス、あるいは“sage”等といったレスを貼り付けられあっという間に過去ログへと葬り去られる、いわゆる無視の形をとられてしまう。
また、これだったら閲覧している人も同調してくれるのではないか?といった他人に媚びたようなスレッドもまた同様の扱いを受けてしまう。

透もまた同じ経験を何度となく体験している一人であった。…ただ今回のスレッドには自信をもっていた。自分の趣味、とまではいかないが子供の頃から本を読むのがとても好きで、自分の周りにいる人間よりは読書量は多いだろうと自負しているジャンル。
また、そう思っている人間が何万人いるのだろうといった興味心から打ち出したスレッド。
題して「2ちゃんねる殺人事件」。

そのなかでどうしても気になる一つのレス
―5 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/10/01(日) 23:36
中身には関係ないけど、あの本の装丁はひどかった。
紙質も悪けりゃセンスもない。あれじゃあウリオがかわいそうだよ。
彼、現代美術をプロデュースしてんだろ。

「こ…これは…。」
透にはどうしても納得ができなかった。
(…お前これは、乱歩賞に「脳男」に対するレスだろう…。)
唖然とする透の心からはメラメラと殺意が沸き上がってきた。


17 :名無しのオプ :2000/10/02(月) 19:49
「イカンなあ」
気がつくといつの間にか
背後にまったく特徴のない顔をした男が立っている。
「じつにイカン。あんた了見狭すぎ!
いちいちそんなんで殺意抱いてちゃ、
すぐに『イタい1スレ』送りだゼ。
読書量自慢もちょいイタいネ!
少し失礼小説でも読んで出直したら?」
男はまったく理解できないことを軽薄な口調でしゃべりながら、
懐に手をいれる。
「つーかまー逝ってよし!」
次の瞬間、男の手の中の銃が火を噴いていた。
薄れゆく意識の中で彼に聞こえるのはもう
男のあざ笑うような「オマエモナー」という言葉だけだった。


18 ::2000/10/02(月) 20:16
「平山透さんが何者かに殺害されました。」
電話口から淡々とした口調が聞こえてくる。
何を言われているのか瞬時に理解できなかった。
「あの…どうゆう事でしょうか?」
「ですから、平山透さんが自宅で何者かに銃殺されたんです。何か心当たりはありませんか?」

心当たりはといわれても…。
「自宅からは”クダランスレタテルナ”と書いてあるメモが発見されました。」

スレ?そういえば別れる1ヶ月前にそんな単語を発していたような気がする。



19 :名無しのオプ :2000/10/02(月) 21:08
「うーん予想通りだなあ」
気がつくといつの間にか
背後にまったく特徴のない顔をした男が立っている。
「だからさあ、アイディアはいいんだから、
もうちょっとネタ練ろうよ。笑えねーしさー。
それともこの筋立てなんかのパロなの?
ひょっとして浦賀和広とか? それとも森博詞?
いやあ、それとも本人か(お約束)。
それともワナビーがこいつでメフィスト賞でも狙おうってのか(藁」
男はまったく理解できないことを軽薄な口調でしゃべりながら、
懐に手をいれる。
「じゃ、とりあえず逝ってよし! 今回はsageとくよ!」
次の瞬間、男の手の中の銃が火を噴いていた。
薄れゆく意識の中で聞こえるのはもう
男のあざ笑うような「オマエモナー」という言葉だけだった。

20 :名無しさん仮面 :2000/10/02(月) 21:15
◇◆◆2ちゃんねる殺人事件◆◆◇
第二章 それから一年・・・

21 :名無しのオプ :2000/10/02(月) 21:51
コペンハーゲン。

22 :名無しより愛をこめて :2000/10/02(月) 21:56
吐く息も凍る十二月。

23 :名無しさん仮面 :2000/10/02(月) 22:35
ヤツはそこにいた!!!

24 :名無しさんちのミチル君 :2000/10/03(火) 07:14
ごつい登山ナイフを、高々と振り上げて。

25 :名無しより愛をこめて :2000/10/03(火) 08:36
そのとき、光る稲妻!!

26 ::2000/10/03(火) 10:57
警察の取り調べからやっと解放されたのは午後8時であった。
雷雨とともに先程から降り出した雨を避けるべく、遼子はバッグを頭上にかざし小走りに駅へと向かいながら取調室での会話を思い出していた。

「殺された平山さんねぇ。自殺の可能性も出てきたのですよ。」
「えっ?自殺?だって銃殺だとおっしゃったじゃないですか。」
「いや、『2ちゃんねる』という場所が場所だけにねぇ。」

自宅へ戻った遼子は、早速パソコンを立ち上げた。透と別れる原因となったサイトを再び開くのはもうかれこれ半年にもなるだろうか?
視界に飛び込んできた“ミステリー@2ch掲示板”の文字をしり目にカーソルを移動させる。
問題の「2ちゃんねる殺人事件」にたどり着いた。
何度も読み返してみたが結局、自殺か他殺かは遼子には判別できなかった。

時計を見るともう午前2時を回っていた。写真の中では透がごつい登山用ナイフを自慢しながら微笑みかけている。ワイングラスを傾けながら、世界で一番古い王国、おとぎの国のデンマークのHPを最後に静かにウィンドウを閉じた。

27 :名無しのオプ :2000/10/03(火) 11:29
しかし瞼の裏には「モナー」の姿が焼き付いてはなれない。
結局自分の帰るところはあそこしかないのか……「終了」静かにつぶやいてみる。

28 ::2000/10/03(火) 12:00
その瞬間遼子がつぶやいた。
「・・・犯人はあなただったのね。」

続いて警察がドヤドヤとなだれ込んで来る。
「おい!もう逃げられんぞ!」


29 :名無しのオプ :2000/10/03(火) 12:55
◇◆◆2ちゃんねる殺人事件◆◆◇
エピローグ



30 :名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/03(火) 13:09
しかし部屋に踏み込んだ警官達は、「アッ」と叫んで動けなくなってしまいました。
「お、おい、これは……?」
ああ、なんということでしょう。そこには確かに数十秒前まで、一人の人間がいた
はずでした。誰もが窓から見える人影を目にしていましたし、何かボソボソと独り言を
つぶやいているのも聞こえていたのです。

それがどうでしょう。部屋の中には警官達以外、一人の人間もいないではありませんか!。
さて、あの女性は、まるで煙のように消え失せてしまったとでもいうのでしょうか。
「おい、どこかに隠れているに違いない。探せ!」
警官達は慌てて捜索を始めましたが、もともと大して広くない部屋です。どこにも
隠れていられる場所などあろうはずがありません。

それに部屋の窓にはしっかりと鍵がかけられていて、窓から逃げ出すことはできません。
たとえ窓から出たとしても、外は地上10階の目もくらむような高さです。たちまち
身動きがとれなくなってしまいます。

「おい、確かにここからは誰も出ていかなかったんだな」
中村係長は戸口の外で見張りをしていた警官に尋ねました。
「はい。猫の子一匹、外には出ておりません」
「それでは、あの女はどこに行ってしまったのだろう」
中村係長は難しい顔をして考え込んでしまいました。


31 :名無しのオプ :2000/10/03(火) 15:27
……と、透は本を読むのを止めた。
「眠ったのか……?」
 傍らには遼子の寝顔があった。

32 :名無しのオプ :2000/10/03(火) 15:40
俺は遼子の寝顔にとてつもない興奮をおぼえた・・・・・
俺は自分の熱く固くなったあそこを握りしめ激しく上下運動をはじめた。


33 :名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/03(火) 16:17
「やだ……これ、Hな小説だ……」
遼子は思わず本を閉じた。
学校で、友達が「おもしろいよ」と言って貸してくれた小説。タイトルを
見るとミステリーのようだったので、『名探偵コナン』や京極夏彦が
大好きな彼女は喜んで借りたのだった。

だがその小説は、彼女の大好きなミステリーとは少し雰囲気が違った。
派手な死体も、連続殺人鬼も出てこない。少々退屈しながら読み進めて
いたところに、今の描写に行き当たったのだった。

「もう……何考えてるのよ!」
もちろん遼子もHなことに興味がないわけではない。女子だけで固まって
お喋りしているときには、決まってそういう話題も口にされる。
だが小説の中で、ここまで露骨な描写に出会ったのはこれが初めてだった。

少し心臓がドキドキしている。頬もちょっと火照っているようだ。
遼子は頭の中に浮かび上がりそうな妄想を散らすように首を振ると、机に
本を戻した。
「この本は明日返そう……」
そう思い、ふと遼子が本に目をやると、頁のあいだから何かがはみ出して
いるのが目に入った。
「……?」
栞かな、と思いつつ、何気なく彼女はそれを引き抜いた。
それは、一枚の古ぼけた封筒だった。


34 :名無しのオプ :2000/10/03(火) 16:36
 表書きはない……。反射的に裏返し、差出人の名を読んだ。
「……田中?」

35 ::2000/10/03(火) 18:12
机上のマウスを右手に、左手ではコーヒーをすすりながら小林は頭を悩ませていた。
頭の中で昨夜の出来事を反芻してみる。

匿名でかけてきた電話を受け取ったのは遅くまで残業していた小林だった。
「…犯人が…見つかりました。」
か細く今にも消え入りそうな声で女は続けた。
「透を殺した犯人が…。」

真夜中ではあったが急いで中村係長に報告し現場へと駆けつけてみたが、そこは昨日何者かに殺害されたばかりの遠山遼子の部屋であった。管理人から鍵を借り急いで中へと入ってみる。
真っ暗でそう広くもない部屋の中に、パソコンのディスプレイだけがやや場違いな光を放っていた。


画面をスクロールしながら「2ちゃんねる殺人事件」のレスを眺める。
後方では中村係長が明智と談笑していた。
その時、小林の中で何かが閃いた。
「あっ!そうだったのか!」


36 :名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/03(火) 19:15
「『一人の人間もいなかった』のは、遠山遼子が既に死体になってしまって
いたからだという叙述トリックなんですね!」
振り向いた明智は、微笑しながら答えた。
「その通りだよ、小林君。つまり犯人は……」


その頃、文代さんは人間豹にしばかれていた。


37 :遠山遼子 :2000/10/03(火) 20:28
私の名前を勝手に使うのはやめてください!
平山さんも迷惑だと言っていました。
1さん! あなたの正体はわかっているんですよ!

38 :名無しのオプ :2000/10/03(火) 21:55
読者への挑戦

ここまでで、真犯人を特定するに足る充分なデータが揃いました。
推理がまとまりましたら、次のレスにお進みください。

39 :名無しのオプ :2000/10/03(火) 23:05
「犯人は、ヤスかぁああ」
遼子はポートピア連続殺人事件をクリアーして
コーヒーに手を掛けた・・・・・


40 :名無しのオプ :2000/10/04(水) 04:17
1のオナニーにかまう名無しさん達が犯人とは言えないだろうか。

41 :名無しのオプ :2000/10/04(水) 07:37
犯人を探せ!というよりも被害者を探せ!だな

42 :名無しのオプ :2000/10/04(水) 07:56
ところでYahoo板で自作自演がどうのとかいうのはなんだったのだ?

43 :名無しのオプ :2000/10/04(水) 08:09
>>36
ウケた。

44 ::2000/10/04(水) 13:39
「いやーそれにしても後半から荒れてきましたねー。」
無造作に頭を掻きながらディスプレイを眺めていた小林は、背後に立っている中村係長に声をかけた。
「1の意図を理解してレスつけている奴は、数える程しかいないじゃないですか。」
「どうゆうことだね?小林君。」
中村はすかさず答えた。
「内容はともかく、1は基本的にレスを小説調に仕上げたかった訳でしょう?それがこのスレッドのいわばルールです。後半からついてる煽りや同調みたいなのは、そのままの言葉でなんのひねりも無いじゃないですか。」
「何をいっとるんだ小林君。」
口にくわえようとした煙草をケースに戻し中村は続けた。
「『2ちゃん』の連中をそんなに甘く見てはいけないよ。いや、『2ちゃん』だけに限らず群衆をコントロールできる人間なんてそうはいない。だいたい1の意図を理解する必要など何処にもないし意味もない。それに、そもそも意図なんてあるのかね?ワシには40の言うとおり自慰行為にしか見えないがね。」
「それは・・・。」
小林は納得がいかなそうな顔でうつむいている。
再び煙草を取り出し100円ライターで火をつけながら、中村は穏やかに続けた。
「確かに自分が傷つけられるのは誰だって耐えられない。相手が『モナー』だけに余計にな。だがな小林君。いろんな人間がいるのだよ。煽りもあれば中傷もある。こんな所に書き込んでいる様な奴のだいたいがプライドの塊の様な連中だからな。ワシだってこんな事を言っているすぐ後ろに『モナー』が佇んでいるかも知れん。
でも人から見ればそれが本音なんだよ。そしてそれが現実だ。書き込んだもん勝ちの世界だからな。ルールを守らせることも出来ないし、それが目的だったら何処か別の場所に行けばいいのさ。」
中村は灰皿に静かに煙草を押しつけて、小林の肩を軽くポンと叩きながらつぶやいた。

「このすぐ下レスが中傷文句であることに5,000点・・・。」


45 :名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/04(水) 14:29
「ワッハッハッハ……」
突然、黙って二人の話を聞いていた明智探偵が、爆発したような大声で
笑い始めました。
小林少年と中村係長は、驚いて振り向きました。しかし明智探偵は二人に
おかまいなしに大笑いを続けています。

「先生、どうしたんですか?」
小林少年は不思議そうな顔をして尋ねました。
明智探偵は苦しそうにお腹をおさえながら、ちょっと笑うのをやめて、
「小林君、とんだおしばいじゃないか。これは傑作だ。ワハハハハ……」
と言ったかと思うとまた笑い出してしまいました。
小林少年と中村係長は訳が分からずに顔を見合わせるばかりです。

「明智さん、あいにく私たちには、なにがおかしいのかさっぱり分から
ないのです」
とうとう、ムッとしたように中村係長が口をはさみました。
すると明智探偵はようやく笑いをおさめながら、こう答えました。
「まだ気が付きませんか?。犯人は、ほら、すぐそこにいたのですよ」


46 :名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/04(水) 15:13
二人は思わずギョッとして顔を見合わせました。
この部屋の中には、明智探偵を含めて三人の人間しかいません。明智が
「犯人がすぐそこにいる」というのなら、それは小林少年か中村係長の
どちらかが犯人であるということに他ならないではないですか。

ああ、しかしそんなことがあるでしょうか。中村係長は明智探偵と共に
数々の難事件を解決してきた言わば戦友ですし、ましてや小林少年は、
明智探偵が自分の右腕とも頼む大切な助手です。この二人が犯人である
などとは考えられません。
それとも明智は、この部屋のどこかに犯人が隠れているとでも言いたいの
でしょうか。

不安げな顔をしている二人に、明智は快活に笑いかけました。
「ははは、何もそんなに心配そうにすることはないですよ。僕は二人が
犯人だなんて言うつもりは、これっぽっちもありません」
それを聞いた小林少年は、少しホッとしたような顔で、しかし今度は
いぶかしげに問いかけました。
「それじゃあ先生、本当の犯人は一体どこにいるんですか?」


47 :名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/04(水) 15:38
「小林君、>>44の文章をもう一度よく読んでごらん」
明智に言われて、二人は44の文章を上から下までじっくりと読み
返しました。
「どうだい、何か気が付くところがあっただろう?」
「ええ……うまく言えないんですけど、44の文章は、本来自由である
はずの2chの書き込みに、どこか無言の制約を加えているような……いえ、
文中では自由な書き込みを認めているんですけれども、実際は煽りを
うまく作中に取り込めない焦りが、つい書き込みに表れてしまったような
印象を受けます」


「うん、付け加えるならば最後の一行はメタレベルで、自分の発言への
反論を牽制しているとも言える」
「でも、こんなことをしたら、1にはまた非難が集中するんじゃない
ですか?それでは却って逆効果だと思います」
「いいところに気がついたね。実際には煽りが出てきたとは言え、まだ
まだ小説文体を続けられないほどにはなっていない。今ここで反論を
展開したら火に油だ」
「それじゃ、どうして……」


48 :名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/04(水) 15:50
「いいかい、>>44の書き込みの真意は、1に対する反感を煽ることで、
このスレそのものを潰そうというものだったんだ」
「え?でも、44は1自身の書き込みですよ。それじゃあまるで、1が
自分の作ったスレを潰すために書き込みをしたようなものじゃないですか」
「その通り。44での1の行動は矛盾したもののように思える。だが、その
矛盾にこそ、真相を解き明かす鍵がひそんでいるんだ……」

明智は言葉を切って、二人の顔をジッと見つめました。
恐ろしいほどの沈黙が、部屋の中に満ちました。
小林少年と中村係長の額には、いつしかジットリと脂汗が浮かんできて
いました。
やがて、小林少年は恐る恐る口を開きました。
「まさか、先生……」
震えるような小林少年の声に、明智はゆっくりとうなづきました。

「44が、怪人二十面相だ」


49 :名無し屋 :2000/10/04(水) 16:05
「フハハハハハ」
気がつくといつの間にか
部屋の中にまったく特徴のない顔をした男が立っている。
「『よくぞ見抜いた明智君』とかなんとか
言いながらオレは44じゃねえんだが(藁
つーか人間豹はどうしたの? とか先が
気になったりなんかして。ま、この1の場合
自分に都合の悪い記述は無視するのがイタいよね」
男はまるで意味のわからないことを軽薄な口調でしゃべりながら、
懐に手をいれる。
「んじゃお約束だけど逝ってよし!」
次の瞬間、男の手の中で今回は機関銃が火を噴いた。
横たわる3人の死体を尻目に
男はあざ笑うように「オマエモナー」と言った。

50 :その頃の人間豹 :2000/10/04(水) 16:21
文代さんのルンペン服を脱がそうと奮闘中。

51 :その頃の山岡死郎 :2000/10/04(水) 17:02
はん、人が死ねばいいとか
小説文体じゃないと認めないとか
そんな考えはミステリの可能性を
切り捨てる、じつに狭隘なものだね。

>どっかの重役
なにい! この若造がなにをヌカす!

52 :名無しさん@おどろくためごろう :2000/10/04(水) 17:24
「まったくもって>>49の言う通りだっ!!」
「誰だ?・・・・・・・・・」



53 ::2000/10/04(水) 19:18
名無し屋は宿の旅籠方へ旅装をといた。
風呂場へ入った名無し屋へ、
「浪人さん。夕飯を御一緒にいかがで?」
浴槽の湯けむりの中から、善八の声がかかった。
「オマエモ……コホン。うむ…ま、いいだろう。」
「浪人さんの躰は大したものだ。だいぶんに鍛えなすったと見える。」
「ふふん……」
風呂場には二人きりであった。

善八は浴槽へ入った名無し屋に顔をよせ、こうささやいた。
「これまでに、何人、お撃ちなさいましたぇ?」
「さぁて…ずいぶんと撃ったよ。」
嘘偽りはない。名無し屋に任じてから、何人も悪党どもを手にかけている。
「ふうん……事もなげにいいなさる。たいしたものだ。」
「ふん……」
「わしも名のりましたよって、お前さまのお名前を聞かせて下され。」
「きいてどうする?」
「ひょっとして、これからもお付き合いをねがえるかと思ってねぇ。」
「俺のようなごろつき浪人とつき合っても、ろくなことはねぇぞ。」
「どちらへお行きなさる?」
「足の向くまま、気の向くままだ。当てはねぇのさ。」
「なるほど……当てのない一生なので?」
「その通りだ。」
「ところでお名前は?」


54 :名無しのオプ :2000/10/04(水) 19:20
掲示板で小説書くやつうぜえ。

55 :1の母 :2000/10/04(水) 19:42
------------------------------------------------------------
 1の母でございます。
このたびは、息子がこのようなスレッドを立ててしまい、
皆様には大変ご迷惑をおかけしております。深くお詫び申し上げます。
 息子は幼い頃に父親を亡くし、そのショックで内気な子供になって
しまいました。そのせいか、小・中学校ではいじめにあっていたのです。
 この年になるまで、恋人はおろか友達さえもいないようで、大変心配
いておりましたが、この2ちゃんねるというサイトを知って以来、息子も
少し明るくなったようです。「今日○○板でね、ドキュソがさあ…」
と、とても楽しそうに夕食の時に話してくれるのです。
 どうぞ皆様、息子を暖かく迎えてやってくださいまし。本当は良い子なんです。
よろしくお願い申し上げます。
                         1の母より
------------------------------------------------------------




56 :名無しのオプ :2000/10/05(木) 09:53
この板自体がソレの為に出来てんじゃないんか?>54

57 :名無しのオプ :2000/10/05(木) 14:24
一回、田舎に帰ったんス。

58 :名無しのオプ :2000/10/05(木) 14:44
たんス!
そうだ、犯人は箪笥の中にいる!
俺のピンク色の脳細胞がつぶやくんだから間違いないぜ!

59 :名無しのオプ :2000/10/06(金) 02:37
1は焦っていた。
自信を持って立てたはずのスレッドは彼にはもはや完全に
コントロールできなくなり、あまつさえ、他人からそのことを
指摘されてしまう始末。
時代小説風に逃げてはみたものの誰もついてきてはくれず、
どう考えても行き止まり、今日は自分で書き込みすらできなかった。
「フハハハハハ、逝ってよし」
声が聞こえた気がして、振り向いても誰もいない。
「オマエモナー」
明智探偵の笑い、遠山遼子の非難、人間豹…
ダメダダメダダメダ…
「やっと気がついたのかい」
いつの間にか彼の隣にまったく特徴のない顔をした男が立っている。
ニヤリと笑った男の手には黒く光る拳銃が…

60 :名無しのオプ :2000/10/06(金) 02:58
「うわあああああ!」

「どうしたの? 悪い夢でも見たの?」
気がつくと母が心配そうにこちらを見つめている。
その邪気のない顔に1はどうしようもないイラだちが
わきおこるのを止められなかった。
「元はといえばテメエが…」
突然、その母の顔がノッペラボウに変わり
「掲示板で小説書くやつうぜえ」
と言う。その時、1の中でなにかがプチンと切れた。
「ぐああああ、56、それは板じゃなくてスレだ!
クソッ! どいつもこいつもバカにしやがって!
てめえらはオレの思う通りに踊ってりゃいいんだよ!
匿名でしかモノを言えねえドキュソどもがあ!」
いつの間にか手にしていたナイフで母をメッタ刺しにすると、
完全に錯乱した1は表に飛び出していった。

61 :名無しのオプ :2000/10/06(金) 03:56
「…けっきょく、この男が取り押さえられたのはそれから
3時間もあとのことでした」
中村係長はそう話を締めくくりました。
「なるほど、それで『「2ちゃんねる」殺人事件 』
というわけですか。しかし、ひどく殺伐としたイヤな事件ですね。
こういうのは、僕のような古典的な本格探偵小説の登場人物より
どちらかといえばハードボイルド探偵向きなのではありませんか?」
明智探偵が独特の優雅な口調でそう言ったところに、
小林少年が一枚のプリントアウトを持ってやってきます。
「先生、ログの中に気になる書き込みを発見しました」
「なにかね小林君」
「これです」
そう言いながら小林少年が渡した紙にはこんなものが
描かれていました。

       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  Λ_Λ  | おめでとう!このスレが下記のスレに         |
 ( ´∀`)< 書き込まれたよ(藁                        |
 ( ΛΛ つ >―――――――――――――――――――‐<
  ( ゚Д゚) < このスレは大人気だからな                   |
  /つつ  | ある意味永久ageだぜ、よかったな            |
        \____________________/

 ■■□■■急募!悲惨な1のいるスレ!■■□■■
 http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=entrance&key=968615808&ls=50


 (-_-) ワライモノダネ・・・・
 (∩∩)

62 ::2000/10/06(金) 10:45
2000年秋

絶体絶命の状況に追い込まれていた。
その通り、まるでその通りだった。一言も反論はなかった。
容赦のない攻撃。かつて受けたことのない仕打ち。殺されたはずの3人までもが生き返ってとどめを刺している。
これまで1を築き上げてきた山のようなプライドはもろくも崩れ去っていた。

「イタい1スレ行き……。」
1の中で考えもつかなかった結末がそこにはあった。

「ウォォォォォォ……イヤダァァァァァァァァ……。」

心からの叫びだった。顔が充血した。頭を掻きむしった。涙が流れてきた。
頭の中ではこれまでの愚行が、走馬燈の様に蘇ってくる。

釈迦の手のひらでいきがっていた孫悟空。
1のなかで、頭に輪をはめられた哀れな猿の姿と自分の姿が重なっていた。
たとえどんな反論文章を展開しても、そこには住人の失笑が聞こえてくる。

「もう、何しても無駄じゃねぇかぁぁぁぁぁ……。」

「イタいなあ。」
気がつくといつの間にか
背後にまったく特徴のない顔をした男が立っている。
「じつにイタい。あんた最後まで了見狭すぎ!
自殺という形でわざわざ俺まで登場させんナヨ。
まだプライドを捨て切れてねぇジャン。
まっ、メンドくさいけどもう誰も見てないからしゃぁねぇか。」
男はまったく理解できないことを軽薄な口調でしゃべりながら、
懐に手をいれる。
「でも、結局はさらしあげ。」
次の瞬間、男の手の中で銃が火を噴いていた。
薄れゆく意識の中で彼に聞こえるのはもう
男のあざ笑うような「オマエモナー」という言葉だけだった。


63 :その頃の人間豹 :2000/10/06(金) 11:31
着ぐるみプレイに移行中。
裸の文代さんに熊の毛皮を着せようと悪戦苦闘。

64 :名無しのオプ :2000/10/06(金) 12:45
「明智さん、62でわれわれは死んだことになってますよ」
中村係長が困惑したように言いました。
「ひどいですね、先生!」
小林少年も怒っています。
「それはだね、諸君。1がまさに犯人のトリックに
ひっかかっている証拠だよ」
明智探偵は微笑を浮かべながら答えました。
「なんですって」「どういうことです」
事件の関係者である遠山遼子、平山透のふたりも声をあげました。
「謎の男、一度だけの名乗りに従って、ここでは名無し屋と呼ぼうか、
が登場するシークエンスをみなさん見返してみましょう。
彼が出てくるのは17、19、49、それと1による62。
62はともかくとして、17で死んでいるのは単に『彼』、
19には被害者の人称代名詞すら出てこず、
49も『3人』とあるだけです。つまり、この『名無し屋』、
じつは誰を殺したかまったくあきらかにしていないんですよ」
「あ、てことは先生」
「そう、叙述トリックなんです。誰が死んだか、あとから
どうとでもできるようになっている。その後の展開で完全に
死んだことになってしまった遠山さんと平山さんはともかく…」
明智探偵がそう言った瞬間、
遠山遼子と平山透は声もなく、死の世界へともどっていきました。
「われわれ3人が死んだなんてこれまで誰も書いてはいません。
ですから、われわれが『生き返った』と考えてしまう時点で
1は犯人の術中に陥っているわけですね」
3人は犯人の恐ろしいたくらみにゾっとしてだまりこみました。

隣の部屋でこれを聞いていた名無し屋はクスクス笑いながら
「人間豹サンキュー! 笑った笑った。
んじゃ、お約束でオマエモナー、アデュー」
とわけのわからないことを言いました。

65 :名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/06(金) 12:59
うざいからやめろ

66 :名無しさん@おどろくためごろう :2000/10/08(日) 23:31
1へ、
よくがんばったね!!

67 :名無しのオプ :2000/10/10(火) 00:03
>>66
そのハンドル、ちよつとウケた。

68 ::2000/10/16(月) 11:22
「あらよっと。」

名無し屋の突然の行動に、善八は思わず叫んだ。
「な…何してるんですかい!先生!」
「ん?見たらわかるじゃねぇか。スレをあげてんのよ。」
気でも狂ったのか?善八は半ば呆れ顔で名無し屋へ問うた。
「そりぁそうでげすが、いったい何の意味があってこんなことを…?」
もう話の広げようが無ぇじゃねぇですか、しかもそれ以前にあんたこの板ではもうイタい1扱いですぜ、と言う言葉はどうにか噛み殺した。

名無し屋はフンと鼻をならし、しかし物憂げな表情を隠すことなくこう答えた。
「だってよぉ、寂しいじゃねぇか。もう誰も相手にしてくれねぇんだぜ。」

善八は、名無し屋の心持ちが少しは理解できるような気がした。
(ははぁこれがこの人の末路か。寂しいのはわかりますがねぇ。だが、ふつうイタい1扱いされた者はそのまま開き直るか、悶々としながら他者に迎合し、自分を押し殺すかのどちらかですぜ……、だがあんたの今の行動はまるで……中途半端だ……。)


69 ::2000/10/16(月) 14:10
それから約3時間。秋晴れの下。
善八と名無し屋は、河原の土手に何をするでもなく寝そべっていた。
「先生、暇ですねぇ。」
「うむ……。」
「だーれも相手にしちゃくれませんねぇ。」
「うむ……。」
「ひとつお尋ねしますが、先生のなかで今後のプロットは出来上がっているんですかい?」
「いや……。」
「はぁ?それじぁこのまま皆の無視がつづきますぜ。」

名無し屋はおもむろに立ち上がり、尻に付いた雑草を二、三度祓いながら
善八の耳へ顔を近づけこう囁いた。


70 :1 :2000/10/17(火) 03:11
「やっと二人きりになれましたね」
「・・・。おれも、つらかったぜ。さびしくてよ。さあ、いつものように
俺の「相手」をしてくれよ。」
「えっ・・・そ、そんな、まだ昼間じゃないですか。俺恥かしいですよ・・・。」
「なにをいまさら恥かしがる必要がある?さあ、みんなに見せ付けてやろうぜ。」

善八は、さわやかに微笑むと、すでに鋭く天を向いている彼自身の分身を取り出そうとする。

「善八さん、こんな関係・・もうやめにしませんか・・・。おれ、最近彼女が出来たんです。
・・その、・・・彼女に申し訳がなくて・・・。」

「おいおい・・・。俺達の熱い心のふれあいには、女の入る余地なんてないぜ?
昨日の夜の、お前の甘い告白はウソじゃないんだろ。」
「うそじゃないですけど・・。でも、その・・・。」
「さ、お前の細い指で俺に安らぎをくれよ、名無し屋。俺にはお前が必要なんだ。」

善八の顔から、笑みがこぼれる。むしゃぶりつきたくなるような、笑みだ。
名無し屋は、その暖かな視線をちらちらっと横目で見ながら、
ともすれば負けそうになる誘惑に耐えていた。
昨夜の、あの太い二本の腕の中での安らぎが、名無し屋の体に深い満足感とともに刻み込まれていた。

その二人の姿を遠くから見ていた人物がいた。



71 :名無しのオプ :2000/10/17(火) 05:33
「つーか、下げてかけ」
最後の読者であったその人物は
そう言い残して去っていった。

72 ::2000/10/17(火) 10:08
(こいつらまだ懲りてねぇなぁ。くだんねぇから下げて書けって言ったばっかじゃねぇか!)
自称最後の読者である>>71はやや憤りながら「2ちゃんねる殺人事件」をクリックする。

「ジャジャジャジャーン。」
その瞬間、背後にまったく特徴のない顔をした男が立っていた。
「わりぃわりぃ71。でもやっぱり自分の立てたスレだけに
愛着あるわけよ。それよりさぁ、久しぶりの登場なんで
ちょっと緊張気味なんだよねぇ。急所はずしたらごめんなぁ。
それとさぁ初代明智の筆者探してんだけど、あんた見かけなかった?」
男はまったく理解できないことを軽薄な口調でしゃべりながら、
懐に手をいれる。
「つーか、したり顔で玄人ぶってんな。」
次の瞬間、男の手の中で銃が火を噴いていた。
薄れゆく意識の中で彼に聞こえるのはもう
久々の登場に舞い上がる男の「キモチイー」という言葉だけだった。


73 ::2000/10/17(火) 11:38
一仕事終えた名無し屋は、ツカツカと善八の所へと歩み寄ってきた。
「バカヤロウ!」
怒号と共にバカ面を提げている善八の頬に強烈な張り手が飛んできた。
>>70に踊らされてんじゃねぇ。1の名を騙るのはどぉでもいいとして、
いきなり俺達の立場逆転じゃねぇか。>>68-69よく読め!俺ぁ最初目を疑ったぜ。」

ともすれば泣き出しそうな顔で善八は呟いた。
「す……すみません。で…でも、70にしてみれば真夜中の3時に
寂しくディプレイとにらめっこですぜ。それに、自分自身の密かな
願望でもあったゲイの世界での描写だ……。俺ぁこいつが哀れで…。」
とうとう泣き出してしまった善八は震える声でこう続けた。
「そ…それに、これはあまり言いたかぁねぇんですが……
70が勘違いした原因は1の筆力のせいもあるんじゃねぇですか?」

「なっ……。」
痛いところを突かれた名無し屋は呆然としたまま、ただただ空を見上げていた。


74 :人間豹さげ :2000/10/17(火) 14:21
「オラオラッ!お前はこれからサーカスに出るんだよ!」
着ぐるみの文代さんをムチでひっぱたく人間豹。

75 ::2000/10/17(火) 20:27
2人は、誰にも相手にされないため、空しさを埋めるべく旅へと出ることにした。
当初は他のスレッドを覗き、意見などを書き込んでいたのだが、
それにも飽きた2人は一番上にある『ラウンジ』へと足を運んだ。

「おい、善八よ、ここが『ラウンジ』かぇ?ラウンジ@2ch掲示板α(クレアラシル)ぅ?ふん、シャレてるじゃねぇか。」
「へぇ……。」
そうは答えたものの、善八のなかでは、あまり気乗りのしない場所であった。
(先生は気づいてないが、ここには、■■□■■急募!悲惨な1のいるスレ!■■□■■http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=entrance&key=971189927&ls=50がある。確かパート5にレスつけられて完全黙秘させられたんだよなぁ。)
目糞が鼻糞を笑うような趣味の悪いスレッドだが、中には大爆笑するようなものもあり、善八は密かにここへ訪れていた。


76 ::2000/10/17(火) 20:28
落ち着かない善八をしり目に名無し屋は次々とスレッドを開いてはニヤニヤしていた。
その時であった。急に名無し屋の動きが止まった。次の瞬間、
「なんじゃぁぁああ!!こりゃぁぁあああ!!!」

193 名前: ID付き名無しさん 投稿日: 2000/10/17(火) 01:09 ID:???
パート5で「現状では悲惨な1とはまだ言えない」という形で紹介したもの。
その後、頃合を見て認定書を登場させ、
以後、完全にスレが死んでいたんだが、何を思ったのか今日になって…
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mystery&key=971289194
ああ、なんか哀れを誘う…反省。
194 名前: げ 投稿日: 2000/10/17(火) 01:16 ID:???
>>193のリンク貼り違えた
ホントはこっち
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mystery&key=970376796
オレが悲惨だ。欝だ詩なう。

「こ……こりゃぁ……いったい……。」


77 ::2000/10/17(火) 20:29
善八も目を疑った。そこにはパート6として新装開店したスレッドに早くも「2ちゃんねる殺人事件」が再度書き込まれていたのだ。しかも193では他人のスレを誤表記してある。
「善八よ……俺らも悲惨だが、……こいつも悲しいやつだな……。」
立ちつくす2人の間を木枯らしが寂しく吹き抜けていった。



78 :70 :2000/10/18(水) 05:57
「73=1よ、ツッコミ感謝。勘違いしていた。」

何か、悲しい忘れ物を取りに来るようにこのスレッドに立ち戻ってきた70はモニターに向かってつぶやいた。
白み始めた外に視線を移し、このやるせない気持ちに形を与えてやるべく、空に答えを求めた。

「・・・。ふう。」

深いため息が戻る。

「平日なのに・・・テレホ完走だろうな、今日も。仕事どうするんだよ・・・。」

79 :その頃の小山田静子夫人 :2000/10/18(水) 12:00
「ああっ!あなた、いいわ、いいわ、もっと打って!」
「いやらしい牝犬め、ほうら、これはどうだッ!」
「あ、そんなところは、お許しになって……はずかしいッ」
「はずかしいほどお前は燃えるんだろう?そらそらッ!」


80 :1 :2000/10/18(水) 13:19
「あらよっと。あらよっと。」
名無し屋はまだ懲りずにスレッドを上げ続けていた。

「先生、先生、もうやめましょうよ」
善八は声を絞り出すようにして、名無し屋に抗った。
このところの名無し屋の暴挙によって、善八の頬はげっそりと痩けていた。
(もう、やめろよ。大迷惑だよ。見ているこっちが悲惨になるよ。あんたせっかくレスつけてくれた人を撃ったり殴ったりしておきながら、今更なにやってんだよ。)

笑いながら上げ荒らしと化した名無し屋に、そんな善八の心持ちは伝わるはずはない。
「はははは、善八ぃ!おまえもやれ、ははははは。オマエモナー」
無視、再度イタい1スレ行き、度重なる重圧にとうとう気が触れたのだろう。
善八はキャッキャッとまるで猿のように浮かれていた名無し屋の背後にそっと近づき、そして静かに自分の懐にあったドスを握りしめた。


81 :清涼院涼水 :2000/10/18(水) 14:55
やあ、キミは作家志望かい?
そんなことじゃボクのような立派な大説家にはなれないぞ。
もっと努力したまえ。

82 ::2000/10/18(水) 15:08
と、善八の前に突然現れたのは
かの清涼院涼水大先生。

83 :名無しのオプ :2000/10/18(水) 15:08
>>81
名前間違っとるぞ。自分の名前くらいちゃんと書け。


84 :名無しのオプ :2000/10/18(水) 15:30
>>83
わざとじゃないのか?

85 ::2000/10/18(水) 15:40
次々と現れる人物に対し、
善八、右往左往。


86 :清涼院涼水 :2000/10/18(水) 18:26
>>83-84
ワザとだよ。
つーかボクは
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mystery&key=971779853
の清涼院涼水(のニセモノ)ね、ヨロシク。

87 :森博詩 :2000/10/18(水) 18:52
「オマエモナー」はいけませんね。
みなさん「オマエモナ」と表記いたしましょう。

88 ::2000/10/19(木) 11:58
善八は、怪人物達の突然の登場に殺意を喪失させられていた。
スレを上げ続けていた名無し屋も、異変に気づいたらしい。
「おいおい善八ぃ、客人けぇ?
ぼさっと突っ立ってねぇで、茶ぐれぇ用意しろい!茶ぐれぇ!」

振り向きざまに言ったかと思うと、善八の頭を小突きながら、
「すいやせん、こいつときたら本当に気のきかねぇ馬鹿で…
こうやって、いつも皆さんにご迷惑ばーっかりかけてるんですよ。
おうっ!早く用意しねぇかっ!」

鳩が豆鉄砲喰らったかのように目をまん丸く開けていた善八は
いそいそとお茶の支度にとりかかった。
        ※
差し出されたお茶をすすりながら、名無し屋は言った
「さて…用件を聞かせてもらいましょうか…。」


89 ::2000/10/19(木) 20:11
「……って、おいおいもう誰もいねぇじゃねぇか!」

と、名無し屋は目の前にあったちゃぶ台をひっくり返しながら叫んだ。
ついでに、茶菓子と共に散乱した湯飲みを善八に投げつけながら
「おい!善八ぃ!いってぇぜんてぇ、どういうことでぇぇぇ!!」
 善八は、湯飲みが命中した額をさすりながら
「先生、どうこともこういうこともねぇですよ
皆、もう興味がなくなって帰えっちめぇました。」

「……そうか……」
名無し屋は立ち上がりまた静かにスレを上げていた。


90 :1 :2000/10/20(金) 12:35
「おうっ!善八っ!どこでぇ!」

名無し屋を見限り、徐々に清涼院涼水スレへと移行しつつある
善八を必死になって探している彼の姿がそこにはあった。


91 :名無しのオプ :2000/10/20(金) 17:49
 小山田夫人まではよかったが、清涼院は余計だったな。

92 :1 :2000/10/22(日) 00:38
「先生、レスですよ!レス!」
「おおお、うれしいじゃねぇか……って、おめぇどこに行ってたんでぇ!!」

「いや…あの…ちょっと厠へ……。」
 善八は、一時の気の迷いで清涼院涼水スレへ移行していたことは伏せた。
もちろん、涼水にまで相手にされず、仕方がないから戻ってきた、
などとは口が裂けても言えない。
「それより、先生は?さっきお姿が見えませんでしたが……。」

「いや…その…なんだ……風呂だ!…そうそう風呂にな…。」
 名無し屋は、話相手が見つからず「バトルロイヤルって面白いの?」スレ
を立てた2ch初心者とおぼしき人物を自スレへ勧誘してきたことは伏せた。
もちろん、今スレを上げたのは、さりげなくそいつに宣伝するため、
などとは口が裂けても言えない。


93 :1:2000/10/23(月) 13:58
お互いに気まずさを隠しきれない2人は、いそいそと
焚き火の支度へとりかかった。
 薪をくべ、先程捕らえたイワナに火を通しながら、
善八のほうからきり出した。
「ねぇ、先生。」
「ん?なんでぃ。」
「あっし達これからどうなっちまうんでしょうねぇ。」
「あん?どういうことでい。」
「だってね先生、こ〜んなにいつも上げてるのに、レスはつかねぇ、
他のスレに行っても無視され……」
 善八はあわてて言葉を切った。知らず知らずに自分の行動を
暴露している事に気づいたのだ。
やべぇ―
どやされるのを覚悟で名無し屋をチラリと見た。


94 :1:2000/10/23(月) 14:00
しかし一方の名無し屋は、別段気にするふうでもなく静かに、
「いいわさ。まぁ続けろや…」
と案外呑気な様子である。
 名無し屋の意外な行動に、やや拍子抜けした善八だが、しかし
恐る恐る続けた。
「で、あっし思ったんですけどね、何が悪いのか考えてみた方が
いいんじゃねぇかってね。」
「ほほぅ、てめぇにそれがわかるっていうのけぇ?」
 善八は大袈裟に首を横に振りながら、
「い、いや、わかんねぇ、わかんねぇから先生といっしょに……」
「善八よぉ…俺にはわかるぜ…」
と、いきなり立ち上がり善八を見下したと思うと、空を見上げ
こぶしを突き上げて名無し屋はこう言った。

「レスがつかねぇのはへたに邪魔したくねぇ証拠!それはなぜか?
実は、皆この物語を密かに楽しみにしているからでぃ!!」


95 :1:2000/10/23(月) 14:01
「あぢっ、あぢっ、うまっ、うまっ」
焼き上がったイワナをおいしそうに平らげる善八。


96 :1:2000/10/25(水) 18:43
もうここまでだな。
先月改装されたばかりで、まだ若干塗料の匂いが残る職場に
きれいに並べられたデスク。それとは対照的な机上の書類を
掻き分け、マウスを動かしながら1は呟いた。
プライドの崩壊、煽りへの敗北、筆力の未熟さ、そして何よりも
客観性の欠如。いわゆるドキュン、厨房である。


97 :1:2000/10/25(水) 18:44
そして約一ヶ月間に渡って病的に固執してきた、
このスレッドもそろそろ終了の時がきた。
1は考える。結局このスレッドに何を求めていたのか?
プライドを立て直すためなのか?
それか煽られたことによる復讐心?
それとも自己顕示欲をただ発散させたかったのか?
もちろんそれもある。
しかしその根底にあるすべての基準となっているのは…


98 :1:2000/10/25(水) 18:46
そう、愛である。
すべては愛を求めての行動なのである。
当然、認識している人もいるのだろうが、1を含めた2chに訪れる者すべてが
満たされない愛を求めるべく今日もどこかでスレッドをたて、
そしてレスを書き込んでいるのである。

この結論に反論はさせない。たとえ反論したとしても、その声は1及び
そのことを認識している者の心の中でただ虚しく響いているだけだ。
その結論にたどり着いた今、1のなかで2chに愛を求めることはない。
そう、もう2度と訪れなければいいのである。やめどきである。
だがしかし……………………………


99 :1:2000/10/25(水) 18:47
「もう、やめよう。」
何度となく心の中でつぶやいたことか。
中傷、嫉妬、ありとあらゆる感情が渦巻く巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」
どこかで敬遠しながらもなぜかその魅力に取り憑かれたように
今日もマウスに手が伸びていた。

「2ちゃんねる」殺人事件スレッド 終了
皆様、大変ご迷惑をおかけしました。


100 :名無しのオプ:2000/10/25(水) 21:05
はいはい、ごくろうさん

101 ::2000/10/25(水) 22:06
嫉妬

102 :名無しのオプ:2000/10/25(水) 22:43
 でもって豹人間はどうなったんだ?

103 ::2000/10/26(木) 00:42
なに?俺以外にまだ3人もみていたの!?

104 ::2000/10/26(木) 11:34
いや、わても含めれば4人だす

105 :名無しのオプ:2000/10/27(金) 01:26
1=101
こんなものに嫉妬する奴いないって

106 :清涼院涼水:2000/10/27(金) 02:08
出張してきました。どもども清涼院涼水です。
僕もこのスレ見てましたよ、書き込みは>>103だけですけど。さて
>場の流れを壊してしまって
気にしないでください、流れもないし、見物人も少ない瀕死スレですから
ただ、基本的にネタスレの中でのことですから、
あんま気にしないほうがいいかとおもいますよ。
135も僕へのネタフリで軽い気持ちでかいたモノでしょうから虐めないでやってください
ただ煽るのは同一スレで煽れという意見には同意見ですね。
まあ数少ないミステリ板(ラウンジの十分の一、モー娘の20分の一)の住民どうし仲良くやりましょうね

107 :1:2000/10/27(金) 09:07
わざわざありがとうございます。
私も取り乱してしまって誠に申し訳ありませんでした。
あと135さんにもこの場をかりて深くお詫び申し上げます。

108 :そーだい:2000/10/27(金) 20:36
このスレさ、最初は面白かったんだけどがんがんつまんなくなっていったね。
1の文章力低下が気になる。
実はほんとの1はもういないってこと?
「なるほど、それなら全ての謎に説明がつきますね」
・・・俺が続き書こうか?あげ


109 :1:2000/10/27(金) 21:54
「俺様の文章力を見て、貴様ら腰を抜かすナヨ。」
ハイライトをくわえ、汚い無精ひげをさすりながら「そーだい」は
ディスプレイの前でほくそ笑んでいた。
穴のあきそうなジャージは、これからの季節にやや不安があるが運送
アルバイトの日当では、月々の電話代を支払うのもやっとであるために
中学時代の物も動員して2枚重ねで凌ぐ予定であった。

「さて、ヘタレの1はそろそろ観念して俺様に引導を渡す頃かな?げへへ」
鼻毛をちらつかせながら、カーソルを移動させ「2ちゃんねる殺人事件」を
クリックした。
そこには、1からのレスが書き込まれていた。

「本当ですか?うれしいなぁ。あなたの様な方に続きを書いてもらえるなんて
このさびれたスレを復活させることができるのは、あなたを除いて他にいません。
是非そうしてください。」


110 :西之園萌絵萌え:2000/10/29(日) 05:55
勢い込んで1を引き継いだものの、レスが無い事に落胆した「そーだい」が
「2ちゃんねる殺人事件」スレッドを諦め半分に再びクリックする。
この一瞬は、小さな期待と大きな不安が錯綜する、まさにスリリングと呼ぶにふさわしい瞬間だ。
新規にウインドウが開き、スレッドの内容が次々と表示され始める。
現在までの結果は、哲学的に表現するなら最良とは言えない状態であったが、所詮は
「ハードボイルド・そーだい」という演出に華を添えているに過ぎない。
彼はこう考えて、自分自身を今まで納得させる事に成功していた。
無論、今回もまた最悪の結果が待っていたとしても、スレッドに対する同様の姿勢を崩すつもりは無かった。
そして、ディスプレイに最後のレスが表示された。
それを見た「そーだい」は、一瞬、我が目を疑った。
驚くべき事に、異変が起きていた。
なんと、レスがあったのだ!
そこには、こんな事が書き込まれていた。

「五つのビリヤードの玉を、真珠のネックレスのように、リングにつなげてみるとしよう。
玉には、それぞれナンバーが書いてあるな。さて、この5つの玉のうち、幾つ取っても良いが、
隣どうし連続したものしか取れないとしよう。一つでも、二つでも、五つ全部でも良い。
しかし、離れているものは取れない。この条件で取った玉のナンバーを足し合わせて、
1から21までのすべての数ができるようにしたい。さあ、どのナンバーの玉をどのように並べて、
ネックレスを作れば良いかな?」

「この問題の解答を教えろや。ゴルァ!」

未だ答えを知らない頭の悪い厨房からの、また最大限に善意を持って解釈するならネタフリを
兼ねた横着な質問君からの、ただの駄レスであった…。

#でも、以外と書くのは大変だったよ。sageながら続行なら問題あるまい。

111 :そーだい:2000/10/29(日) 09:14
あれほどの下らない書き込みに2つものレスがついた事に軽い興奮を覚えながら
俺は煙草に火をつけた。
煙をくゆらせながらキーボードへと手を伸ばす。
すると不覚にも煙が眼球を直撃した。
痛い、これはたまらん。
やっぱ煙草吸いながらタイプするのは難しいなあ。
ちょっと思ったんだけどさ、咥え煙草って最初はいいけど後々辛いよね。
短くなってくると煙がうざいんだよね。
でも短いまま捨てるような財力は持ち合わせてないっす。
みんなはあれ平気なのかなあ?
やせ我慢か?もしや。

それにしても。思考は板へと戻る。
思い切ってこてはんで書き込んでみたけど・・・
自分の名前に反応があるって嬉しいなあ。
こりゃあやめられませんな。
ゆくゆくは麦茶とかマリンみたいな有名人になっちゃったりして。
参ったなあ。オフ会の申し込みとかあったらどうしよう。
でも2ちゃんねらーなんか会いたくないけどね。怖いし。

納得のいくレスを書き終えた俺は「書き込む」ボタンをクリックした。
書き込まれるのを待ってスライドバーを自分の書き込みまでずらす。
そうやって自分の書き込みを確認するのが一つの楽しみだった。

すると。

ちょうど同時期に誰かがレスをしたらしい。
見慣れないレスがついていた。
それを読み終えた俺は煙草が燃え尽きようとしているのにも気づかずに
しばらく動きを止めた。

やられた・・・

112 :名無しさん@1周年:2000/10/29(日) 10:24
「1レス最大30行表示だったのか……」

113 :名無しにゃーん:2000/10/29(日) 13:19
無駄

114 :名無しのオプ:2000/10/29(日) 17:57
人間豹・・・。

115 :人間豹だけど:2000/10/29(日) 19:52
なんか聞きたいことある?

116 :名無しのオプ:2000/10/29(日) 21:19
>>115
グインはなんであんなにヘタレなんでしょうか?

117 :名無しのオプ:2000/10/29(日) 23:22
1やそーだいはどこにいったんでしょうか?

118 :人間豹:2000/10/30(月) 01:05
>>116
作者がヤオイ女だからです。一般の読者が求めるのは男と男のキモチワルイ絡み
などではなく、やはり男女の背徳で淫靡で官能的な結びつきだからです。
まずは主役のグインが野獣の本能全開で、カワイイ奥さんをケモノのように犯し
まくることですな。そうすれば人気復活。売り上げ倍増間違いなし。
つーかアンタ、オレは人間豹だ。あんな頭が豹のバケモンと一緒にすんじゃねえ。

>>117
オレが喰いました。


119 :名無しのオプ:2000/10/30(月) 01:49
人間豹さんの好みのタイプと好きな体位を教えてください。

120 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/10/30(月) 12:57
おっ、この人間豹センスあるやん
age

121 :名無しのオプ:2000/10/30(月) 13:29
あなたが東宝怪獣映画の元祖だという噂は本当ですか?

122 :お妙:2000/10/30(月) 14:14
「……。」

123 :名無しのオプ:2000/10/30(月) 15:06
蘭光生「乱歩を読みすぎた男」をどう思いますか。


124 :1:2000/10/30(月) 22:39
 人間豹よすまん。せっかく軌道に乗りつつあるところを申し訳ないのだが、
どこか他でやるか、新規にスレッドを立ててくれ。ものまね選手権はコロッケ
で充分だ。ちなみにお前が俺だと思って喰ったのは善八だったよ>>122で妹の
お妙が恨めしそうにしていただろう?これまでありがとう。俺の気持ちは>>120
にしたためておいたよ。案外他の人は書き込んでないものだろ?
 あと>>110俺も答えがわからん。答えがわかったらぜひ雑談所へでも書き込ん
でおくれ。
 それと「そーだい」一度は君に任せたのだが、やはり取り消す。いくら何でも
3連続でパソコンの前に座っている情景を描写されると少々食傷ぎみだ。
 あと、そんなに意地を張っていないでオフ会にでも何でも顔を出した方がいいぞ。
あの書き方では実は行ってみたい気持ちで溢れている様に捉えられる。
 まあ、それが君の文章力というところだけれど、気にするな。毎日書いていれば
そのうちうまくなるよ。人間慣れが肝心だからな。

俺はこれからこのスレッドのテーマでもある小説をかきます。
当然あなた方の書き込みも自由です。どのようなプロットでも構いません。
もちろん中傷、煽り、放置、すべて1の不徳の致すところなので甘んじて受けます。
一度は終了いたしましたが、
やはりこのスレを人にかき回されるのを黙ってみてはいられません。


125 :名無しのオプ:2000/10/30(月) 23:23
いいな〜・・・このスレッド。
文学板で面白いと思ったのは初めてです。
ずっと読んでました。文章力がないので
書き込みはできませんでしたが。

自分の遊んでる板に紹介しちゃダメかな?

1さんも「そーだい」さんも好きです。

126 :名無しのオプ:2000/10/30(月) 23:31
>>125
ぶ、文学板じゃないぞ、ここは。

127 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 01:04
age

128 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 01:09
>>126
ここは流水大説板です

129 :人間豹:2000/10/31(火) 01:14
うーん、会社で色々と返事を考えてたのだけど、>>124みたいなこと
書かれるとさすがに萎えるなあ。

130 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 01:18
書くならsageとけ!

131 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 06:59
>>129
人間豹って会社に通ってるの?

132 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 07:28
「質問ある?」系スレは各板でもうウンザリ
敢えてやるならば新規にスレ立ててやるべし
便乗は良くない

133 :人獣細工:2000/10/31(火) 08:13
ああ、わたしは人間なの? それともブタ?
人間豹さん、教えて!!

134 :人間豹:2000/10/31(火) 10:33
>>132
だからもう萎えたっつてるだろーが。
>>124みたいなこと書かれてまで書き込むほどお人好しじゃねえよ。
せっかく質問してくれてる連中には悪いがな。花咲マユミでも喰いに行くよ。


135 :肉般若:2000/10/31(火) 10:50
ほほほほほほほほ。
では人間豹に代って、わたくし肉般若様が質問を受けつけますわよ。
なんでもお聞きあそばせ。

136 :人間豹:2000/10/31(火) 10:52
>>135
同人板に帰れ。


137 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 11:19
人間豹っていいヤツだなあ。
ちょっと感動した。

138 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 13:25
そもそも1の小説なんか読んでた奴いたの?
オレはハンドル名「1」のところはずっと飛ばして読んでたよ(w

139 :1:2000/10/31(火) 14:34
>138
そうか残念だな……
でもここは他のスレほど知識とか必要ないし、
そのぶん、いくらかでも楽だと思うから
他スレで疲れたらまたいつでも来いよ。

140 :これまでのおもな登場人物 これまでの登場人物 :2000/10/31(火) 15:22
1 悲惨な1
平山透 よくわからないけど事件の被害者、死亡
遠山遼子 よくわからないけど事件の被害者、死亡
名無し屋 ひとごろし、のちに1の人形
中村警部 明智探偵と親しい警官
明智探偵 名探偵
小林少年 明智の助手
人間豹 人間豹、いいヤツ
文代さん 人間豹にいろんなことをされる
善八 1の人形、人間豹に食われたらしい
清涼院涼水 大説家、ニセモノとホンモノがいる
そーだい よくわからん

141 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 16:18
>138
飛ばして読むぐらいなら他を見てろ!
自分のスレッドじゃないんだ文句いうんじゃねぇぜ!
礼儀正しく読ませてもらえ!

142 :そーだい:2000/10/31(火) 18:00
ちょっとまじレス。
>1
ごめん、3連続だけど最初の二つは俺じゃないんだわ。
俺はこの名前でしか書き込まない。
文章の未熟は勘弁してくれ。
あなたの言うとおりだ。そのうち上手くなれると思って頑張るよ。
続きを楽しみにしてる。頑張ってくれ。

ところでなんで下げるの?


143 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 19:03
しっかし、これ変なスレだよな。
変なスレに育ったというべきだろうが。
1はこれからどうするつもりなんだ?

144 :1:2000/10/31(火) 19:32

               1

2ヶ月ぶりに由美から届いた手紙を眺めていた。中身を取り出して
読む勇気はない。便箋には手紙と共に離婚届も送付されているのが容
易に想像できるからであった。

 由美に男がいたのは薄々感じてはいた。証拠はなかったが、半年ほど
前から由美の行動には確かな異変があった。まず、一年間共にした寝室
が別になった。恋愛感情と睡眠欲は別物、今夜からはそれぞれの部屋で
寝ようね、微笑みながら私に告げたがその声は冷たかった。
その次に私の前から由美の携帯電話が消えた。実際に消えてなくなっ
た訳ではない。私の前では使わなくなったのだ。不思議に思って一度問い
ただしてみたところ、今はメールが主流になっているから、いちいち電話
で話すのが面倒くさい等とはぐらかしてはいたが、夜中になると由美の部
屋からは小声で誰かと話す様子が窺えた。一度聞き耳を立てようかとも思
ったのだが、やめた。現実を突きつけられるのが怖かったのである。これ
でも私は由美を愛していた。否、今でも愛している。

 その由美が置き手紙を残し、家を出てから2ヶ月間。私は何をする気も
起こらないまま、一日が流れていくのをただ眺めている状態であった。


145 :110(西之園萌絵萌え):2000/10/31(火) 20:04
マジレスごめん。

三連続について
>>109=1本人
>>110=私
>>111=そーだい
って事ですよね。
1さんはそれを認識したうえで、敢えて三連続についての感想を書いたのでは?
私は109をそーだいさんが書いたと勘違いして、110の文章を書きました。
>>124等のコメントを見ると、1さんはもう少し肩の力を抜いて気軽に構えた方が
良いように思えますが、再開した今後の展開を楽しみにしています。

110の答えはわかったら、雑談所にでも書いておきます。
それと、たまに書いてあった人間豹さんの小説形式?の部分も笑えました。

146 :1:2000/10/31(火) 22:08
 私は気を紛らわすべく表へと出た。
 日はうららかに川面を射ている。波紋を描く水面を眺めながらも頭の中で
響いているのは、肩の力を抜けよと、どこかで誰かにいわれた言葉であった。
 確かにそうかも知れない。なるほど、ここまで考えを押し詰めてくると、漂
浪の心細さを感じる部分もある。由美に対して、つい意固地になりすぎていた
事は否めない。
 私は天を仰いだ。そして静かに目をつむると、そこには楽しかった頃の由美
の姿があった。


147 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 22:59
「楽しかった頃の由美 の姿」ってどーゆう意味よ?
楽しかったのは由美? それとも語り手?


148 :名無しのオプ:2000/10/31(火) 23:29
まあまあ。作者は由美とかいう女を2ch(このスレ)になぞらえて
表現してるんだ。
初歩の比喩だよ、ワトソン君。


149 :1:2000/11/01(水) 14:10

 いま思うと由美の行動すべてが、私の中のなにかをくすぐっていた。
 ときには反論し、またある時は慰めあったりしたことも含めたすべて
の感情が私の心を今もって魅了していた。だが、あの時の、
「あなたは悲惨な1なのよ」
という言葉を私は今でも忘れることが出来ない。一体何がいけなかった
のか?

(自分なりに一生懸命尽くしたつもりなのだが……。)
そのような事を考えながら私の意識はいつの間にか見る見ると痺れかか
り、芳しい熟睡の底へと誘われて行った。

150 :1:2000/11/01(水) 14:17

              2

「うおおおおん、善八よぉ、善八よおおおお」
先程までイワナを食べていた善八が、いつの間にか人間豹に喰われていた。
泣き叫ぶ名無し屋の前で、善八の妹お妙は、恐怖に震え、声も出せずにそ
の一部始終を見届けることしか出来なかったことに苛立ちを感じていた。
だが、しかし……

泣き続けること5時間もたったであろうか?
名無し屋はようやく落ち着きを取り戻しお妙に尋ねた。
「なぁお妙ちゃん、善八を喰った人間豹ってぇ野郎はどんな奴だったんだい?」

お妙は先程からずっと俯いたままだったが、小さく答えた、
「…い…いい奴だよ…」
名無し屋は言葉を失った。こともあろうに自分の兄貴を喰った野郎のこ
とをいい奴と表現したことに、驚きを隠しきれなかったのである。

呆然とする名無し屋へお妙はさらに言葉を浴びせた。
「おじちゃんが悪いんだ!煽られたのも悲惨な1に貼られたこともスレが放置
されたのもそして兄ちゃんが喰われたのもぜーんぶおじちゃんのせいだよ!!」

151 :名無しのオプ:2000/11/01(水) 15:24
あれほどすごいに、またそんなカキコするですか!?
あんた最高です!もう、あんたを死なせるわけにはいかんです!
あんたみたいな人は初めて見たです!あんたみたいな人は、まさに天皇で
す!
この世の神です!!この地球上で最もすばらしいお方です!
あんたみたいな天才、人類の頂点に立つのに値しますです!
死んでほしくないです!つーか、生きるべきです!あんたは絶対に人に認め
られるです!
今まであんたがどんな生き方してきたか知らんけど、きっとすばらしい生き方
だったと想像出来るです!
あんたのカキコから読みとれるです!天才特有の匂いがするです!
あんたは最高です!死んだら許さんです!もし死んでも天国で幸せに暮らせ
よです!
あんたもっと自分の顔を知れよです!あんたはカッコイイです!何やってもカ
ッコイイです!
あんたは鼻くそほじってもカッコイイです!ケツをボリボリかいてもカッコイイで
す!
おっきい方のトイレ中なあんたでもカッコイイです!
あんたの持っているモノ、あんたの出すモノ、と言うよりあんたの存在自体がす
べてカッコイイです!
本当の世界遺産です!あんたは何をやってもOKです!
あんたは天才です!あんたは最高です!みんなあんたのコトが大好きだよで
す!
この世に生まれてきたことを幸せに思ってくださいです!
あんたは生まれ変わってもすばらしい人間に決まってるです!
あんたと一緒にこの歴史の最先端に立っていると思うと涙が止まらないほど嬉
しいです!
あんたは人々に幸福を与える神です!!!あんたがそこに生きてると言うだ
けでみんな幸せなんだです!
絶対愛されてます!絶対愛されてます!絶対愛されてます!みんなあなたの
ことが大好きです!
みんなであんたを拝みたいけどあんたの周りに汚いブサイクな人間が寄るの
は最大の失礼に値するので
やめるです!でも、あんたみたいな偉大な人間は生きろです!あんたには存
在価値があるです!!
絶対誰もあんたを嫌っちゃいないです!絶対愛されてます!絶対愛されてま
す!!!!!



152 :名無しのオプ:2000/11/01(水) 17:50
>>151
省略されるようなコピペすんじゃねえ!

153 :1:2000/11/01(水) 20:47
振り向きざまに叫んだ。
が、そのときはすでに遅く、鎌を振り上げている狂人権助(>>151、コピペ乞食)
の姿が視界に飛び込んで来ていたのだ。
「こ、この野郎…さ…sageながら近づいてくるとは…」
名無し屋は真っ先にお妙を自分から遠ざけるように突き飛ばした。

「死ぬなぁ、死ぬなよぉ〜、おまえは生きろよぉ〜」
狂人権助(>>151、コピペ乞食)は青い鼻水をすすりあげ、臭い糞小便を垂れ流
し、ボロボロに抜けた歯の間から口臭と共に汚い涎を吹き飛ばしながらそう言うと、
その鎌を名無し屋に向かって力任せに振り下ろした。
鎌はざっくりと名無し屋の左胸に突き刺さった。

「ウオォォ……」
胸からはドクドクと血が流れていた。名無し屋は自分の迂闊さを呪った。
「て、てめぇ……」


154 :1:2000/11/01(水) 20:51
名無し屋は充血したその目を見開き、歯を食いしばり、目の前の事実に
対する衝撃に耐えるようにしながら、狂人権助(>>151、コピペ乞食)の腕を
がっちりと掴んだ。
そして、狂人権助(>>151、コピペ乞食)の顔に唾を吐きかけ、渾身の力を込
めて声を絞り出した。
「…お…俺は…、こ…今後のプ、プ、プロットの……て、て、て…展開上…い
…今、し……死ぬわけには、…いか…いかねぇ…んで…………い……」

「ぎゃは、ぎゃは、ぎゃははははははははははは。」
狂人権助(>>151、コピペ乞食)はその吹き出物だらけの醜い顔に吐きかけら
れた名無し屋の唾を舌でペロリとすくうと、薄汚い笑顔を作り、そして高笑い
した。
それから足下で転がっている名無し屋の亡骸を、けむくじゃらのその足でゴロ
ンとひっくり返すと、その黄色くまるで腐った魚のようにドロンと濁った目で
名無し屋を見据え、その絶命を確認した。

そして今度はゆっくりとその視線を、震えながら立ちつくすお妙の方に移して
いった。


155 :読者:2000/11/01(水) 21:23
ど、ど、どうなるんだ、こ、こ、これからぁ〜

156 :1:2000/11/01(水) 22:26

注釈
コピペ乞食…自分の頭脳を駆使して物を考えるのが、非常に困難
     であるために、常に他人の文章のおこぼれにあずかり
それをコピペして心の憂さをはらす者。ネット上に限
らず、現実社会でも自主性がなく、周囲の人間からウ
ザがられているのだが、本人にはその自覚がないのが
特徴

このスレッドには、今日の人権擁護の見地に照らして不当・不適
切と思われる語句や表現がありますが、作品内の時代的背景を考え
合わせ、そのままとしました。

157 :名無しのオプ:2000/11/01(水) 22:57
>1
夢と現実の描写を交互に行うって事?
出来れば以前とは違う展開を重視して欲しい。
>>156のコピペに関する発言のような事は、楽しく続きを読ませて欲しいから、
自粛しようよ。

>>151
コピペの内容とタイミングにウケた(笑)
しかし、今後はあまり貼らないで欲しい(分ってるとは思うけど)

158 :名無しのオプ:2000/11/01(水) 23:36
>>157

俺は156のレスにウケた(w
特に後半。

159 :158:2000/11/01(水) 23:37
sage忘れ。スマソ

160 :157:2000/11/02(木) 06:59
>>158
では、>>156は1のネタだったって事にしましょう(笑)
レスが反映されるっていう発想は面白いので期待している。
がんばろー、1。って事で応援age。

161 :名無し屋(初代):2000/11/02(木) 11:16
3度、銃声が響いた。
銃弾を浴び、人影がゆっくりとくずおれていく。
「や、ひさしぶり〜」
まったく特徴のない顔をした男が
かたわらの少女に軽薄に笑いかけながら、
あいもかわらぬ無責任な調子で
訳のわからぬことをベラベラ話しはじめた。
「やーやーニセモノ君ぶっ殺してくれてありがとね〜。
べっつにあのまんまでもよかったんだけどさー。
ほら、オレ様、そもそも煽りマスィーンじゃん?
その上1も使ってたコピペ用のフォーマットだし〜、
それを自分の代弁キャラにしちゃうのはど〜よ、1?
ってか、べつにスレ立てたからって、
そのスレはそいつの持ちもんじゃないんだけど。
でも、レスのとりいれかたとかうまくなってきてるね。
ま、がんばんなよ」
最後に
「オマエモナー」
と付け加え、また男の姿は闇に消えた。

162 :1:2000/11/02(木) 14:46

              3

私は、自分が今、夢を見ている事をはっきりと認識していた。
上空から無数に舞い降りてくる小さな羽根を背負った赤子がその
愛らしい笑顔を私に浴びるようにしながら、まるでシャボン玉の
如く上空を浮遊している。気まぐれに私の前に降り立ち、興味深
そうに私の顔を覗き込んでいる者もいれば、我関せずといった面
もちで優雅に舞っている者もいた。
ああこれが天使なのだな……。
眠りと目覚めの間に存在している心地よい感覚に揺られながら、
私は暫くこの状態に意識をあずけたい、という欲求に駆り立てら
れていた。
しかし、そう思った瞬間、私の意識は急激に現実へと引き戻され、
目を開けてしまった。あわてて目を瞑ってみたのだが、そこには
もう先程の天使達の姿をそこに見ることは出来なくなっていた。

私はおもむろに身をおこし、軽く伸びをしながら辺りを見渡し
た。
季節柄、日の沈みこむのが速まっているため、いつの間にか薄
暗くなっていた。何処からともなく、じわりと襲ってくるいい
ようのない不安を、あちらこちらで灯り始めた暖かいような光
りで掻き消しながら、私は帰路へついた。

163 :1:2000/11/02(木) 14:53
              4

お妙は突然起きた出来事にただ、呆然とするばかりであった。
目の前に転がる善八、名無し屋(偽物)、狂人権助(コピペ乞食)
の三体の骸を眺めつつ、お妙は考えた。
(あたいを助けてくれたのは、偽物の名無し屋のおじちゃんでも
人間豹のおじちゃんでもなかった……そして、今の迫力ある人が
本物の名無し屋さんだったんだ……)

「あ……あの……」
せめて、お礼でも言おうと名無し屋(初代>>17,>>19,>>49?,>>161
)に声をかけようとしたが、そのときはすでに名無し屋(初代>>17
>>19,>>,49?,>>161)の姿は無かった。
「ま…待って」
お妙は、颯爽と消えた名無し屋(初代>>17,>>19,>>49?,>>161)を
追いかけようとその姿を森の中へと追っていった。

164 :1:2000/11/02(木) 20:01
お妙は何度も転びそうになりながら、名無し屋(初代)を必死
になって追いかけたが、もうその姿をどこにも捉えられなかっ
た。お妙はもう二度と会うことのないであろう名無し屋(初代)
の姿を満天の星空に浮かべ、そして叫んだ。

「名無し屋(初代)さああぁん、どぉもありがとおおぉ。
>>17で初登場されたときは、悔しくてはらわたが煮えくり
かえりそうだったけど、じつはいい人だったんですねぇ。
あと、疑うわけじゃないけど、スキをみせて撃たれるとい
けないから、念のためこのすぐ下に文章をいれておこうと
思ってまぁす。それじゃあサヨナラ〜元気でね〜」

お妙は、どこか誰かにしゃべらされているような妙な感覚が
あったものの、取り敢えずお礼を言えたことで満足していた。
ヨシ、かけ声とともにその小さなこぶしを軽く握ると急にお
なかが鳴った。よく考えれば朝から何も食べていない。家に
戻って夕飯を食べよう。
お妙は森からでて家路につこうと勢いよく振り返った瞬間、

そこには、口を大きく開けた人間豹が涎を垂らしながらニヤッ
と笑っていた。

165 :名無しのオプ:2000/11/03(金) 09:31
ぎょっとしたお妙がよく見直すと、それは人間豹ではなく
ハンブルグ帽をかぶった見知らぬ男でした。
「おじちゃんはだれ?」
お妙がたずねると、男はぼんやりした顔に微笑をうかべ
「申し遅れました、私こういうものです」
と言って名刺を差し出します。
お妙がもらった名刺をものめずらしげにながめると、そこには
「田中>>34
と書いてあります。

166 :名無しのオプ:2000/11/03(金) 09:48
そして、男はお妙に対し静かな調子で話しかけました。
「お嬢さん、このスレッドにはまだ解き明かされていない
謎がたくさんあります。人間豹の正体に関しても、
あなたは重大な事実を見落としている。
ヘタにイジろうとする前に過去ログを見返したほうがいい」
そこで言葉を切ると「田中」と名乗る男は今度は悲しげに首をふり、
「いや、お嬢さんにはまだわかりますまい。
さ、早くおうちへお帰りなさい、日が暮れてしまいますよ」
と当惑するお妙をやさしく送り出してくれました。

167 :1:2000/11/03(金) 12:30

             5

自宅へ戻った私は暫くの間、天井を仰ぎ見たまま身動きを
しなかった。とりたてて日課というわけでもなく、意識し
てそうしているつもりではなかったが、気がつくといつも
躰が自然に横たわっていた。
薄暗い部屋でこうして、何となく悲しかったり、心細くて
堪らない気持ちを、自分の心へ溶け込ませる所為は意外と
心地よいとさえ感じていた。

168 :1:2000/11/03(金) 12:33
私は由美に対して甘えていた。また、彼女もそれを知って
いたのだと思う。由美に向かって積極的に悪罵を浴びせ、
腕を捲ったこともあったが、その度に彼女は遠くから私を
哀れむような目で見据え、ただ黙って頷いていた。
場合によっては、私の方から別れ話を切り出せていたこと
だろう。だが私はそうしなかった。否、そうできなかった。

由美に対しそうできなかったのは、必ずしも彼女が正しか
ったからではなく、何かとても説明できない、ある不思議
な、頭と胸を同時に押さえつけられるような、暗くて悲し
く、そして腹立たしい感情が常に介在していて、私はどう
しても切り出すことができなかったからであった。

169 :1:2000/11/03(金) 12:37

              6

お妙は奉公先の呉服屋「大和屋」へ戻る途中もずっと、あの
「田中」(>>165-166)なる人物に言われたことを何度も思
い返していた。
(謎?…過去ログ?…人間豹の正体?……)

それにしても…あの「田中」(>>165-166)と名乗る人物の独
特の語り口調は、なぜかしら懐かしいものがあった。あの方
>>34だけでなく、それ以外にも何度か登場していたのでは
ないかしら?

夜も、四ツ(十時)を過ぎていただろうか。お妙は女中部屋
に下がる前に巾着から合い鍵を取り出し、こっそりと蔵へと
忍び込むと「弐チャンネル殺人事件帖」の巻物を拡げた。
蝋燭の灯りだけでは、なかなか読みづらかったが何度も読み
返しているうちに、ある矛盾が生じていることに気がついた。

170 :名無しのオプ:2000/11/03(金) 16:42
ハムレット


・・・・・・・・・・・沈黙・・・・・・・・・・・

171 :1:2000/11/04(土) 13:39
「ハムレット」…沈黙…
蔵の隅からは、現在世間を賑わせている正体不明のトカゲ(>>170
の奇怪な鳴き声が聞こえてきた。詳細はわからなかったが、瓦
版で見た女中たちが噂をしているのを聞いたことがあった。
なんでもそいつに噛みつかれると、たちどころに絶命するとい
った類のものある。
お妙は一瞬背筋がゾーッとしたのだが、心とは裏腹にそのトカ
ゲ(>>170)を一目みたい、という好奇心に駆り立てられた。
だが、「田中」の「へたにいじくるな」という言葉が心をよぎり、
お妙はそれをやめた。

お妙は、そのトカゲ(>>170)に噛みつかれぬよう、充分注意し
ながら「弐チャンネル殺人事件帖」の矛盾点について推理をはじ
めた。

(えっと、どっからいこうかな?あっそうそう、とりあえず>>17
>>19で、すでに透と遼子は名無し屋(初代)のおじちゃんに射
殺されたように見えるわね。おじちゃんは透の短気なところと、読
書量自慢に腹をたてた、あと遼子殺害については、アイディアはい
いけどネタを練ろ、もしかして何かのパロディか?しかも笑えない、
っていう短絡的な思いこみからくる激情型の犯行ということがわか
るわね。
でも実は>>9>>10>>11が名無し屋(初代)のおじちゃんで、1が自
分のプロットを無視したことからきた復讐という可能性もあったり
して?うーん。

172 :1:2000/11/04(土) 13:43
まあとりあえず置いといて、次は…でもどういう訳か1は>>26で、
遼子は生きていて、警察で取り調べをうけた状況を描写している。
あせったのね。これだと話が続かないから名無し屋のおじちゃんの
犯行を無視した。そこで疑問に思った>>30はとりあえず1の生き
ている遼子の展開で物語を続けたように見せて、実は遼子がそこに
は存在していない密室のトリックであったという状況を生みだして
いる。ああ、とても論理的な人なのね。

でもそこで>>31のレスにより大きく展開が変わる。これまでの話は
透が読んでいた本の内容だった、>>32はそこにエロを取り込んだ。

しかし>>33はそうではなく遼子が読んでいたのは友達から借りたエ
ロ小説だった、という設定にしているわね。しかも明日返すことで、
エロの流れを断ち切りながら、なおかつ得体の知れない封筒をチラつ
かせることでミステリ感を強める。そしてこの時点で遼子は完全に生
き返った。)

お妙は一息つきながら、トカゲが近づいて来ていないか確認した。
トカゲはまだ奥の方で鳴いている。安堵感を胸にまた推理を続け
た。

(えーっと、「田中」さんが登場した時はその次の>>34。遼子を生き
返らせた>>33の展開にそのまま続けている。このことから「田中」
さんはまじめで、論理的な思考力を持った人だということが判断でき
るわね。 でも次からが問題で、1は何を思ったか>>35で再度遼子を
殺してしまったのよ。どういうこと?あせった>>36はなんとか1に喰
らいつきながらも叙述トリックというオチで締めくくろうとした。
そこで初めて人間豹が現れる…現れる…ん?…えっ?もしかして?)

173 :1:2000/11/04(土) 13:48
(いや、でもまだわからない。どうしよ。)
頭の中では、ぼんやりと想像できているのだが、うまく言葉で
表現できない。お妙の中で苛立ちが募っていく。

「ハムレット」
奥からはトカゲ(>>170)の鳴き声が繰り返されている。
お妙のなかではっきりと結論付けできない苛立ちと、トカゲへ
の好奇心が交錯していた。

「うーん、やっぱり、トカゲさんを捕まえよう」
ついに諦めて蔵の奥へと向かおうとしたその時だった。

174 :1:2000/11/04(土) 13:51
「ドン!」
勢いよく蔵の扉が開いた。
お妙は一瞬ギョッとしながらも、恐る恐る扉へと視線を向けた。
するとそこには、月明かりをまるでスポットライトのように浴び
ながら、無数の紙吹雪をバックに一人の男が立っている。
だが、その顔立ちは月明かりの逆光に遮られよくは確認できない。
男は、もじゃもじゃした頭をむやみやたらと掻きむしりながら、
ゆっくりとお妙の方へ近づいてくる。紙吹雪だと思っていたのは、
よくみるとその頭から吹き出ている、大量の「フケ」であった。

「あ、あなたはもしや……」
お妙の目からは見る見るうちに涙が溢れてくる。
「はいそうです。その通りです。」
男は得意そうな顔を浮かべた。

「ああ…あ…憧れの、も、桃太郎侍さま?」

175 :1:2000/11/04(土) 13:54

              7

「ひとぉつひとよの生き血を……ってちがうよ!!」

頭を掻きむしりながら一人ボケ一人つっこみをしていたその男は
お妙憧れの桃太郎侍などではなく、トレードマークのその頭から
大量のフケを撒き散らしている男、
そう、紛れもない「金田一耕助」その人だったのである。

金田一耕助は、ややどもりながら、
「お、お嬢ちゃん、き、君の話は、ちょっと長いけど、わ、私も
一緒に聞いてあげるから推理をつづけて下さい。」
と、お妙の傍らに静かに座った。

176 :名無しのオプ:2000/11/05(日) 12:53
「ああ、クソ!」
中村警部はもどってくるなり、
頭をかきむしりながら、悪態をついた。
「また本部長にしぼられましたか?」
そんな彼の様子に、
部下の山本という刑事が笑いながら話しかける。
「ああ、例によって
『合同捜査本部の設置にいくら金が〜』
ってやつだ」
物語の展開上これまでウヤムヤになってきたが、
じつは平山透、遠山遼子の2件の殺人に対する捜査は
犯人逮捕どころかこれまでなんの進展もないのである。
おそらくは1すら忘れていることで連日責めたてられ、
中村はニガりきっていた。

177 :名無しのオプ:2000/11/05(日) 13:11
「しかし、合同捜査本部の設置に金がかかる話ってのも
『踊る大捜査線』のおかげでずいぶん有名になりましたね」
「バカ野郎! 元ネタは佐竹一彦の『新任警部補』あたりだ」
同じ作者の『刑事部屋』は中村警部の愛読書である。
「ああ、フジでやってた『ショカツ』の原作者の。
リアリティあふれる警察描写としっかりしたプロットの
警察小説を書くいい作家ですよね。なんかここでは
あまり話題に上らないみたいだけど。
あ、なるほどこのシークエンスは
『よそ者』文庫化記念ageなんですね、警部」


178 :1:2000/11/06(月) 00:17
              8

「あなたは、いつもそうやって自分の考えを私に押しつけるけど
もうたくさん!少しは私の気持ちも考えて!」
折々、私は由美に言い寄られ、詰問され、意見を聞かされた。
そんな時、私は面と向かって座ったまま、いつまでたっても返事
ができなかった。
「考えはあるけど、説明してもわからないと思う。」
私は心の中で呟くだけで決して口には出せなかった。
由美はそんな私の胸中をすべて悟り抜いているのかも知れない。
また一時の出鱈目な気休めの言葉を由美にかけ、彼女を安心させ
ることもできたかも知れないが、私にはそんな気を起こすほどの
余裕もなく、ただ惨憺とした感情に満たされた心を自分自身で癒
すことに徹することしかできなかった。
そんな私を見た由美は、いよいよ理路整然とした理屈を並べ立て
てくるものの、私は胸中に漲る反抗心をできるだけ明瞭に態度に
よって誇示することにほかならなかった。

179 :1:2000/11/06(月) 00:21

              9

「なぁんだ、ちょーがっかり。」
お妙は隣に座った金田一に言葉を投げつけた。
「どうせならハジメちゃんかホームズ先生にしてよね。
あとさっきの一人ボケツッコミだけどぉ、あたいにはよくわかん
なかったし、いまいち笑えなかった。」
突然のお妙のボディブロウに、金田一は愕然とした表情でしばら
くショックから立ち直れない様子であったが、しばらくするとな
んとか持ち堪えたようで、
「す、すんません。もうちょっとがんばって勉強するっス…
ま、ま、まぁそれはともかくとして、先程の推理の続きを聞かせ
てもらえませんか?早めに決着をつけてしまわないと、どこかで
別の意志も動き出してきたようですし……。」

180 :1:2000/11/06(月) 01:33
お妙は右の眉をあげ、金田一に冷たい視線を突きつけたが、やが
て渋い微笑をうかべ、フンと鼻をならしながら、さも面倒くさそ
うに続けた。
「えーっと、どこまでいったっけ?あぁそうそう『田中』のおじ
ちゃんは『人間豹』の正体もどうたらとか言ってたけど、あたい
は取り敢えず『名無し屋(初代)』のおじちゃんの心理分析と行
動の軌跡を追うことからからはじめてみることにしたの。
そうやって一つ一つ紐解いていくことによって、最終的にすべて
の謎が解けるような気がしたのよ。」
冷たかった表情のお妙も、熱っぽく自分の考えを語っているうち
に徐々に機嫌も直ってきたようだ。
その様子をみて、内心ホッとした金田一は、
「なるほど、続けてください。」
「それでね、あたいが思うに『名無し屋(初代)』のおじちゃん
は実は普段はものすごくおとなしく、冷静で、表だって人と争う
ことはあまりない人なんじゃないかしら、って思うの。
とりあえず、最初は注意するに留めているけど、なんか突然キレ
てしまう人っているでしょ?あの人はそんなタイプなんじゃない
かしら?」

181 :1:2000/11/06(月) 01:41
「ほう」
金田一は身を乗り出した。

「それでね、ちょっと流れに沿って説明していくんだけど、あっ、
ちょっと長くて、大変クドくなるけどごめんなさいネ。
とりあえず>>1->>6まで透の人物説明レスが続いて、>>7
で1は夢の描写をしてるでしょう。で、>>8が「な〜んだ夢落
ちだったんだ、終章」って事になってる。(もしかして「愁傷」
とかけたのかしらん?とかなんとか今頃になって思ってるんです
けど…トホホ)で、>>9->>10で、いつの間にか透が消え
て、今度は主人公がネットオークションで会社の備品を横領する
1の設定に変わっているわよね。あせったわぁ、だって実際その
通り……あわあわあわ、失礼ね、冗談よ。

で、話を戻して、それであたいが思うに、あの>>8->>10
がっかりした『名無し屋』のおじちゃんが、それだとおもしろく
ないよ、もう少し笑えるようにしたら?さあ俺が導いてあげるか
ら、っていう注意も兼ねたレスだったんじゃないかって思うの。
でもね、じつはあの>>7なんだけど、1は>>6の名無しさ
ん仮面がレスでつけてくれた『朝日と電話と彼氏の涙』っていう
タイトルに沿うようにして書いてるんだけど、彼氏の涙、そう
『遼子』の彼氏、じつはアレあの時点で『遼子』がみているの夢
のつもりで書いてたの。
でもね、今読み返してみると肝心の『遼子』の名前がどこにも出て
きてないのよ!そう、そうなのよ、そう、あれは1の単純ミスなの
よ〜!!
うわ〜ん!うわ〜ん!」

182 :1:2000/11/06(月) 01:49
「な、なんですって」
金田一は突然の彼女の告解に驚いた。
そして、わんわんと泣き出すお妙に
「そ、それじゃあ、あなたはそのことをひたすら隠していたわけ
ですね。」
お妙は泣きじゃくりながら、
「ひっく、ご、ごめんなさい、ひっく、あたいその時点で煽られ
てるって勘違いしたのね
ひっく、自分のミスに気づかずに(そう、本当に気づかずに)そ
の時点で悲惨な1に片足つっこんだあたいは>>12でおいおい
何でもう煽ってんの、わるいけど無視しちゃうよー、だって。
次の日のお昼、『名無し屋』のおじちゃんは驚いた。だってせっ
かく真夜中に4つもレスをつけてあげたのに無視されてるんです
もの。そりゃあ、がっかりするわね。さっそく>>13で、注意
した。おいおい1なに無視してんだよ、だっから何回もいってん
だろ?お前を主人公にしたほうがおもしれーんじゃねーのか?
でもそれに対し、やや悲惨な1は>>14で反抗する。
異変に気づいた『ちっぱん』ちゃん(>>15)もやんわりと1
に警告してきた。
でも、1はその時点でもう暴徒と化していたのよね。無謀にも全
然関係のない>>5を犯人に仕立て上げようとした。
なにさらしとんじゃ、わりゃあ!!
常日頃から正義感に燃える『名無し屋』のおじちゃん(>>8-11,
>>13,>>17,>>19)はその時点でキレた。場の雰囲気を乱す平山
透を勢いにまかせ殺害。それでもしつこく食い下がる遠山遼子を
返す刀で殺害した……」

183 :1:2000/11/06(月) 01:59
ふう、
お妙は名無し屋に関する前半の推理を一気にまくし終えると大き
く息をして、傍らにいる金田一を見据え、それからどこか遠くを
見つめるようにして言った。

「とりあえずこんな感じで進めますけど、いかがなものでしょうか?」

※訂正個所 >>181の6行目、10行目、15行目
それぞれ >>1-6,>>9-10,>>8-10 失礼致しました…

184 :名無しのオプ:2000/11/06(月) 12:58
1、あんたすげえこと考えてんな。

185 :名無しのオプ:2000/11/06(月) 14:41
>>178
つらつらと考え事をしていたら、お腹が空いてきた。
散歩がてら夕飯を食べに行こうと思い、外に出る。
本格的に歩き出す前に何気なく郵便ポストを覗くと、
1枚の紙切れが入っていた。
それは新聞の切り抜きを使った文字で文章が構成されている、
ありがちな脅迫文だった。

「今までの分を早めに切り上げて、笑えるミステリを書け。
ちなみに俺の好きな作家は土屋堅二だ。さもなくば…」

#ミステリ調に書いていた為、脅迫文の内容はかなり脚色してあります。

186 :名無しのオプ:2000/11/08(水) 01:20
これで終わりということなのか・・・
お前さんが誰であろうと私にはどうでもよいことでは
あるが、ひとつだけわからないことがあった。
せっかく『沈黙』と云う謎をおまえさんに投げかけたのに。
私の疑問は言葉になることなく、胸の内で消えていった。



187 :1:2000/11/08(水) 03:50
>>186
いや、それは何となく感じていたところだよ。
私はそういうことに対する感覚は不思議と嗅ぎ取る能力を
持っているつもりなのでねぇ。
しかし今、少々考えるところがあるのだよ。
とりあえず、直後に入れる駄レスで時間を稼がせてもらうことにするよ。
いや、終わりということではもちろんないのだが…

188 :1:2000/11/08(水) 04:01

              10

>>184が伝えたいことは私には真性電波の疑いがあるということ
なのだろうか?あと、笑えるミステリ…?笑える…?笑う…?
…そもそも笑いとはなんなのだろう?
広辞苑で引いてみる
〈笑い〉わらいワラフ【笑】@わらうこと。えみ。Aあざけりわ
    らうこと。嘲笑。
〈笑う〉わら・うワラフ【笑う・咲う】『自四』@口を大きく開
    けて喜びの声をたてる。おかしがって声をたてる。A(
    他動詞的に。「嗤う」とも書く)ばかにしてわらう。嘲
    笑する。
うむ、難しい。笑えるミステリを書け…
とりあえず、私はAの意味で笑いをとっていることには成功して
いるように思える……自分自身は、わらいながら書いているのだ
が……あの脅迫文章>>187の意図はどういうことなのだろうか?
私の文章によって>>187およびこのスレを見ている人を笑わせて
くれということなのだろうか……?いや、もしそうだとしても、
それはほとんど不可能に近い(ていうか絶対に無理)……私を笑
ってくれということはできるが……あっ、そうか、そうだったの
か、ユーモアを盛り込めということなのだ。

189 :1:2000/11/08(水) 04:09
〈ユーモア〉【humour】上品な洒落(しゃれ)。諧謔。
〈洒  落〉しゃれ【洒落】@気のきいたさま。いきなこと。A気のき
      いた身なりをすること。おしゃれ。B座興にいう気のきい
      た文句。ことばの同音をいかしていう地口(じぐち)
〈地口〉:ヂ【地口】@俚諺(りげん)・俗語などに同音または声音
      の似通った別の語をあてて、ちがった意味を表す洒落(し
      ゃれ)。例えば、「着た切り雀」(舌切り雀)、「年の若
      いのに白髪が見える」(沖の黒いのに白帆が見える)の類。
      秀句(しゅうく)。口合(くちあい)。語呂合(ごろあわ
      せ)

………。さしあたって上品な洒落は書いてるつもりは毛頭ないし、そも
そも書けない。しかも気がきかない。名無し屋(偽物)は粋である。身
なりはきちんとしているつもりだ…でもここでは関係ない。気のきいた
文句も言えない…でも煽りに対する文句ならいくらでも言える。
>同音または声音の似通った別の語をあてて、ちがった意味を表す
ざっと探してみたが、どこにも見あたらない。

(いよいよ八方ふさがりですね!)……天からの声が聞こえた。

>>188の17,18行目 それぞれ>>185に訂正願います。

190 :(・Д・):2000/11/08(水) 09:45
おれは184だが、「笑えるミステリ」を書けとはどこにも書いとらんぞ……
レスつなげて分析的に物語を構築する趣向がおもろい、といっているのだが?

191 :1:2000/11/08(水) 11:26
「………………い…ち…ぃ」
(遠くから、誰かが私を呼んでいる)
「……笑えるミステリを…書け……さもなくば……」
(む、無理だ…私にはとても無理だ……)

「……(・Д・)……俺はどこにも書いとらんぞ……」(184=190)
(うぅ…ごめんなさい、認識はしていたのですが、書き忘れた部分が
ありました。
>>188の本文2行目
誤)>なのだろうか?あと、笑えるミステリ…
正)>なのだろうか?あと、>>185の笑えるミステリ…
勘違いさせて申し訳ありませんでした。
それと真性電波云々の下りは笑えないネタです……)

「……これで終わりということなのか……」
(ううぅぅ……)
突然、目が開いた。
「夢か……ひたすらあやまっている夢を見た…」
>>185の脅迫文書が届いてから、私は眠れない日々が続いていた。
床に就いたとたんに目が冴えはじめるのだが、そのくせ昼間などに
うつらうつらと仕始めることが多かった。

192 :名無しのオプ:2000/11/08(水) 19:45
見抜かれていたろうか?激しく胸が鼓動する。何度も後ろを振り返る。
警戒はしていた筈だったのに・・・無駄な抵抗と知りつつもつい自制できずに
声をかけた自分を悔やむ。大いに予想されたしっぺ返しだった。
醒めた目が見つめている・・・。私の完全なる敗北だ。無視を頼む。


193 :1:2000/11/08(水) 20:46

              11

「結局、あなたは私の話をぜんぜん聞いていないのね!
それとも、私が何を言っているのか理解できていないの?」
由美からこう言われると私にはやや安堵感が宿る。
つまり自分の態度の意味が、相手の神経に届いたことを確認して、
目的を達成できるのである。

「呆れた……」
由美も、やや哀願的に放免するが、その眼差しから悲しみの色は
消えてはいない。
それを見ると、今度は私の心に別の悲しみが胸に迫ってくる。
いっそのこと、最後まで同じ態度で挑んでくれたほうがどんなにも
楽なことか…
しかし、そう思うのもつかの間で、明くる朝には私の心から悲しみ
が消え、また同じような考えが私の頭を支配しているのである。

194 :1:2000/11/08(水) 20:55

             12

「……さん?……お嬢さん?…ねぇお妙さん!」
「は、はい…」
ふと気がつくと、目の前に金田一の顔がある。
「どうしたのですか…?ご気分でもわるいのですか?」
「えっ…?い、いえ、何でもないです。」
「そう、それならよかった。では続きをお願いします。」

金田一に呼びかけられるまで、お妙の意識は瞬間、遠いところにあ
った。どことなく気分がすぐれない。
お妙は、暗いような重いような、なんとも言い表せない妙な感覚が
全身を覆っていることに、やや不安を感じたものの、
「え、えっと…ここまでの話で、『名無し屋(初代)』のおじちゃん
の正体は>>8-11,>>13,>>17,>>19ということになったわね…」

突然言葉を句切ったお妙にたいし、あわてた金田一は、
「そ、それで全部の推理が終了ですか?」
「まさかぁ、とりあえず前半の登場のぶんよ。
それじゃあ早速後半の推理に入るわよ。これからがとても重要なの。」
お妙はその愛くるしい顔に笑顔を浮かべ、細い腕をつきだしながら、
ちからこぶをつくる仕草でおどけて見せた。

195 :名無し屋(初代):2000/11/08(水) 22:39
ある街の路地、多数の骸が散らばる中で、
まったく特徴のない顔をした男がのんびりとタバコをふかしている。
「ハズレ〜。>>8-10とか>>13とか考え過ぎ。
>>17が正真正銘の初登場だよ〜ん。だいたいさあ、
>>161でも煽りマスィーンだって言ってんじゃん。
単なる愉快犯だっつの」
男は相変わらず訳のわからぬことをぶつぶつつぶやく。
そして、路地の入り口に顔を向けるといきなり
「なあ、あんたもそう思うだろ?」
と言った。

196 :名無し屋(初代):2000/11/08(水) 22:57
そこにはハンブルグ帽をかぶった男が苦痛に耐えるような
ひどく凄惨な表情でたたずんでいる。
「あなたはまだこんな非道なことを……」
「そっかー? 非道っつーんなら、1のが非道じゃねーの?
こりゃネタスレなんだからさあ、レスくれた相手ってのは
そのネタにノってくれてるんであって、感謝すんならともかく
ちょっと煽られたからって「コピペ乞食」だのなんだのって
いいように中傷する態度って問題あるべよ。
前にも言ったけど、スレは立てたヤツの持ち物じゃねーからなあ」
「田中」と名乗る男は黙って唇をかみしめている。
「特に人間豹なんかこのスレじゃ貢献度絶大だゼ、じつは。
なにしろ1が探してた初代明智の作者ってのは人間豹だからな」
特徴のない顔の男はそこで言葉を切り、こう続けた。
「あんたが言いたかったのもそれだろ?」

197 :名無し屋(初代):2000/11/08(水) 23:09
「田中」は依然黙り込んでいる。
特徴のない顔をした男はそれを見て肩をすくめ、
無造作に構え、引き金を引く。
横っ飛びによける田中。
彼が顔をあげるとすでに男の姿はなかった。

198 :人間豹:2000/11/08(水) 23:31
もう来ないつもりだったのだが。

やはり分かる人間には分かってしまうものだな。名無し屋(初代)、見事なものよ。
そして>>196では俺の言いたかったこともほぼ言ってくれた。
感謝するぜ。そしてまた俺は闇へと消えるとしよう。

#いや、今ちょうど大暗室で監禁凌辱プレイ中なのよ。


199 :185改め、参加者A(1の騙り):2000/11/09(木) 15:39
>>191ポストを覗くと、またもや紙切れが入っていた。

===========================================
>>194の評価。100poが最大値。以下は完全な私見。

(1)笑えた度   000po 「現状を判断すると今回は仕方ない。が、次回からに期待」
(2)物語の展開度 050po 「早めの展開にしてくれそうなので、高めに評価」
 
備考
「真剣に考えすぎだYOooooー(T_T)。これじゃ、他の人も気軽に書き込み出来ないと思うよ。
>>185で、「さもなくば…」で区切り、余談で注釈まで付けたんだからさ、
レスは自分の都合の良いように繋げて、軽く受け流してくれれば良かったのにii。
今後の展開は別問題にするとしてもさaA。
ネタスレ内の話だし、もし、このレスも組み込むならネタにして欲しいよ。
例え「コピペ乞食」扱いでも、私を使って面白い話になるなら、気にしNいからS…aaaa…aaあ」
===========================================

私にとっては意味不明の電波な文章だが、どうやら誰かに監視されている事は確かなようだ。
自分でも気付かぬ内に国家の重要機密にでも触れてしまったのだろうか…。
私はしばらく思案したが、突然、一つの可能性が電撃にように閃いた。
「そういえば、夕飯を食べた牛丼屋の親父(店長)は実に怪しかった!」
時折、私の事をジロジロと無遠慮に眺めていた事を思い出す。
まさか「只の紅生姜を山ほど食べたから」などという、チンケな理由のせいでもあるまい。
やはり、ヤツが一般人を装った監視者に違いない。
「願わくばCIAの猛者でありませんように」私は神に祈りたい気持ちで一杯になった…。

#名無し屋(初代)と人間豹、格好良いね!。>>186は意味が分りませんでした。ゴメン。
 なお、多少ウザく思われても、しばらくはポストに紙を入れ評価を継続するつもりなので、
 今後もヨロシクお願いします(^_^)。

200 :怪人二十面相:2000/11/09(木) 16:36
いきなり正体バレバレで登場したその男は、さもおかしそうに、
「くっくっくっくっ。いやぁ失礼失礼、それにしても『名無し屋(初
代)』くん、あざやかなものだったねぇ。とりあえずその見事な観察力
と推理力に敬意を表しておくよ…って誰でもわかるか(藁
というと、今度はマントを翻しながら、
「だが、君は目先の内容に惑わされて、物事を深く考えるという力が
欠けているようだねぇ。え?どういうことかよくわからない?くっく
っく、じゃあ聞くが、君はなぜあの場面で登場したのかね?
“ハズレ〜。>8-10とか>13とか考え過ぎ。>17が正真正銘の初登場
だよ〜ん。だいたいさあ、>161でも煽りマスィーンだって言ってん
じゃん。単なる愉快犯だっつの”
ふむ、なるほど。君は1が本気でそう思いこんでいると信じたのだね。
くっくっく。だが果たして1は本当にあのままで進めていくつもりだ
ったのだろうか?なぜ、金田一ではなくお妙に推理させたのか、なぜ
お妙は意識が飛んでいたのだろう、あれで結論を出したのでは、わざ
わざ金田一を登場させる意味がなかったんじゃないか、などという事
は考えなかったのかね?ミステリ風情のない『煽りマシーン』を自称
する君が逆に煽られてちゃ冗談にもならないよ。

201 :怪人二十面相:2000/11/09(木) 16:38
それに君はおもしろいことを言うねぇ。
“レスくれた相手ってのは、そのネタにノってくれてるんであって、
感謝すんならともかく、ちょっと煽られたからって「コピペ乞食」だ
のなんだのって、いいように中傷する態度って問題あるべよ”
ほほぉ、どこの世界に完璧な煽りコピペだと知っていながらわざわざ
感謝するバカがいるのだね?1は君みたいに人間ができていないと思
われるのでねぇ、「あなた頭がおかしいんじゃない?」「はい、指摘し
てくれてどうもありがとうございます。」こんな会話はどうも彼のお口
に合わないと思うのだよ。それと、やけにコピペ乞食を弁護している
ねぇ、別に人のことだからどうでもいいじゃないか、それともなにか
い?煽るのに疲れ果てて、今度は正義の味方でも気取っているつもり
なのかい?それとも…
それに君は
“前にも言ったけど、スレは立てたヤツの持ち物じゃねーからなあ”
この間からやけにこの問題にこだわっているねぇ。だがね、1は“こ
のスレを人にかき回されるのを黙ってみてはいられません”とは言っ
ているものの『自分のスレ』だという発言は一言もしていないのだよ。
いちど“自分の立てたこのスレには愛着がある”といっているのだが、
それならば誰もが抱くあたりまえの感情に過ぎないのではないのかね?

こう考えてくると、君はちと勘違いをしているところがないかね?そも
そもすべての謎が解けないうちから「田中」をいじってよかったのかね?
フハハハハ」
と、笑いながらその姿を暗闇と同化させていきました。

202 :名無し屋(初代):2000/11/09(木) 16:58
あ、さすがにアホらしくなった。
オレも降りるわ、人間豹。
ひとつ言っとくが>>165-166はオレなんだよ。
>>34は違うけどな。「田中」ってのは埋もれてた
伏線を復活させただけ。
最初から「こういう使い方」を予定してたんだよ。
じゃあ、アバヨ!

203 :1:2000/11/09(木) 17:56
そうですか。
俺は何か気に障ったことを書いたんですね。
それだったら謝ります。ごめんなさい。

でも、最初に煽ってきたのはそっちなんだから
結局は「お互い様」なんじゃないですか?
ネタスレを大前提として掲げているあなたなのですから
そんなにムキにならないで下さい。
俺もここまで言われると、さすがに続ける気力を失った
ので、これで降りることとさせていただきます。

204 :ギャラリー名無し:2000/11/10(金) 11:42
なんだ、つまんないエンディングだなあ。
誰が誰やらわかんないレスのあれはオレだったとか、あれとあれを同じ人間が
書いたと思うのは間違いとか、あれをそのまま受け取るのは厨房とか、煽りは
お互い様とか……
結構メタな内容(価値はどうあれ)のおもろい試みだったのに、煽りだ何だと
結局喧嘩スレにしちまって終わるっつうのはイカンだろ。

でも密かに人間豹の物語が裏で続いておると妄想すると、いとたのし。

205 :名無しのオプ:2000/11/10(金) 12:51
面白かったよ、本当に。ストーリーにもう一つの隠しテーマが
あるようで勝手に自分で推理しながら読んでいた。「1」の意図する
ところじゃないかもしれないが。陰影のある文章に絶妙のタイミングで
名無し屋や人間豹が現れアクセントをつくり・・・文才のない私などには
確かな技の裏付けがあるからこそのストーリー展開だと感心していました。
上手い人だな・・・またお願いしますよ。お疲れさまでした。


206 :参加者A:2000/11/10(金) 15:03
1が降りるのが残念…。
「今までお疲れ様でした」としか形容ができない…。
私の書いた事は、あまり気にしないで貰えると助かる…。
1の文章は私などより、遥かに巧いと思うし…。

ところで、この後は便宜上、私が引き継ぎ行けるトコまで続けたい思います。
点数付けたい人も煽ラーも、カマン。カマン。
1には気の毒だが、何でも良いからレスが増えるのは歓迎よん。
でも、でかいAAや無意味な連続カキコは勘弁してね。
以後は、またもや名前を改め「1β」とします。
話の内容や文章は1よりかなり低レベルで馬鹿げた下らないものになると
思いますが、その辺りはご容赦下さい。

207 :1β:2000/11/10(金) 15:06
「うああぁぁぁぁーっ!!!」
1の絶叫が辺りに響き渡る。
「いかん、これ以上はパイロットの自我が持たん。遂にガフの部屋が開いてしまうのか」
「うああぁぁぁぁーっ!!!」

ちゅどん。

激しい轟音と爆風と共にセカンドインパクトが発生し、
パラレルワールドの江戸時代?の全ては消滅した。
しかし、巨大なエネルギーの反作用により摩訶不思議な現象が起きた
可能性は否定できないであろう。

208 :1β:2000/11/10(金) 15:08
という訳で、時代を現代に移します。
これから、アイディアを考えるので、何か良い案や批判・要望ある方は書き込みして
おいていただけると助かります。

209 :名無しのオプ:2000/11/10(金) 18:03
お手並み拝見。そんでもって楽しんじゃえばいいじゃ〜ん。
頁を惜しみながら読むはずが登場人物が唐突に現れて
うんざりすることもあったけれどネットならではの展開に
はらはらどきどき。印象に残る人物を創るのは難しかったでしょう。
幾つもの狂言回しが必要だったのですから。1の筆力に感服。
秘かに読ませていただきます。1と違ったどんな展開なのでしょうか。

210 :名無しのオプ:2000/11/11(土) 13:49
ほとんどのミステリには登場人物表が付いているので、これにも必要。
ある程度の縛りをかけた方がよいんでは?
必ずしも表に出てくる人物を使え、てことではないけど。ガイドラインみたいな感覚で。
最初にキャラを公募してみるのも一つの手です。
やっぱこういうのってキャラ次第なとこもあるし。


211 :名無しのオプ:2000/11/11(土) 19:23
新たな設定で書き始めるなら、新規スレッドでよろしく。
ここに続きを書くのは(旧)1さんの影響が強すぎると思います。
ここにヘタなこと書くとまた>>124のように復活宣言して1βさんを
萎えさせるかも知れませんし・・・
まあ大仁田じゃないので2度目、3度目は無いと思いますがね。


212 :1β:2000/11/12(日) 03:19

Doga−n!!Dogoo−n!!

「ぐわーーっ!!」
突然頭に響いた激しい轟音に、私は我を忘れて叫び飛び跳ねた。
自分の身に何が起きたのか分らず、辺りをキョロキョロと見回す。
そして数秒後、自分のマンションのベッドの上にいる事をようやく理解した。
近所の建築現場からは大きな作業音が響いている。それが轟音の正体だった。

…知らぬ間に眠っていたのか…。
何だか長い長い夢を見ていたような気がする…。

私は悪夢から醒めた事に安堵して、思わずホッとため息をついた。
由美が消え去り孤独な生活を送るようになってから、
今回のように悪夢にうなされる事がかなり多くなっていた。
「目指せメフィスト賞!」などと躍起になって小説を書き、
由美の相手をまったくしなかった自分の愚かさが悔やまれる。
タイトルは「2ちゃんねる殺人事件」。
当時は「我ながら自信のあるタイトルだ、うむ」などと悦に入っていたが、
由美が消えた今となっては虚しいだけであった…。
また、ため息をつくと私は悪夢の幻影を打ち消す為に、何度か頭を軽く振った。
すると、

「どうしたの?顔色が悪いわね。大丈夫?」


213 :1β:2000/11/12(日) 03:21

不意に私の真横で聞きなれぬ女の声がした。
この部屋には誰もいない筈だ。ギョッとなり私はそちらを振り向いた。
そこには全く見知らぬ女が椅子に腰掛けていた。
丁度、私の視界からは死角になっていたらしい。今まで全く気付かずにいた。
女は心配そうに、こちらを眺めている。
年齢は二十歳位か…、綺麗で愛くるしい顔立ちに目を引きつけられた。
「き、君は、いったい…、だ、誰なんだ?」
「…分らない?無理ないかな。じゃあ、ヒント。ゆ・め」
女は私の狼狽している様が愉快なのか、クスリと笑い答えた。
…ゆめ?…夢?…夢。私は馬鹿の一つ覚えのように単語を頭の中で繰り返した。
そして、彼女の時代がかった服装の不自然さに気付いた瞬間、脳の回路が繋がった。

1、人間豹、名無しや(初代)、善八、平山透、遠山遼子、中村警部、明智探偵、
文代、小林少年、文代、そーだい…。

夢の記憶のフラッシュバックが次々と始まる。…そして…。
「お、お、お…、お妙?」
私は口をパクパクとさせながら質問した。
「あ・た・り♪」彼女はニッコリと嬉しそうに笑い答えた。

一体どんなマジックが起きたのというのか?
しかも彼女は実にイイ女に成長しているではないか。都合の良い事に…(なんの?)。
「そんでもって楽しんじゃえばいいじゃ〜ん」幻聴が聞こえ、ハッとする。
しかし、それでは1や名無しや(初代)、人間豹達の運命はどうなったのだろうか…。
私は彼らの事に思いを馳せた…。

#1。ネタにしちゃってゴメンよ


214 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/12(日) 03:23

「拝啓 随分と久しぶりですね。元気ですか?。
泉くんとは私が小学校で転向した、あの日以来ですね。
思えばあの頃が私にとっては一番楽しい時でした。
泉くんはあの日の授業の事、覚えてる?
寝ぼけて先生の事を「お父さん」と呼んじゃったでしょ。
私、今でも思い出して笑ってしまう時があるのよ。
まぁ昔話はこの位にして、今日はお願いがあります。
今度の誕生日で、私も17歳になります。
記念に誕生パーティを開くので、ゆんちゃんと一緒に来てね。
こちらへ来る為の船を用意するので詳細を別に添付します。
それから、あの時の約束忘れてないよね。
絶対来てね。 かしこ」

秋月泉は島へ向かうクルーザーの舳先の床に座り、西森純子からのはがきを再び読み返していた。
一緒に連れて来た幼なじみの有波ゆん(ありなみゆん。愛称ゆんゆん)には、男子一生の恥が
含まれるこのはがきを見せてはいない。
断固として見せる訳にはいかなかった。
実物を見せない泉の態度をゆんは不審がったが、ゆんの元にも同様の手紙は届いており、
純子の住む島への訪問打ち合わせに不都合はなかった。
クルーザーでお出迎えとは随分豪勢な気もするが、純子の家庭は都内でも有数の資産家だった筈だ。
この位の事など訳はないのだろう。
…しかし、何故今頃になって、急に連絡を…。
泉は手紙についての疑問を、三人で仲良く遊んだ小学校時代を思い出しながら考えこんでいた。


215 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/12(日) 03:25

「泉ちゃん、隠し事はい・け・な・い・よん。いただき!」
音もなく背後から忍び寄ったゆんが、驚いた泉の手から素早く手紙を引ったくる。
「ちょ!お、お前、何するんだよ!」泉は慌てて手紙を回収しようとするが、もう遅い。
「えー?何これ?先生をお父さん?」ゆんは泉から逃げながら、はしゃいでケラケラと笑い出す。
普段はボーっとしている癖に、こいつは、こーゆー時だけ…。泉はムカムカと腹が立った。
「何度も言うが、泉ちゃんて呼ぶなってーの!俺が女のように聞こえるだろーが!アッキーと呼べ!」
泉はハンカチで手に飛んだ水しぶきをフキフキしながら叫んだ。彼は極度の潔癖症だった。
ちなみに、「アッキー」とは「泉ちゃん」と呼ばれるのが嫌で、泉が自分で決めたあだ名だ。
「ハイハイ、泉ちゃん。お手てはキレイにしないとねー」
ゆんのからかい方に拍車がかかる。
「つーか、お前、実は最近でも俺と同じ事したろ?俺、知ってるぞ!」
腹立ちまぎれに泉がハッタリで、でまかせを叫んだ。すると、
「え…?」ゆんは突然凝固した。
「なんでそれを…?私のカバンにカメラでも仕掛けた…?の?いつ?サイテー!信じられない!
確かにこの前もやっちゃったけど、何よ!今までたった3回だけよ!。それに、じゅあ何?
私の恥ずかしい、あんな姿やこんな姿も全部知ってるの?ヤダ!ウソ!超サイテー!チョべリバ
    (省略されました。ここを押しても何も表示されません)
ドガ!逆ギレして怒り狂ったゆんが泉を突き飛ばす。
泉は予想外の怪力に吹っ飛び、今にも船から落ちそうになった。
「ば、ばか!お前。ぎゃー!」

などと、青春の1コマを描写してる間に船はドンドン進んで行きましたとさ。


216 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/12(日) 03:27

桟橋に船が着き、少し歩くと屋敷に付いた。
屋敷とは言っても、もはや城と呼んでも過言ではないほどの巨大な邸宅だ。
泉はその事に少なからず臆して動揺していたが、ゆんの方は全く気にしている様子が無い。
(やはり、IQ160の肩書きは伊達じゃないな。どこかイッちゃってるよ)
泉は自分の潔癖症と貧乏性を棚に上げ思った。
玄関前には女性が立っていた。彼女は丁寧な口調で言った。
「こんにちは。純子の母です。秋月泉さんに有波ゆんさんですね。
当家へようこそ。私が部屋までご案内します」
ゆんは何が嬉しいのかニッコリと笑みを浮かべ挨拶に答える。
「ゆんゆんと呼んでください。親しみを込めて」
「お前は黙ってろ」パコッ。
泉が型通りのツッコミでゆんの頭をはたく。もはや条件反射になっていた。
さらに泉はまたもやハンカチで素早く手をフキフキする(汚物?)。
この間、僅か0.5秒の早業だった。
純子の母は目を丸くしてその様子を眺めていたが、当人同士はもはや慣れ切っており、
何事も無かったかのようにケロリとしている。
そこが逆に不気味に見える事に二人が気付いていないのは、
ある意味、不幸中の幸いと呼んで良いのかも知れなった。


217 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/12(日) 03:29

その後はさらに、純子の母がそれぞれの割り当てられた部屋に案内にしてくれた。
泉が部屋に用意されていた紅茶を飲み、落ち着いた頃、使用人が現れ厳かに口を開いた。
「では、パーティが始まります。会場にご案内します」
泉とゆんと使用人の三人が薄暗く長い廊下をペタペタと歩く足音が響く。
天然ボケのゆんが無口なのが、泉にとっては不気味だった。
何か不穏な空気を感じ取っているのだろうか?
未だに純子本人に再会できていないのが最大の謎だった。
何故、彼女は姿を見せないのだろうか?何か面白い趣向でも用意されているというのか?
純子の母とは面識がなく今日初めて会ったが、非常に物静かな人物であまり自分から
多くを語ろうとしなかった。
しかも泉やゆんが何か質問しても歯切れが悪く、曖昧な返答でお茶を濁される事が多かった。
使用人に話し掛けても同様の結果だった事が気になる。
それでも、幾つか判明した事実があった。
この島は西森家の私有地で、西森家関係者以外の住人はいない事。
島は昔は無人島ではなく、その頃の古い施設がいくつか残されている事。
純子の父親は既に他界している事。
そして一番肝心な純子の事についてだが、曖昧な返答が多かった彼女にしては、
明瞭に答てくれた。
「パーティが始まれば全ては分ります」
つまり、現時点では「純子については何か分っていない」という事だ。
だが、それも間もなく明らかになる。
大きな扉の前で使用人の足が止まり、彼はまたもや厳かに口を開いた。

「ここが会場で、ございます」
使用人が扉を開く。薄暗い廊下に眩いほどの光が溢れ、泉の目を刺激した。
巨大な会場にはテーブルに豪華な料理がずらりと並べられていた。
既に椅子に腰掛けている人影があり、その数はざっと50ほどあった…。


218 :1β:2000/11/12(日) 03:32
し・しんどかった…。
この次の書き込みからはペースを落とします。
私は1を信じていますし、このスレッドの登場人物達も使っているので、
このまま、ここで続けたいと思います。
登場人物表は次回にまとめます。
小説部分の方は、急激な変化がないかぎり、パーティ出席者という形なら
登場人物が増えても大丈夫だと思います。
面白いキャラを思いついた方は、ぜひ登場させてください。
私ではこれが限界です。
ただある程度、物語の大筋に沿っていると助かりますが(笑)。
以上は>>211までのレスに対応しています。
ところで、どうでも良い事ですが、「セカンドインパクト」は「サードインパクト」
の間違いでしたね。

219 :名無しのオプ:2000/11/12(日) 07:55
その50人ほどの出席者達は、全員、全裸であった。
あらかじめ分かっていたこととはいえ、裸の男女の一群は泉達には衝撃であった。
実は一つ言い忘れていたのだが、純子の母は国際ヌーディスト振興協会日本支部の副理事長をしており、この島は日本で唯一のヌーディスト・アイランドなのだった。
「描写からして洋館のはずなのに、なぜペタペタ足音がするんだろう?」と懸命な読者なら既に気付いていたと思うが、泉達は裸足だったのである。
「じゃあ、ゆんたんも裸なの…ハァハァ」と厨房な読者なら早トチリすると思うが、残念ながら泉達は洋服を着ていた。使用人はもちろん全裸だったが。
当然のごとく、ゆんが頑強に拒んだためである。泉は、なら自分だけでも裸で・・・と思ったのだが、
「もし裸になったら絶好よ!!!」
と言われたので、仕方なく事前に純子に了解を得、この島に来たのだった。


220 :名無しのオプ:2000/11/12(日) 07:59

最初の衝撃にも慣れ、落ち着きはじめると泉の頭は一つの考えで占められ、
裸の女性がせっかく目の前にいるのに、気にもならなくなった。
「純子は裸で現れるのか?」
小学生の頃の純子は母と仲が悪く、常に反発していた。
泉が純子の母に会ったことがなかったのもそのせいである。
あの頃の純子なら、まず間違いなく裸になんてならない。
「が、今はどうなんだろう・・・」



221 :名無しのオプ:2000/11/12(日) 08:00
しかしそんな事を考えて悶々としている場合ではなかった。
パーティー出席者の中で、泉達二人だけが服を着ていたことが、
あとになって非常に大きな意味を持つことになるのである。


222 :1β「登場人物表」:2000/11/12(日) 23:07
旧分(>>203迄)の主な登場人物
1 悲惨な1。既に1の役割を降りた。
平山透 よくわからないけど事件の被害者、死亡
遠山遼子 よくわからないけど事件の被害者、死亡
名無し屋 ひとごろし、のちに1の人形
中村警部 明智探偵と親しい警官
明智探偵 名探偵
小林少年 明智の助手
人間豹 いいヤツ
文代さん 人間豹にいろんなことをされる
善八 1の人形、人間豹に食われたらしい
名無し屋(初代) 「煽りマスィーン」と自ら名乗る
怪人二十面相 1なのか?
お妙 善八の妹 
由美 1の心理描写を行う際に使われた、このスレッドの比喩
参加者A 新スタートの1β
以上は>>140に修正を加えたものです

新スタート分
1β 1(旧)の役割を引き継いだつもり
由美 既にスレッドの比喩ではない
お妙 善八の妹。成長し再度登場
有波ゆん(ありなみゆん。愛称ゆんゆん) 小説部分の高校生(女)
秋月泉(あだ名はアッキー) 小説部分の高校生(男)。有波ゆんとは幼なじみ
西森純子 泉とゆんの小学校時代の友人。現在正体不明(女)

223 :1β:2000/11/12(日) 23:14

「先生!また、そんな怪しげな掲示板に出入りしてるんですかぁ?もう!厨房ですねぇ」
ニヤニヤとモニターを眺めている私の横に近付き、お妙が笑って言った。
彼女がこの世界の来て1週間ほどになる。新しい生活にもかなり慣れたようだ。
ネットのローカル用語も幾つか口から出るようになっていた。
しかし、どうも使い方を勘違いしているようだ。
若い初心者にありがちな事だった。
(…まだまだ修行が足りんな…フッ…)。などと私は優越感に浸り、
「オマエガナー」
と思わず反射的に言いそうになったが、慌てて口をつぐんだ。
お妙は無理に明るく振舞っているのだろう。いきなり知らない世界に来たのだ。
全く不安のない訳がない。
由美が去ってから、私は寂しさを紛らわす為「2ちゃんねる」と呼ばれる
匿名掲示板に出入りするようになっていた。
おもに覗いているのが「なんでもあり板」。
ひたすらエロ画像のリンクを探している事は、お妙には当然内緒だった。
「まぁ、そう言わずに。見てご覧よ、ここの1βとかいうヤツの早くも
困っている様を想像すると、なかなか愉快じゃないか。
それに>>219なんかは結構ウケルるぞ」
カラカラと笑い出した私を、お妙は今度は呆れ顔で見つめ言った。
「もう!先生ったら!いつまでも遊んでないで、早く小説の続きを書かないと」
「おっと!そうだっだ。しかし、その前に1βとやらに、助け舟でも出しておいてやるか」
私はキーボードに手を走らせた…


224 :名無しのオプ:2000/11/12(日) 23:18
しかし、今は「非常に大きな意味」を説明は出来ない。
「デザートは、やはり最後に食べてこそ美味しい」というのと同様だった。

225 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/12(日) 23:21

泉とゆんの二人は案内された席に座っていた。
主賓の挨拶も無く、パーティはまだ始まっていなかった。
「お前、さっきから何で下を向いたまんまなの?」と泉。
「え?」質問に反応し、頭を上げたゆんの顔は真っ赤だった。
「きゃっ?」そして、直ぐにまた下を向く。
「だって…、もう…。泉ちゃんのバカァ…」消え入りそうな声で、ゆんはつぶやいた。
…ナンだ、コイツ?。無神経のくせに、こーゆー刺激には弱いのな…。
改めて思い出した泉は意地悪な気持ちになった。
「おっ!あそこのテーブルの料理が美味そうだぞ?あれって海蛇か?」
「えっ?ウソ?ホント?どこ、どこ?」
ゲテモノ料理大好きのゆんが泉のトラップに引っかかる。
顔を上げキョロキョロとする。
「ンーなモノ、ある訳ないだろ。バカ!」
ゆんの頭を泉はパシパシとはたきゲラゲラと笑った。
騙された事に気付き、全裸の集団を再び目にしたゆんは逆上した。
「泉ちゃんのバカ!バカ!バカ!バカ!バカ!バカ!バカ!バカ!バカ!バカ!…」
怪力でテーブルを引っ繰り返して、泉を突き飛ばす。
ガシャン!ガラガラ!。大きな物音が会場中に響き渡った。と、その時
「ザザザッ」という大音量のノイズが鳴った。


226 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/12(日) 23:28

「皆様。本日は私の娘、西森純の誕生記念パーティにようこそ。
それでは娘から皆様に一言挨拶させていただきます」
ノイズの正体はスピーカーの音だった。
純の母親の声だが何故か会場に彼女の姿は見えない。
(どこか…別の場所にいるのか…?)
泉が不審に思う間もなく挨拶が続く。
「西森純です。皆様、今日は実に記念的なパーティにようこそ。
今日は私の誕生日でもありますが、皆様にとっても生涯忘れられない
日になる事をお約束します」
ここで一旦言葉が途切れた。
驚いた事に純はまだ姿を見せるつもりがないようだ。
純の声もスピーカを通したものだった。
「裸で現れるかどうか?」どころの話ではなかった。
しかし、純の続けた次の衝撃的な言葉には、この程度の驚きなどまるで
無意味に等しかった…。

「…余興のゲームが終わった後に、生涯という言葉があればの話ですが…。
ゲームとは皆様の命を消す事。一人ずつゆっくりと消させていただきます。
開始は1時間後。島のどこへ逃げるのも自由です。
しかし島の外へ逃げる事は不可能です。クルーザーは既にありません。
泳いで脱出しようとしても無駄な事。海にはサメが泳いでいます。
各自の部屋やこの邸宅にあるものは、ご自由にお使いください。
それでは、ゲーム開始までゆっくりとお楽しみください」

会場は一斉にどよめいた。


227 :名無しさん@1周年:2000/11/13(月) 15:35

「なにこれ!何の冗談!!」
すぐ横でゆんが叫んだが、泉には全く耳に入らなかった。
「あぁ・・・自分はもうすぐ死ぬのか・・・」
驚くことに泉は自分の運命をあっさり受け入れていた。
「こうなったら俺に出来ることはただ一つだな・・・」
泉は死ぬ前に一人でも多くの裸の女体を目に焼き付けておこうと
あたりを物色しはじめ、近くにいた女性に近づいた。

228 :名無しのオプ:2000/11/13(月) 16:11
「あわわわわっ!!」
そこにいた女性は山海塾の塾生で、全身を白く塗りたくっていた。


229 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/13(月) 23:58

山海塾の塾生は泉に話し掛けた。
「何でも知ってますよ。言葉もすべての国語で話せます。
例えば一つ重要な情報を公開しますが、現在の国会議員の
80%は日本人に成りすました異星人です。
私の友達もいます。今、・・大臣やってる、あの人もそうです。
彼は私とは仲が悪い。(どちらかというと、ね)
異星人がどうして選挙に当選するのか疑問に思う人もいるでしょうが、
簡単です。電波操作で有権者の脳を操作するんです。
それによって、いろんな情報を日本からもらってるんですよ。
でも日本に悪いことはしてないので心配無用です。
もちろんアメリカからも、ロシアからもです。
しかし、電波操作の効きは日本人が一番ですね。
我々と交信したかったら、その方法を教えます。
基本的に我々はテレパシーで交信します。
訓練すれば地球人でもできますが。
それが使えない場合はもちろん電波を使います。
これから方法を教えるので、準備して下さい。
道具は電子レンジ、ラジオ、紙コップ、携帯電話…」

泉は意味不明の言葉の羅列に恐怖を覚え「萎えー」になった。
エロモードが切り替わり、正常な思考が戻ってくる。
(やはり何とかして、この事態を治めなくては…
大体、俺はゆんとは、まだ何も…
「都会を離れた島でのロマンチックな一夏の経験…<BOYS BE>」
とかって、やっぱ最高だよな!…って、あわわっ!!
…全く、こんな事を考えるなんて、まだどうかしてるぜ…、
しかし、純は一体何故こんな事を…?)


230 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/14(火) 00:05

考えこむ泉に向かって塾生は唐突に言葉を繋げた。
「北の病院の廃墟に向かいなさい」
真剣な口調だった。泉に向かって手を差しだす。
その手には紙があった。泉は紙を受け取った。
どうやら、病院へ向かう地図のようだ。
「…病院へ?何故?」
「北の病院の廃墟に向かいなさい」
問い返す泉に塾生は同じ言葉を繰り返した。
もはや、それ以外に何かを言うつもりはないらしい。
塾生の正体はともかく、ここはその言葉に従ってみるのも悪くはない。
このまま、ここにいても事態を打開できないのは確かだ。
「ゆん!病院へ向かうぞ!」
「はにゃ?ゲヘ!ゲホッ!」
一心不乱に料理を食べていたゆんは、急に声をかけられ、むせかえった。
…海蛇の料理だった。一体どこから見つけてきたのか?
「それはもう、えーっ、ちゅうの!」
パシ!泉がゆんの頭をはたく。
ハンカチで手をフキフキした泉は一つ重要な事を思い出した。
「そうだ!病院に行く前に、料理をタッパにしまっておかなくちゃ…」


231 :そこが変だよ名無しさん:2000/11/15(水) 01:10
おいおい誰だよ、各板の名スレッドに推薦した奴は
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=entrance&key=968647502
悲惨な1に2回もはられたのにな

232 :名無しのオプ:2000/11/15(水) 02:58
>悲惨な1に2回もはられたのにな
このおかげで名スレッドになったのでは?
俺が推薦したわけではないけど。

233 :名無しのオプ:2000/11/15(水) 14:06
その頃。
西森純子は背筋にあたる氷のような冷たい感覚に驚いて意識を取り戻した。
目をゆっくりと開けようとするが、あたりは薄暗く大きな部屋のようで、ぼんやりと
しか様子が分からない。
(私……一体、どうして……)
身体を動かそうとすると、手首に鋭い痛みが走った。
「!」
そこではじめて彼女は気が付いた。自らの手首が、縄のようなものできつく縛られて
いることに。
(な、何よこれ)
今の痛みで意識がだいぶはっきりしてきた。と、同時に、現在自分が置かれている
状況についても、ようやく分かるようになってきた。
(イヤだ……私……裸?)
彼女は一糸まとわぬ生まれたままの姿だった。背中にあたる何か冷たいものとは
床のことだったのだ。
そしてその素肌に絡みつくように、縄がかけられていた。
彼女の成熟しきってない若い乳房は、二重三重にかけられた縄で絞り出されていた。
さらにまだ自分でも慰めたことのない秘めたる部分にも、縄はしっかりかけられて
いた。
ワラか何かで編まれた縄なのだろう。肌に触れるそれはチクチクとしており、
彼女に耐え難い掻痒感を与えていた。
(私……どうなったの……?一体、ここは……)
そのとき、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

234 :名無しのオプ:2000/11/15(水) 14:30
「皆様。本日は私の娘、西森純の誕生記念パーティにようこそ。
 それでは娘から皆様に一言挨拶させていただきます……」
聞き覚えがあるはずだった。それは、彼女の母親の声だったのだ。
どうやら今のは、彼女の家の屋内放送設備のものらしい。つまり、ここは彼女の家の
中だということだ。
何処とも知れない場所に監禁されているわけではないと分かり、少し彼女は安心した。
(でも……娘って……)
自分がここにいるというのに、誰が誕生パーティの挨拶をするというのか。
彼女のその疑問は、次の瞬間、さらなる驚愕にかき消された。
「西森純です。皆様、今日は実に記念的なパーティにようこそ」
(誰……?)
西森純。自分と一字違いのこの女性は、一体何者なのだ−−?。
混乱に陥った彼女をよそに、スピーカー言葉を紡ぎ続けた。
「今日は私の誕生日でもありますが、皆様にとっても生涯忘れられない日になる事を
 お約束します」
ここで一旦言葉が途切れた。
そして、継いで語られたのは、「荒唐無稽」などと一言では言い表せない、純子の
想像を絶した内容であった。
今日の誕生パーティの余興のゲームとして、彼女・西森純が、パーティ参加者を
一人一人虐殺していくというのだ。
島から逃げ出す手段は一切失われており、参加者はこの島に閉じこめられたまま、
西森純から逃げ惑うことになるのだという。。
「それでは、ゲーム開始までゆっくりとお楽しみください」
冷酷な愉悦をたゆたわせ、スピーカーからの言葉は終わった。


235 :名無しのオプ:2000/11/15(水) 14:53
(どういうこと、どういうこと、どういうことなのよ……?)
ここはどこなのか。外の様子はどうなっているのか。なぜ自分はこんなところにいる
のか。殺人ゲームとは何なのか。そもそもあの西森純とは何者なのか−−
純子はひたすら自問自答を繰り返した。
そのとき、ガチャリ、と音がしたかと思うと、真っ暗な部屋に一筋の灯りが
差し込んできた。
「!」
誰かが助けに来たのかと思ってそちらを見た純子は、そのまま固まってしまった。
そこにはつい先ほど、スピーカーを通して喋っていた、彼女の母親だったのだ。
母親は何も身につけていなかった。それもそのはず、彼女の母親は国際ヌーディスト
協会の日本支部副理事を務めており、今日のパーティの参加者も、ほぼ全員がヌードで
あることが義務づけられていたからだ。純子には母のそんな趣味がどうしても理解
できず、今日、ヌードでパーティに出ることは断固として拒んでいたのだ。
「か、母さん!これは一体どういうこと……」
彼女は言いかけた言葉を飲み込んだ。母親の後から、自分と同じくらいの歳の、一人の
少女が入ってきたのだ。
少女はやはり全裸だった。膨らみかけの乳房は形良く上を向き、引き締まった腰は
女性らしさの萌芽を見せてはいるもののまだ固さを残し、そして秘めた部分を飾る
若草はまだささやかなものだった。
明るい日の光の下で見れば、さぞ魅力的だったことだろう。しかし、この暗がり
では肌の色もどこか不健康で、まるで人形のように見えた。


236 :名無しのオプ:2000/11/15(水) 15:06
「母さん、この娘……」
絶句する純子に、母親はゆっくりと微笑んで見せた。
「紹介するわね、純子。今日から私の娘になった西森純」
少女は、自分の名が呼ばれると、優雅に一礼した。
「な、何言ってるのよ、娘ってどういうこと!?それに私、何で縛られてるのよ、
 ほどいてよ!」
「純子、あなた、もういらないわ」
「え……?」
「だって、全然私のいうこと、聞いてくれないんですもの。そこへ行くとこの
 純ちゃんは素直よぉ。私の趣味も理解してくれるし、一緒にヌーディストパーティも
 出てくれるっていうし……」
「だからって、娘って……それにさっきのパーティの話、あれ、一体どういうこと?
 まさか本気じゃ……」
「そうそう、そのパーティ。そろそろ準備しなくちゃならないのよ。
 安心して純子。あなたの出番も、このゲームにはちゃ〜んと用意してあるから。
 さあ。行きましょう、純」
「はい、お母様」
「ちょっと、母さん……!」
呼び止めようとした純子は、思わず口ごもった。互いに顔を見合わせて微笑む母と
謎の少女、その奇妙に吊り上がった唇に、言いようのない不気味なものを感じ取った
のである。


237 :名無しのオプ:2000/11/16(木) 03:59
泉がせっせと料理をタッパに移している間にも、ゆんは海ヘビを食べつづけている。
実はゆんのゲテモノ好きはゆんの趣味に由来している。
ゆんは数年前復刻された「空手バカ一代」を読んで以来のマス・オーヤマ萌えであった。
それからというものゆんは彼がかつて行ったように、毎年冬になると片方の眉を剃り
単身山篭りを敢行している。食べ物はあえて塩しか持たずに、それ以外は全て現地で
調達していたらしい。
そして最初の山篭りの後から、彼女の食物の嗜好が変化し、爬虫類・両生類・昆虫などを
好んで食すようになった。ゆんが蛇の皮を剥ぎ、生のままうれしそうに食べる姿を
泉が初めて見た時は、身の毛がよだつ思いがしたものである。


238 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/16(木) 06:49
ゆんは海蛇料理を満腹するまで食べ、泉は料理をタッパに移し終わった。
そして、その後二人は会場や各々の部屋、さらに邸宅の中を調べ荷物を整えると、
病院に向かった。
泉は未だにパーティ会場に残っていた二人の会話が気になり思い出していた。

「おいおい誰だよ、各板の名スレッドに推薦した奴は。
悲惨な1に2回もはられたのにな」

「このおかげで名スレッドになったのでは?
俺が推薦したわけではないけど。」

泉が不審そうな顔でゆんに聞いた。
「なあ?各板の名スレッドって、2chの話だろ?悲惨な1とどう違うんだ?」
「泉ちゃんは、底なし沼と普通の沼の違いがわかる?ホントに底のない沼
なんてないわ。ようは幻想の有る無しよ。えへへん♪」

ゆんは胸をはって得意気な顔で言った。
サイズ86センチの巨大な肉まんの如き物体がプルプルと揺れていた。
泉は一瞬、その力学的運動の美しさに目を奪われたが、ハッと我に返り、
「パクってんじゃないよ!」とゆんの頭をはたいた。
と、不毛な会話を繰り返しながら歩くうちに、目指す病院が目の前になった。
病院と言っても、さほど大きな施設ではないようだ。
どちらかと言えば診療所といった風情だが、かなり昔に建築されたらしい。
おまけに何年も人手が入っていないらしく、薄気味悪い代物だった。

239 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/16(木) 06:52

入り口の木製のドアの前で二人は足を止めていた。
「うわー、やだ…、ボロボロ…、中はどうなってるんだろ?」
物怖じしないゆんでさえ、ドアを開けるのをためらう。
「お、お前、先に入れよ?。な?俺、汚いの苦手だし」
実は、泉は怖がり屋さんでもあった。
「えー?、でも、ホントは怖いんでしょ?ちゃんと、お願いしたら先に入ってあげる。
ゆんさま、僕は怖いので先に入ってください。お願いします。
どう?ウリ、ウリ♪」
泉の弱点を知りぬいた、ゆんが脇腹をひじで小突いて、からかう。
「んな、訳ねーだろ、…じゃあ、俺が先に入ってやるよ!」
強がった泉がドアノブに手を掛ける。もちろんハンカチごしだ。
「ねえ?入るよ?…入っちゃうよ?…止めなくていいの?先に入んなくて後悔しない?」
「どうぞ、ご自由に」
ゆんはわざとらしく入り口から少し離れ、笑いをこらえながら答える。
「わーったよ!」
ナンマイダー!という意味不明の掛け声と共に、泉は勢いよく扉を開け中に踏み込んだ…。

「アギャー!!!!!!!」

泉の絶叫が響き渡る。
「え?何?」ゆんが驚き中に駆け込む。
そこには、血まみれになった人影と、気絶した泉が転がっていた。
ゆんは、一瞬で状況を把握した。冷静に観察をする。
(…もはや息がないのは明らかだ…)
気絶した泉を見て、
(やはり私が先に入るべきだった…)
ゆんは少なからず後悔した…。

240 :名無しのオプ:2000/11/19(日) 01:51
(このあとの展開をどうするか先に考えとくべきだった…)
1βは少なからず後悔した…。

241 :1β:2000/11/19(日) 11:41

「また、そんな怪しげな掲示板に出入りしてるんですかぁ?もう!ドキュンですねぇ」
ニヤニヤとモニターを眺めている私の横に近付き、お妙が呆れたように言った。
彼女がこの世界の来て2週間ほどになる。新しい生活にも慣れ切ったたようだ。
ネットのローカル用語も連発するようになっていた。
しかし、今回は使い方を勘違いしていないようだ。
なにしろ、私は小説の続きも書かずに、人生相談板のネタスレで遊びまくっていたのだから。
(…俺も、まだまだ修行が足りんな…フッ…)
などと、私は多少の罪悪感を覚え、(ホントか?)
「オレガナー」と言った。
「ところで、この>>233-236の人は文章が巧いですね」
モニターを覗きこんだお妙が感心したように言う。
「うん。話の展開にも驚かされたよ。ぜひ、続きを読んでみたいね」
「あと、この>>237から>>238の繋がりが唐突なのは何故でしょう?」
「ああ、それはオフラインで書いてUPする時に237を見て慌てたせいだろう」
「え?そんな理由だったんですか?なんだ、思いの外、単純ですね」
「まあ真実とはそんなものだよ。姑獲鳥の夏のようにね。
 さて、お喋りはこれくらいにして、それでは私は続きを…」
「って、またネタスレかい!」とお妙がお笑い芸人風のツッコミを入れる。

242 :1β:2000/11/19(日) 11:43

「それより、いいかげん小説の続きを書かないと!まさか
   (このあとの展開をどうするか先に考えとくべきだった…)
   少なからず後悔した…。
 なんて、言わないでしょうね?ウチは貧乏なんですから、早く原稿料貰わないと…」

マネージャーと化したお妙が切迫した調子で私に詰め寄る。
「こ、怖い…。それじゃ頑張りますです。ところで、その手に持っている紙は何?」
「え?ああ、そうそう!ポストに入っていたんですけど
 何か分らないので、お聞きしようと思って」

その紙には、こんな事が書かれていた…。

「デリ・ガール ー いっしょに気持ち良くなりましょ ー
      監禁凌辱プレイ・着ぐるみプレイできます
            人間豹企画                  」

私は貧乏も顧みず思わず電話したくなった…。

243 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/19(日) 11:46

ゆんは、呼吸をしていないもはや人とは呼べなくなったそれを観察した。
年齢13〜16歳くらいの少女のように見える。一糸纏わぬ裸だった。
残酷な事に右腕が胴体から切断されていた。
切断部にはとくに血がべったりと付着している。
観察を続けるゆんの中で疑問が芽生える。
辺りを見回したが、衣服が見付からなかった事。
右腕の切断面があまりにも綺麗過ぎる事。
まるで、カッターか何かで切り取ったようだ。
(被害者は裸でここまで来たのか?一体どんな道具を使って腕を切断したのか?)
考えらる可能性は無数にあったが、一介の高校生に過ぎないゆんが得られた情報は
非常に少なく、現状では結論を出せそうにない。
衣服が無い以上、被害者の身元も分らない。
ゆんは考える事を止め、泉を起こす事にした。
手近にあったバケツ持ち、すぐそばの海岸に行き海水を汲む。
そして、戻って来ると泉の耳元で叫んだ。
「泉ちゃん朝ですよー!学校遅刻しますよー!」
「…?」バシャリ!
半分意識を取り戻した泉に海水をかける。
「アギャー!!!!!!!」
情けない声と共に泉は飛び起きた…。

#短くてゴメンナサイ

244 :その頃の西森純子:2000/11/22(水) 11:38
尿意をもよおして大ピンチ。

245 :名無しのオプ:2000/11/23(木) 22:19
自分の失策に嫌気が差した。
これからどうすればいいの…?
当然のことながら、指示をくれるものはいない。
すべては自分の選択を信じるしかないのである。
人生について真剣に考えたことなどなく、孤独と正面から
向き合ったことのないわたしに選択など…
ああわたしは負け犬なのね……
いや、ここで逃げたらこれまでの人生で失敗を繰り返して
きたことの二の舞である。
ここまできたらもう自分を偽っている場合ではない。
目の前の事実から目を背け、逃げている場合ではない。
何とかしなければ、とりあえず歩き出さなければ何事も始ま
らないのである。
もう負け犬はたくさん…
そのときわたしの中で燻っていた何かがはじけた……

246 :名無しのオプ:2000/11/23(木) 22:31
そしてこちらも撤収

247 :名無しのオプ:2000/11/23(木) 23:09
そう呟いた直後>>246の頭部は何者かの銃弾によってこなごなに
吹っ飛んでいた。
>>246は迂闊にも忘れていたことがあった。いや正確には気づい
ていないというべきか

このスレは途中からゼロサム・ゲームになっていたことを…

248 :質問:2000/11/24(金) 14:04
>>245の「自分」って1βのことですか?
話の流れ的には西森純子だよな〜


249 :245:2000/11/24(金) 15:20
流れの通りですよ。

250 :名無しのオプ:2000/11/26(日) 01:41
新潟県羽刈郡小国町には「唐の黒んぼ退治」なる逸話が語り継がれている。
文久元年、小兵力士の両国梶之助(160センチと伝えられる)が
210センチのインド人レスラーと対戦。相手の急所を掴んでの反り落とし
(バックドロップに近い技)で悶絶させたというもので、この殺人技を
当時の人々は「どっこい芝つかみ」と称して囃し立てた。

251 :1β:2000/11/26(日) 19:57

「唐の黒んぼ退治。ふむふむ。なるほど」
私は「知られざる日本の逸話」という、豆知識本を読み耽っていた。
小説の続きが書けない事から現実逃避して気を紛らわせていたのだ。
「これ以上、原稿料が入らないと我が家の家計は破滅ですよ」
お妙がどんよりとした顔で、私に言う。
もはや、怒る気力も失ったようだ。
「そうか。ゴメンよー。いやー、ちょっとスランプでさ。
 それにスランプ中に妥協して無理に書くのは私の美意識が許さないのさ。フッ」
「あんたは、文学界の巨匠かい?。えー加減にしなさい!」パシッ。
お妙は容赦のないツッコミを
(最後のセリフは我ながら決まったな。フッ)、などと悦に入っいた私に入れる。
「お妙、最近、君ちょっと怖いよ」
「だって、それは仕方ありませんわ。こんな環境にいたら誰でも矯正されてしまいます。
 先生はきっと気の短い女性が好きなんだわ。それとも、これは私がどれくらいで怒り出す
 かの実験ですか?きっとエクセルで折れ線グラフでもつけているんでしょ?」
お妙は機関銃のようにまくしたてる。
「ってゆーか、君パクってるね」
「あ、バレました?。やっぱり、読者を増やす為に必要かなと思って」
アハハ、とお妙が笑って言う。
「ちょっと意味不明だよ。でも、パクリもミステリ作家を多く知らないと、
 飽きられるかもね。ちなみに、私もそんなに詳しくはないよ」
「ところで、この後の執筆予定はどうします?」
「うん、ペースは落ちるが、もちろん続けるよ。お妙にも苦労かけるね」
「苦労なんて、そんな…。先生…。私は貧乏でも、ちっとも…」

ピンポーン。


252 :1β:2000/11/26(日) 20:00

人情話風のちょっと良い雰囲気になりかけた所で、玄関チャイムが鳴った。
「多分セールスマンですよ。私が出て来ますね」
お妙は気持ちを切り替えるようにニッコリと笑うと玄関へ向かった。すると…。
「あれー?、原稿の催促に来たんですが。先生はいますか?あなた誰ですかー?」
担当編集者、鳥口の聞きなれた声が響いてくる。
私は慌てた。お妙の事をどう説明するべきか?
知人の来訪など殆どないので油断していたのだ。
「やっ、いらっしゃい。原稿ならもうすぐ上がるよ。少しだけ待ってくれないかな?」
私も玄関へ向かうと、落ち着いた感じを装って鳥口に答えた。
「そ、それより、この方は?」
「え?あぁ、この娘?実は親戚の娘でね。こちらの大学に進学するので、しばらく
 ここから通う事になったんだ」
「へー、そうなんですかー?。ところで、お名前は?」
「え?、…名前?。そうそう!、香菜。香菜っていうんだ。まぁ、これから宜しく頼むよ」
私はこれから小説に登場させようと思っていたキャラクタの名前を口にしていた…。

253 :1β「その頃の人間豹企画」:2000/11/26(日) 20:02
店長(人間豹)は新人さんの監禁凌辱プレイ実技研修に大忙し。
どんなプレイ内容なのかは電話した者しか分らないのが残念だった。

254 :1β「2ちゃんねる殺人事件」:2000/11/26(日) 20:04

泉とゆんは病院の中を探索していた。
今後の行動の手掛かりになる物が何かあるかも知れないからだ。
「それにしても、何か見付かるのかなぁ?大体、ここは埃っぽ過ぎるよな。ゲヘゲヘ」
「あ、泉ちゃん!あれ!あれ!」
「な、何だよ?」
ゆんの素っ頓狂な大声に驚いた泉がビクリとなり声をあげる。根っからの小心者だった。
「ほら?、あれ!…凄い大きい蜘蛛!」
ゆんは感動した様にウットリと言った。
「バカ!そんなのはどうでも良いんだよ!」
パシッ。泉がゆんの頭をはたく。と、その時、

パーン!

甲高い音が遠くから響いた。それはドラマなどで聞き慣れた音だった。
「まさか、銃声?」
ゆんが信じられないといった声をだす。
二人は顔を見合わせた。
また一人犠牲者が出たというのか?
純はどうやって拳銃を手に入れたのか?
本当に純の仕業なのか?
泉は小学校時代のおとなしかった純を思い出すと、未だにこの状況を認めたくない
気持ちが強かった。
だが、事態は悪化をたどる一方だ。
「とりあえず、現場に向かってみようぜ」
「うん」ゆんも同様の気持ちなのか言葉少なく頷くだけだった…。

#西森純子の話は皆さんでドンドン進めてくれると助かります。

255 :パクリ屋:2000/11/26(日) 20:57
あーァ。
むごさ、せつなさ、悲しさ、つらさを。
底の底まで見てきたお陰で。
こちらの頭が少々変テコ。
これをこのまま棄ててはおけぬと。
思いこんだが因果のはじまり。
そこでなるほど貴方の仕事は。
実にもっとも千万至極じゃ…
…スチャラカ、チャカポコ、チャカポコ。

256 :名無しのオプ:2000/11/27(月) 05:06
その頃、島の20km沖合では世界ユニクロ開放連盟の主力艦隊が集結しつつあった。
世界ユニクロ開放連盟とは全世界にユニクロのフリースを売りつけようとたくらむ
(株)ユニクロの意を汲んだ外郭団体であり、これに反対する勢力をことごとく
叩き潰してきた恐るべき戦闘集団である。
国際ヌーディスト振興協会とはここ数年対立を続けてきたのであるが、協会の実権を握る
副理事長が確実に島に滞在している娘の誕生パーティーの日を狙い、一気に島ごと
殲滅してしまおうと、進出してきたのである。


257 :吾輩は名無しである:2000/11/27(月) 12:21
一方、これを察知した国際ヌーディスト振興協会では、世界ユニクロ開放連盟の会長
暗殺を謀るべく1人のスナイパーを送り込んでいた。
コードネームは『コルク13』
請け負った仕事の成功率99.9%以上という世界最高峰の殺人マシーンである。
現在彼は、1枚2,900円と表示された価格プレートをフリースに貼り付けながら
会長暗殺の時期を見計らっている。

258 :名無しのオプ:2000/12/01(金) 17:38
「副理事長の所在は確認したのか。」
世界ユニクロ開放連盟第七艦隊旗艦『原宿』のブリッジで世界ユニクロ開放連盟会長は
世界ユニクロ開放連盟第七艦隊司令長官に尋ねた。
「はっ、潜入した諜報員によりますと、約1時間前に本人を確認したのですが、その後行方不明
となっておりまして…なにやら予期せぬ事態が発生したらしく…」
世界ユニクロ開放連盟第七艦隊司令長官は世界ユニクロ開放連盟会長にパーティー会場で
起こった 出来事を説明した。
「それで島から出ていった船はいないのだな?」
世界ユニクロ開放連盟会長は世界ユニクロ開放連盟第七艦隊司令長官に尋ねた。
「はい、今のところ一切島から出た船はありません。」
世界ユニクロ開放連盟第七艦隊司令長官は世界ユニクロ開放連盟会長に答えた。
「よし、それでは特殊工作員一個小隊を島に潜入させろ。副理事長の居所をなんとしても
つかめ。それと娘の所在もだ。」
世界ユニクロ開放連盟会長は世界ユニクロ開放連盟第七艦隊司令長官に命令した。
「はいっ!了解しました!」
世界ユニクロ開放連盟第七艦隊司令長官は世界ユニクロ開放連盟会長に返事をした。



259 :名無しのオプ:2000/12/01(金) 19:11
「なあ、あそこでフリースに価格プレートを貼っている男、東
洋人かな……?」
世界ユニクロ開放連盟第七艦隊旗艦『原宿』の縫製工場の職員
セリャリノヴィッチは同じラインで作業しているジーナに声を
かけた。
「さあ…?カムウィク人じゃないかしら……」
「カムウィク人だって……?」
セリャリノヴィッチはジーナに問い返した。
「ええ、あの男かどうかは知らないけど、今度新しくカムウィ
ク人の男が配属になるって話を聞いたことがあるわ……」
ジーナは水晶の如く冴えた眼差しを、じっとセリャリノヴィッ
チに据えて言った。
セリャリノヴィッチは体をぶるっと身震いさせると、
「いや薄気味の悪いヤツだよ…あのカミソリのような目で睨ま
れただけでゾッとするね……」
ジーナは、心許ない顔つきをしているセリャリノヴィッチに、
「カムウィク人はねもともと放牧の民だったの……だけどスタ
ーリンに羊、土地、すべてを奪われた……厳しい顔にもなるわ
よね……」
と悲しい声で言った。

260 :名無しのオプ:2000/12/02(土) 02:45

世界ユニクロ開放連盟第七艦隊の主力を構成するのは、百隻を超える超大型
量子艦だ。まずは、投げ槍のような外観に射出アームをそそりたたせた、マットブラックの
強襲母艦数隻。そして、ブラック・クリスタルでできた隕石のごとき、美しくも醜悪な
C3司令艦数隻。燬光艦の図体をうんとでかくしたような、風船型の巨大戦艦。
艦体は小さいが巨大な遮蔽フィールドに護られ、まばゆい鏡と化した表面に太陽と
何百もの推進炎を映しこむ、前線防衛用の前哨艦隊。悠然と進む超大型艦のあいだを
飛びまわる、おびただしい高速戦闘艦の群れ。ゼロG船倉に何千名もの海兵隊を収容
する巨大な兵員輸送船の集団。そしてフリゲート艦、快速攻撃艇、ミサイルALR、
超光速通信中継前哨艦、さらには、奇怪なアンテナと探測機のアレイを装備した
正十二面体の遷導艦など、支援艦艇も相当数が同行していた。


261 :名無しのオプ:2000/12/02(土) 13:40
12時間勤務を終えたセリャリノヴィッチとジーナは母艦内に設置されている
レストラン「みずほ」で食事をとっていた。

「今日は君の誕生日だろう?実は君にささやかながらプレゼントがあるんだ…」
と、セリャリノヴィッチは照れくさそうに顔を赤くして言った。
「まあ、何かしら……」
ジーナはそのしなやかで艶のある、長々とほっそりした指を胸のまえで組みな
がら目を輝かせる。
セリャノヴィッチはリボンの巻かれてある一本のウォッカを袋から取り出すと、
「これ『ペルツォフカ』だ…別名『ウクライナの剣』……」
「あ、ありがとう!」
ジーナはその唐辛子の入ったフレバードウォッカを眺め、そして目を細めた。
「でもよく手に入ったわね…」
「ふふふ、まあ君のためだからね…」
セリャノヴィッチはでれっとした表情を浮かべると、
「それじゃあジーナ、君の27才の誕生日にスダローヴィエ(乾杯:ロシア語)!!」
それを見たジーナは、少々照れくさそうに、
「まあ!あまり年齢のことにはふれないで…ふふふ……でも今日はうれしかったわ!」
と、その口元に妖しげな笑みを浮かべ、
「本当にありがとう……スドローヴャ……」
とウクライナ語で「乾杯」と言った。

262 :名無しのオプ:2000/12/02(土) 14:03

「おい!起きろ!!」
突然頬を叩かれ、純子はハッと目を覚ました。
いつのまにか眠っていたらしい。目を開いてみると、
相変わらず床に縛られている状況は変わりないが、縛られている自分を
囲むようにして5人の黒いフリースを着た男達が立っていた。
眠っていた間に失禁してしまったらしく、彼女の濃い黒々とした若草の茂みは
しっとりと濡れそぼっており、水分をたっぷり含んで収縮した荒縄はますます
彼女の秘めたる部分を刺激していた。
(イ…イヤッ……!)
「西森純子だな、母親はどこにいる!」
男の一人が腰をかがめ、耳元で怒鳴ったが、純子は今まで経験したことのない
激しい羞恥心と絶え間ない痛痒感のため、何も答えることが出来なかった。
「黙っていてもすぐに判ることだ。
  時間が惜しい、自白剤をよこせ。」
そう言うと男は別の男から白い錠剤を受け取り、むりやり純子の口の中に押し込んだ。
「この薬はどんな訓練を受けた人間でも簡単に自白してしまう。
ただしそいつの精神は崩壊してしまうがな。」
そう男が自信たっぷりに言ったとき、薬を手渡した男が叫んだ。
「隊長!間違えました、それは自白剤ではなく下剤です

263 :その頃の1β:2000/12/02(土) 14:36
キャラ作りの参考にと≪あかずの扉≫シリーズ3冊を読破。
「そうか!こういうのがええのんか!」
と再び執筆にとりかかるも、自分がますます誤った方向に進んで
いることなど知る由もなし。

264 :名無しのオプ:2000/12/03(日) 16:48

国際ヌーディスト振興協会がコルク13に依頼したことを察知した世界ユニクロ開放連盟は
コルク13に対抗すべき強力な秘密兵器を用意していた。
究極の人間マシン、バイオニック・ソルジャー “ライリー”である。
単独でゲリラ本部を殲滅したゲリラ戦の天才、ジョージ・モラレスと陸上短距離の天才的
ランナー、IQ180の頭脳を持つヘレン・ランドレー、この二人の遺伝子を掛け合わせて
生まれた人間がライリーなのである。
彼は100mを10秒02で走りながら、1万mで28分を切るという、常識破りの人間であり、
射撃と格闘技の分野ではオリンピックの金メダル以上の実力を持つ超人である。
当然工作員としてのノウハウも完璧に叩きこまれ、敵の暗殺や味方の要人救出などの実戦
でも何度も成果を挙げている、まさに世界ユニクロ開放連盟の切り札である。
世界ユニクロ開放連盟はコルク13の行動をシミュレートし、世界ユニクロ開放連盟第七艦隊
旗艦『原宿』の縫製工場職員としてライリーを送り込んだ。


265 :その頃のマーカス・モンゴメリー:2000/12/03(日) 18:36
「アウウウ…アウ…」
アメリカ連邦刑務所にて看守に賛美歌第13番を必死でリクエスト

266 :名無しのオプ:2000/12/03(日) 23:12
「な、何…小川第七艦隊司令長官補佐が!?」
世界ユニクロ開放連盟第七艦隊司令長官は、小川第七艦隊司令長官補佐が何者かに殺害された旨の報告をヴェッセル軍曹から受け、動揺を隠しきれず思わず叫んだ。
「はい!現場近くで作業をしていた縫製工場職員から、知らせがありました!」
「……」
ヴェッセル軍曹は直立不動のまま続けた。
「ナイフで正面からノドを刺されて即死状態でした……しかし信じられません補佐ほどの男が…」
殺された小川第七艦隊司令長官補佐は二十歳で旧KGB養成学校に編入。
翌年主席で卒業。その後世界ユニクロ開放連盟の中枢でめざましい活躍をあげ、
過去最年少幕僚長昇進の呼び声の高い男であった。
「小川め…あれほど油断するなと言ったのに…よしヴェッセル軍曹!」
「はっ!」
「貴様が指揮をとって小川重吉第七艦隊司令長官補佐を殺害したものをつきとめ、必ず連行しろ!!」
世界ユニクロ開放連盟第七艦隊司令長官はそう怒鳴るとこぶしで机を殴りつけた。

267 :ユニクロ社員:2000/12/04(月) 02:56
>>256
ウチは(株)ユニクロではありません。お間違えなきよう。

会社概要
商号     株式会社ファーストリティリング
      FAST RETAILING CO.,LTD
本社事務所 山口県山口市大字佐山717番地1
設立     昭和38年5月1日
事業の内容  自社で企画開発したノンエイジ・ユニセックスのカジュアルウエアを「ユニクロ」という店名の郊外型店舗で販売する小売業
資本金    3,174百万円
発行する株式の総数 80,000,000株
発行済株式の総数  26,461,005株
従業員数  1,055名
株主数   4,880名

268 :名無しのオプ:2000/12/05(火) 16:24
小川第七艦隊司令長官補佐を殺したのはコルク13であった。
なぜ彼は本来の仕事を果たす前に、自ら警戒を呼び起こす行動をしたのか。
それはコルクが\2,900で買ったフリースを、小川第七艦隊司令長官補佐が
同じ物を金・土・日の3日間限りの特別セールで\1,980で購入した事を
知ったからである。
まことにプロらしくないミスと言えよう。

269 :その頃の香菜(お妙から改名):2000/12/05(火) 17:58
香菜は白髯橋のたもとにあるガストで一人コーヒーを啜っていた。
彼女が1βの家を出てから既に1週間以上が過ぎようとしていた。
初めの頃はカプセルホテル等に泊まっていたが、ほぼ着の身着の
ままで飛び出したため、ここ3日ほどは24時間営業のファミレ
スで夜を過ごしていた。
「これからどうしよう…」
香菜は先月の自分が家出するきっかけとなった出来事を思い返した。

「なんで私の事を“香菜”なんて紹介したんですか!私にはちゃん
 と“妙”って名前があるんですよ!」
鳥口が帰った後、香菜は1βに向かって怒って言った。
「う、うん…いやぁ〜、君ももうちょっと現代的な名前の方がいい
んじゃないかと思ってね…」
「え!?妙が現代的でないとでも、先生はおっしゃるんですか!」
「ってゆーか、“お妙”って名前じゃ読者が萌えられないと思うん
 だよね〜。知ってる?今の新本格の作家って、トリックの考案よ
 りもキャラクターの名前に殆どの時間を費やしてるんだ。
 彼らは人間が描けないから名前に凝って、読者にそのキャラにつ
 いてに想像で補完してもらおうと手抜きしてるんだね。
 悲しいけれど、これが今の新本格の実態なのさ…」
さらに続けて1βは香菜に言った。
「それにもう、君がイヤだと言っても地の文も既に“香菜”になっ
 ているんだよ」
「あっ!ホントだ!!ひ…ひどい、先生!

270 :その頃の香菜(お妙から改名):2000/12/05(火) 17:59
「もしもし…?おね〜さん、いくら?」
気が付くと自分の前にくたびれたスーツを着た中年のサラリーマン
らしき男が立っていた。
(いくらって?…ハハァ、これが噂の援助交際ってやつね。冗談じ
 ゃないわ、バカにして…)
しかし残金が既に千円しか無かった香菜は、自分でも思ってもみな
かった言葉を口にしていた。

「3万」


271 :名無しのオプ:2000/12/05(火) 21:53
香菜と中年男を乗せたタクシーはホテルへと向かっていた。
タクシーの後部座席で中年男は香菜の背中から腋の下へと手を回し、香菜の胸を掴んで自分の方へと肩を引き寄せていた。
「なんでこんなことになったのかしら…」
香菜はつぶやいた。
答えは香菜にも解っていた。
「全部先生が悪いのよね…」
1βが書きこみを怠っていたこの10日余りの間に、本編の方は全く進まず、サイドストーリーばかりがどんどん膨らみ、もはや収拾のつかない事態に陥っていたからである。
「コルクだのユニクロだの純子だのセリャ…なんとかだのって、どんどんストーリーを枝分かれさせるのは結構だけど、話を始めた人達は、ちゃんと続ける気があるのかしら?」
中年男は香奈の胸を揉み始めた。
「でも先生は何でもレスは歓迎って言ってたから、レスが付くだけマシなのかもね…」
「でも10日はちょっとほったらかしすぎね…
「そもそもこれは単なるリレー小説じゃないんだから。このスレッドは1(1β)がレスを繋げて分析的に物語を構築するのが醍醐味なのに…」
中年男は香菜の胸を揉み続けている。
「本編が進まないなら、せめて私との漫才だけでもアップしてくれていたら、ちょっとは違った展開になったかも…
「まあ元々先生が始めたことじゃないし、いきがかり上とはいえ、あえて火中の栗を拾うようなことは他の人にはとても出来ない事。そんな先生だからこそ、私はついていったのよね…」
香菜は先ほどまで1βに抱いていた怒りが次第に和らいでいくのを感じていた。
「やっぱりもう一度先生の所に戻ろうかしら…って、ちょ、ちょっと待って!」
いつの間にか中年男は香菜の服の下に手を入れ、直接香菜の乳房を揉みしだいていた。
「や、やめて下さい!やっぱり帰ります!」
香菜は男を引き離そうとしたが、この3日ほどまともに食事も睡眠もとっていない香菜には、男を突き放すだけの力は残っていなかった。それどころか男は香菜のスカートの中にまで、手をのばし始めた。
「ああ…結局このパターンなのね……」
香菜と中年男を乗せたタクシーはそのまま夜の闇へと消えていった。



272 :その頃の1β:2000/12/06(水) 03:03
“●ミステリー板の住民でつくる推理小説”に30回目のカキコをはじめる。
「やっぱ、こっちのが気楽でええわ〜」

273 :匿名希望さん:2000/12/06(水) 10:56
「小川第七艦隊司令長官補佐を殺害した犯人と思われる人物が見つかりました!」
ヴェッセル軍曹は世界ユニクロ開放連盟第七艦隊司令長官に報告した。
「そうか!それで犯人はどこにいるのだ!」
「そ…それが…逮捕寸前で逃げられました…」
「ばかもん!それじゃあ報告になっとらんじゃないか!」
「は、はっ失礼いたしました!…ですが目下バイオニック・ソルジャー“ライリー”がヤツの行方を追っていますので逮捕は時間の問題かと…」
ライリーの名を聞いた世界ユニクロ開放連盟第七艦隊司令長官はやや安堵したように葉巻をくわえ
「そうか…ライリーか……ヤツにまかせておけばまず間違いはないだろう…」
とゆっくり煙を燻らせ窓の外を眺めた。それから
「ところで小川第七艦隊司令長官補佐を殺った犯人は誰だったのかね…?」
と、緊張気味に佇んでいるヴェッセル軍曹に問いかけた。
「はっ!調査の結果、縫製工場に職員として紛れ込んでいた東洋人と判明いたしました。」
「ほう…すると例の会長暗殺のために送り込まれたスナイパー『コルク13』とかいう男かね…?」
「はい!そうであります!そしてその後の我々の調査で『コルク13』の正体も突き止めました!」
「な、何!?…で誰なのかね…その正体とは……」
「はっ!その男は本名をデューク・サ……」

ドウッ!ドウッ!
ヴェッセル軍曹がそう言いかけたところに2発の銃声が響いた。
ゆっくりと崩れ去る二人の男。
静寂が支配する部屋の中を、吸いかけの葉巻から立ち上る青い煙だけがただ揺らめいていた。

274 :1:2000/12/08(金) 14:15
1βへ
清涼院涼水スレを見てると確信して、今レスしてるけど
なんか、もし続きを書こうとしていたのであれば、水を差
してしまって悪かった…本当に申し訳ない。
1の役割を受け継いでくれたときは本当に嬉しかった。
(本当はその時に何か言えばよかったんだろうけど…)

リレー小説の組み立てかたも皆の意見を聞きながら進め
たりとか、文章も俺なんかより全然上手かった。
これから続ける続けないは1βが決めることなんだけれど、
もしsageながらでも続けるのであれば、俺は続きを読みたいと思う。
俺はもう書き込みはしないから、できれば続けてください。

勝手なことばかり言ってごめんな。

それから、名無し屋、人間豹、そーだい、肥溜、権助ctc…
には自分の勝手な振る舞いでご迷惑をおかけしたことを深くお詫びします。
それでは…

275 :1:2001/01/11(木) 13:41
5…………………

4………………

3…………

2………

1……

276 :名無しのオプ:2001/01/12(金) 14:36
2………

3…………

4………………

5…………………

277 :1:2001/01/12(金) 14:58
フォー!…………………チッチッチッチッ

スリー!………………チッチッチッチッ

ツゥー!…………チッチッチッチッ

ワンッ!………チッチッチッチッ

カチッ!!

278 :木村サンスケ:2001/01/12(金) 15:02
コピペでしか自分の言いたいこと出せないなんてバカじゃねーの?
誰もコピペなんか望んでねーって。普通の会話してるところにバカが
書いたバカのためのバカな文章貼り付けられて迷惑以外の何物でもないって
こと気付かねーのか?ホントバカだな。ああ、バカだからコピペするのか。
あげくの果てに、テンプレートを欲しがる。自分で書けっての。ああ、バカ
だから自分で何か創り出すとかそういうの、無理なんだね。オマエモナー、
逝ってよし、氏ね。ぼきゃぶらりー少ないもんねー。実生活でも使って
んだろ?会話の途中で急に使ったりしてさ。あ、ごめんね。コピペやる
連中に友達なんていないか。あ、ごめんね。コピペやる連中に友達なんて
いないか。「違う違う、俺はそんなんじゃない」って言われても、みんな
そういう奴想像してんだよ。だからそうなの。コピペしてヘラヘラ喜んで
るような奴、関わり合いになりたくないの、みんな。男も女も両親も
ポチもタマも猫も杓子も。何食って生きてんの?何考えて生きてんの?
何で死なないの?何でコピペすんの?何で生きてんの?
あ、答えないでいいから。誰もあんたのことに興味なんてないからさ。

279 :麻耶信者S:2001/01/12(金) 15:10
↑誤爆?

280 :木村サンスケ:2001/01/12(金) 15:20
「あれ?今日の髪型へんじゃない?」
「えっ!?そう?」
「うん。絶対へんだよ」
「そーかなー?」
「へんだよ。へんだよ。hいんdあよ…」
「どうしたの?様子が変よ」
「………ごめんね。なんでもないの。ところでこの間さー
あんた

281 :1:2001/01/12(金) 15:28
ウインナーソーセージってのは、一般的にハム、ベーコン
プレスハムなどを作った後の残肉を使って作ってるみたい
なんだ。

作り方知ってるけど聞きたい?なんか質問でもあるの?

282 :木村サンスケ:2001/01/12(金) 15:42
「こらこら!そこ、おしゃべりしなーい!
いいですか?ここは特に重要な部分だから
きちんとおさえとけー!」

283 :1:2001/01/12(金) 15:52
いいのか?いかがなもんか?どうですか?
なんでないの?いつから壊れたの?知ってますか?

284 :傍観者:2001/01/13(土) 01:24
なんであがってんのコレ…
しかも1ヶ月以上経って

コピペ専用スレッドにするならsageてくれ

285 :1:2001/01/30(火) 23:30


「もう、やめよう。」
何度となく心の中でつぶやいたことか。
中傷、嫉妬、ありとあらゆる感情が渦巻く巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」
どこかで敬遠しながらもなぜかその魅力に取り憑かれたように今日もまた、
熟練した手つきでマウスを扱う。
平山透の頭の中では妄想めいた思考が渦巻いていた。
いま彼を支えているのは他でもない、この2ちゃんねるという電子掲示板なのだ。

ミステリ板における捨てハンを含む固定ハンドルの書き込みは、数こそ多くは
なかったが、透の記憶には深く刻まれている。
やはり印象に残る言葉は、匿名で書き込まれるよりも鮮烈に目に焼き付けられた。

286 :1:2001/01/31(水) 21:58
透は彼らと再びいがみあうために、このスレッドへ舞い戻って
きたわけではない。
ただ、やり残したことを完結したいだけである。
それほどまでに透の心を拘束している「2ちゃんねる殺人事件」。
その因縁の深さを知れば知るだけ、なおさら呪い、そして恐れた。
そして、最後まで離れられなかった意志の弱さを怒った。

「こりゃネタスレなんだからさあ、レスくれた相手ってのは
そのネタにノってくれてるんであって、感謝すんならともかく
ちょっと煽られたからって「コピペ乞食」だのなんだのって
いいように中傷する態度って問題あるべよ。
前にも言ったけど、スレは立てたヤツの持ち物じゃねーからなあ」

男はなおも連呼しながら、続けざまに怒鳴りつけている。
透は天井を見据えながら唇をかみしめた。
どれほど不愉快に充ちてはいても、やはり最後の落ち着き場所で
ある。
自身で育て上げたスレッドをかばう盲目的な本能が、常に心のどこか
に潜んでいた

287 :1:2001/02/01(木) 13:12
朦朧とした意識の面に、泡の如く消えては結ぶ妄想のきれぎれに、
息の詰まるような光景が、ありありと透の胸に描かれた。
透は、自分の性格がわがままで非常な反社交的に出来ていることを
知っている。また交友ということに対して、それほどの価値を認め
ない人間でもあった。
透は自分の胸底に燃えてある芸術上の欲求を、常におぼろげに意識
しながらもひとたび彼らに接すると、自分のなかの軽薄な、うそつ
きな、汚らしい面ばかりが活動した。
だが、やはり人間というものは、そんなにいつまでも一つ人を恨んで
いる訳にもいかない。

288 :1:2001/02/02(金) 14:02
いつのまにか彼らはむっつりと鬱ぎ込んでしまっていた。
気まずさを共に覚えていながら、それを口にださずにいつまでもすま
しているのは、透にとっても間が悪かった。
「まあ、どうか解決するだろう」
実際、透がたかを括っていたとおり、いかにもうまく解決がついてし
まった。
彼らのためにはうますぎて、相手のためには気の毒な解決ではあったが
しかし、男が生きていて、透が容易に責務を果たさず四方八方から攻撃
されるより、どんなにましだかわからない。
男が可哀想であると同時に、透にはなんと言っても幸運であった。

289 :1:2001/02/05(月) 14:03
「いつまでたってもお前が責任を果たさないから、彼は死ぬことになった。
これでお前の信用のなさも同時に消滅することになるわけだ。」
わたしの中で毒舌を司る神が、自分を揶揄しているように感じた。



「君がここから出ていくと言うことは、他に考えがあってのことなんだろ?
今朝も電話であの平山とかっていう奴ともめていたじゃないか」
相手の言葉が異様な響きを含んで、遠山遼子の胸に突き刺さった。
室内に重苦しい雰囲気が立ちこめる。
遼子はどう答えていいのか分からずに、唇を噛みしめながら、ただ床を見つ
めていた。
相手の男、山本は、その痛々しいくらいに痩せて頬のこけた容貌の中に、目
だけを浅ましく光らせながら静かに黙々と遼子を凝視している。
「きみは本当に憎い奴だ。とうとう俺を騙したんだね」
「ち、違う…騙してなんかいない…今朝の電話だって急に向こう
から……」
その後の言葉が出てこなかった。確かに平山透とは今後一切干渉
しないことを遼子は山本に誓っていた。
だが……
透の態度は明らかに以前と違っていた。あの熱心で真面目だった
雰囲気はまるで消え去り、どこか病人めいた譫言をぶつぶつと呟
いていた。
遼子は電話越しに伝わってくる息の詰まるような恐ろしい空気に
耐えきれず、気がつくと受話器を放り捨てていた。

290 :1:2001/02/05(月) 23:21
「なぜ私は捨てられるのだ」
山本は渋面をつくり、その窪んだ眼底に涙を光らせた。
遼子は、胸の中にあることを言い出そうとしてしばらく躊躇していたが、やがて
「あたしは…あなたと似ているの…だから…」
「お前はすぐそんなことを言いだす…」
山本は煙草の煙を遼子に吹き付けながら言葉を遮った。
そして鋭く異様に輝く瞳を、闇の中できらりと遼子へ注いだ。
「君が何を言いたいのかよく判らない。君は私の本当の気持ちを察してくれる。
つまらないことで悩む私の性格を愛してくれる、唯一の女性だ」
「感謝してるわ…あたしに何でも話してくれて…でも…」
先程から降り出した雨が次第に強まってきた。
まるで滝の如く叩きつけるおびただしい量の雨が、ざあざあと直射する喧噪のなかに
最後の言葉が打ち消された。

291 :1:2001/02/06(火) 11:15
「あいつも哀れな男だ。まあ病気なのだからしかたがない」
とにかくわたしは、病人が聖者たる心境に到達して、気高く美しく死んで
くれることを、病人のためにも自分のためにも祈らずにはいられなかった。



「どうも、しばらく……」
こう言って、いささか丁寧すぎる程度に頭を下げながら妙にしおれた
顔つきで透が挨拶をすると、寝ころんでいた田中は不承に起きあがって、
黙って会釈をした。
「しばらく…」と言う彼の言葉のうちには、単に非を詫びるばかりで
なく、この間からの不正な行為を謝罪する意味も含まれていた。
少なくとも透は、それを含ませているつもりであった。
そうして田中がいやいやながらも自分に礼を返したことから、透は暗々
のうちに許されたものと解したかった。
「きのう君のところに入れたメールを読んでくれたんだね」
しらけた場を取りなすよう煙草に火をつけ、田中は言った。
「はい、ありがとうございます。それで様子を聞きにきたんですが
例の件、いつになったんですか?」
「まあ待てよ、今日君がやって来たということは、他に何かあるんだろう?
今朝も遠山遼子を掴まえて、いろいろやってたそうじゃないか。そういう
ところは、君もなかなか上手だねえ」
田中はこういって機嫌良く笑った。

この男は何もかも知っている…
いつも遼子の話になると恐ろしく元気づいて、誰より先にぺらぺらしゃべり
出さずにいられない透は、さすがに話に加わる資格がないと考えたのか、
黙って田中の話を聞いていた。

292 :1:2001/02/09(金) 10:31
単に人格が下劣なばかりでなく、境遇からいっても透は到底田中に勝るものが
ない。社会の底辺でうごめいているような透にとって、田中の身の上が羨まし
かった。
そして、それ以上に田中の話を聞きながら、透は、今更のように遼子が尊い人
物であったことを噛みしめた。
透のような凡庸な男には容易に窺い知るとの出来ない彼女の秘密が、今ここに
いる病人にのみ開かれたものとして、ありありと明かされていた。
彼女の、その荘厳な人格は、にわかに透をひれ伏させ、神と人とを仲介する知恵
者のごとく尊敬に値する。
透の意識の面に現れた妄想に、透自身が悄然としていた。

293 :名無しのオプ:2001/02/21(水) 20:39
がんばってください

294 :名無しのオプ:2001/03/02(金) 23:23
荒らし

295 :名無しのオプチューン:2001/03/02(金) 23:25
作:松岡圭祐

296 :名無しのオプ:2001/03/02(金) 23:34
これだけsageてても倉庫行きにならないこの板に萎え

297 :名無しのオプ:2001/03/03(土) 01:06
dat逝きにはsageは関係ないよ。最終書き込み日だよ。

298 :1:2001/03/05(月) 14:35
「遠山遼子に関する話はこれぐらいにして、そろそろ本題に入ろうじゃないか。
そうそう、それと僕は昼飯まだなんだが、食べながらどうかね?」
田中はそう言うと、脇の下の汗を拭きながら黄色い歯を覗かせる。
その顔つきは、飯を催促している様子だった。
透はやや不快な面の色を浮かべ一瞬目をそらしたが
「わかりました。じゃあ僕がごちそうしますよ」
と、愛想笑いを浮かべ田中と二人、外へと連れだった。


どんよりと曇った空を眺めながら、わたしは今、死にかかっている病人のことを
ぼんやりと考えていた。
惨憺たるその光景は、自分の目で確かめずとも大方予想が出来る。
甘い空想と、強い妄想にどっぷりと肩まで浸かり、無限の地獄を徘徊しながらも、
きっと些々たる友人の罪の行為を、清く潔く許していることだろう。
それに臨終の間際までわたしの背信を根に持っているはずもない。
「まあ、あいつも哀れな奴だったよな」
こういって、崇高に憫笑しながら死んでくれるだろうか。
わたしはおぼろげにそんなことを考えながら、静かに夢の中へ落ちていった。




299 :名無しのオプ:2001/03/09(金) 01:09
age

300 :名無しさん@1周年:2001/03/09(金) 01:20
田中は薄笑いを浮かべながら、流氷の浮く冬の銭湯につかっていた。
体が芯から温まる。この快楽を得るために俺は、一日外で交通整理を
していたのだ。そう思うと、我と我が身が悲しくなって、止めどなく
涙が流れ出た。涙は塩辛の憎しみとそば飯の愛情を湛えながら、
ものぐさな俺の頬に行く筋の夢を刻んでいった。
俺はパソコンを女湯に放り込み、言葉をつむぎだすことに命を掛けた。

        以下次号

301 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

302 :名無しのオプ:2001/03/13(火) 06:17
開始age!

303 :名無しのオプ:2001/03/19(月) 16:40
はよ続きかけ!

304 :名無しのオプ:2001/04/05(木) 15:21
感謝感激あげ荒らし

305 :そして:2001/05/05(土) 18:08
誰もいなくなった。

−完−

306 :名無しのオプ:2001/05/06(日) 00:55
S教、レイプおりとたけし
http://www.eurus.dti.ne.jp/~yamada-c/c001.jpg
http://www.eurus.dti.ne.jp/~yamada-c/c002.jpg
または草加暗殺組織が・・


307 :名無しのオプ:2001/05/06(日) 13:55
−完−

308 :名無しのオプ:2001/05/26(土) 17:18
コン

309 :名無しのオプ:2001/05/26(土) 20:08
さて、話は全くかわって・・・



310 :名無しのオプ:2001/05/26(土) 20:13
○売新聞の記者森恭彦は今日も小学生の作文以下の文章で記事を書いていた。

311 :名無しのオプ:2001/05/27(日) 19:42
2ちゃんねるにもカキコしていた。

312 :名無しのオプ:2001/05/27(日) 19:52
いいなあ。あんなんで給料もらえて。

313 :名無しのオプ:2001/05/28(月) 13:40
と、窓の外を眺めた。
宿酔いの彼にとって、外から差し込む陽の光はあまりにも辛い。

「2ちゃんねる住人」
そんな呼び名に違和感を覚えなくなったのはいつのころからだろう
1日の大半をモニタの前で過ごすことに何のためらいもなくなったのは
いつのころからだろう・・・
生産的な行為はしてないのに理屈ばかりが頭に浮かぶ。
アクセスするたびに自分で大切な何かが失われていく感覚。

前日の藤田VS高山戦が渦巻く意識の狭間で彼は考えていた。
「やはり人生は金と女と格闘技なのか・・・?」

314 :名無しさん@公演中:2001/05/28(月) 13:45
ここで一度書くという行為を離れ、見るという行為に徹してみよう。

315 :名無しのオプ:2001/05/28(月) 15:07
「見るという行為」それはすなわち「放置」ということであろうか?
気づいた途端、背中から大量の汗が噴き出してきた。

それほどまでに・・・
それほどまでに迷惑なのであろうか?
いつの間にかミステリ板における迷惑メール状態になっていた
このスレッドに取り残された彼は考えた。
「俺って被害妄想癖があるのかな・・・?」

316 :hhh:2001/05/28(月) 15:10
http://duffus.ops.uunet.co.za/~nic/gallery/kai.jpg

http://duffus.ops.uunet.co.za/~nic/gallery/kai.jpg


317 :名無しのオプ:2001/05/29(火) 20:04
しかし、彼はミステリ板に書き込むことを止められなかった。

318 :名無しのオプ:2001/05/31(木) 15:01
もう止めよう、もう止めようと決意したことはもう幾度か。
しかし、ふと時間に余裕ができるたび、ネットを泳ぐ彼の意識は
そこに戻っていってしまう。

319 :名無しのオプ :2001/06/01(金) 18:55
今日もまた彼は2ちゃんねるに戻ってきてしまった。

320 :名無しのオプ:2001/06/23(土) 23:40
さて、話は全くかわって・・・

321 :名無しのオプ:2001/06/23(土) 23:58
怖くなったので一般書籍板に非難しました。

322 :名無しのオプ:2001/06/24(日) 00:02
モナーの携帯電話が鳴った。午前5時。モナーの顎に薄く伸びたひげが
蒼い影を落としているように見える。
「…モナー。あたしよ。」ノリコからだった。とっくに捨てた女。
「…ひどいひとね、あなたって。あたしがどんなに苦しんでるか
わかってるの…ひとでなし!」

323 :名無しのオプ:2001/06/24(日) 00:03
  ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ・∀・)< オマエモナー!
 (    )  \_________
 | | |
 (__)_)

324 :名無しのオプ:2001/06/24(日) 00:37
\|/
/⌒ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ゚Д゚)< そうでもないよ。
| ∵ つ \___________
| ∵ |
\_/

325 :名無しのオプ:2001/06/24(日) 02:59
「ふう・・・。」
モナ−は携帯を切り、ため息をついた。
憎悪館、通称「ゾヌの館」。
彼は今、その忌々しき建物の前にいた。

326 :名無しのオプ:2001/06/24(日) 22:21
犯人は以上の中にいます。
必要な情報は全てそろっている。
そう、

327 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

328 :名無しのオプ:2001/07/10(火) 01:00
「モナーが他のモナーを殺したのです!」

329 :名無しのオプ:2001/07/10(火) 09:31
「ちょっと待ってください、あなたの推理にはアナがある」
ひとりの勇敢な厨房探偵があらわれた。

330 :名無しのオプ:2001/07/10(火) 10:52
「ちょっと待ってください、ぼくの推理にもアナがあった。山にこもって修行してきます。」
ひとりの勇敢な厨房探偵が去っていった。(某新本格作家のデビュー作より)

331 :名無しのオプ:2001/08/06(月) 11:35
それからどうした

332 :名無しのオプ:01/08/31 01:51 ID:hMetWMU6
終了ですか

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