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民俗調査の方法と問題について

1 :天之御名無主:01/10/18 22:02
民俗学においては、フィールドワークという調査方法が用いられることが
多くありますが、そこには様々な問題が存在します
このスレは、それらの問題について語り合うスレです

皆様のご参加をお待ちしています

2 :天之御名無主:01/10/18 22:21
聞き取り調査の結果(活字になったもの)に意見・批判はもらえても、
聞き取り調査の生成される場そのもの・自分の聞き取り方法の良し悪しとかには
なんのチェックも入らない。
そんな聞き取り調査の方法でいいのか?
自分の調査に、そんな疑問を抑えられないんですが・・・

3 :天之御名無主:01/10/18 22:29
>>2 のつづき

だから別のスレにも書いたように、
調査の場、様子、聞き取りに要した時間などの情報を明記することで、
内容の信頼性(限界性)をす試みをしてみたり。
しかし、それとてあくまでも調査者の主観。
無いよりは読み手に対して親切だと自己満足するしかなくて。
みなさんはどうしてるんでしょう?

4 :天之御名無主:01/10/18 22:29
こんなスレ待ってました。
自分はまだ学部生でフィールドワークも二回しか経験してないんですが
夏に調査に入った集落では、収穫時期と重なって
なかなか話をうかがうことが出来ず、難儀しました。
でもいまふりかえると
聞き書きって、忙しい中生活の色々を根掘り葉掘り
他人に聞かれるということで
やっぱり土地の人からすれば気分のいいもんじゃないですよね。

ああ、どうも文章まとめるの下手ですいません。

5 :4:01/10/18 22:35
ああ、書くのに手間取ってたら
2さんの話の腰折っちゃったよ。

たしかに調査してるその場の検証って
必要かもしれないですね。

6 :天之御名無主:01/10/18 22:49
「調査してるその場の検証」をするにしても、具体的にはどうすればいいの?
常に数人で調査をする?
第三者にチェックしてもらう?
校正段階で話者に確認を取る?
自信がないことは書かない?
なんかどれも現実的じゃないような気がするんだよな・・・・

7 :天之御名無主:01/10/18 22:56
>>6
>校正段階で話者に確認を取る?
>自信がないことは書かない?

この2つは「現実的じゃない」どころか、
必ずしなきゃ、と私なら思いますけど。

>「調査してるその場の検証」をするにしても、
>具体的にはどうすればいいの?

こういう議論、民俗学内部であんまり蓄積がないんですよね。
驚くべきことですが。
「調査地被害」にしろ「調査される側の眼」にしろ、
調査者の倫理を説くだけで、方法論の次元の話じゃないし。

8 :天之御名無主:01/10/18 22:57
調査は人と人が向かい合うわけですから・・・。
お話を聞くことができるかは運もありますよね・・・。
それから迷惑なようだったらそういう空気を感じ取って、
退散するしかないんですよね・・・。
でも限られた期間で更に調査項目があったりすると、
無理な調査もしてしまいがちですよね・・・。
話者の方を疲れさせたり・・・。

9 :4:01/10/18 23:01
聞き取り方法の良し悪しとかは
あとで活字化したものを見れば
それなりに検証できると思うんですが・・・

うーんどうなんでしょう?
おれも何の気無しに2さんの意見に乗っかって
書いちゃったけど、「調査してるその場」って
あいまいな表現で掴みにくい言葉ですね
あ、いや批判とかじゃないんですけど

10 :天之御名無主:01/10/18 23:08
調査をする時は、できれば丸一日かけて調査地をじっくりと歩きたいんだけど、
そうもいかないことが多いよね
地図と調査地の概要だけを渡されて、指定の場所に行って話を聞くだけだったり
することもあるわけで、なかなか自分のやりたい調査ができないんだよね

11 :天之御名無主:01/10/18 23:11
>7
「話者に確認を取る」というのも本来当然なんだけど、
時間が限られてしまうことが一番困りものですよね・・・。
それで、いい加減な調査結果が報告されて・・・
困ったものです。まったく。

私は話者の方に了解を得て調査内容を録音してました。
こうすれば少しは確実??
そうすると「おこす」のが大変!!げっそり!
でもそんな「テープおこし」の作業も楽しめたりした。
調査は基本的に楽しかった。沢山の人に会えて!
好意的に協力して下さる方が多かったです。ガクセイに。
(私の調査内容はともかくとして)楽しかった・・・。

12 :天之御名無主:01/10/18 23:22
>>11
「楽しい調査だった」が、必ずしも良い調査だったとは言えないわけで。
これは11さんへの批判ではなく、自戒を込めて。

録音テープかノート筆記か、ってのも、
古くて新しいテーマですね。
テープの方が「確実」とかいう、内容の正確さの問題ではなくて、
テープが、聞き取りの場に与える影響の検証とかって、
なされたことがあるんだろうか?
(これも11さんへの個人的質問ではなく、聞き取りの方法一般に関わる問題)

13 :天之御名無主:01/10/18 23:29
卒業論文と修士論文の時は調査に時間をかけた。
調査のバイトとは違って、
調査したい、聞きたいことは、
自分の中に山ほどあったから。
調査した結果が面白いようにつながっていくと、
その地域で暮らしたことのない私なのに、
なんだか形として見えてきたような気分になって。

ま、このムラはコレコレこうでした、という、
調査報告書なら楽なんだけど、
論文となるとなんか主張しなくちゃいけなくて!
自分に不利な調査結果は黙殺!したりして!
ま、そんなのが論文だけど。

14 ::01/10/18 23:31
個人的にはテープに録音するのは嫌いだな
なんと言うか、調査をしている時の空気のようなものが失われて
しまうような気がするんだよな

まあ、確実と言えば確実なんだけどね

15 :天之御名無主:01/10/18 23:33
最近小型で高性能のICレコーダーを買いました。これが調査の時に
かなり重宝しています。しかし、カセットとちがい小型で長時間
録音できるため、話者に断り無しで会話を録音したいます。鞄に入れたり、
胸ポケットに入れたりして。
もちろん個人の調査として録音しているのですが少し心が痛んだり
もします。カセットによる話者への影響がない方法なのでこれから
増えると思うのですけども皆さんの意見を聞かせてください。

16 :天之御名無主:01/10/18 23:34
>>14
テープを止めた後で、話者の本音がどんどん出て、
うろたえた経験アリ(W

17 :11:01/10/18 23:35
>12
テープに録音については、
はじめは話者を緊張させるよね。
それで「よそいき」の受け答えが返ってくる。
でも何時間もお話を聞いていたりすると
だんだんテープの存在が関係なくなってくるのが分かったり。
録音が確実と言ったのは、ノートに聞き書きして、
後でなんのことやら意味不明になるのを防ぐということで!

楽しい調査が必ずしも良い調査であったとは言えないけど、
楽しく思わなければきっと良い調査では無いと思う。
っていうか良い調査って何?ってことだけど。

18 :天之御名無主:01/10/18 23:37
録音してしまうと後で確認できると思って油断してしまうことがある
それが悩みの種だな

19 :天之御名無主:01/10/18 23:38
確かに。

20 :天之御名無主:01/10/18 23:39
>>15
へ〜! 今やそういう時代なんですね。
私の場合、報告書にも論文にも、
「テープを回したか、ノート筆記か、
 原稿を話者に事実確認してもらったか」
等を明記しているので、そんな裏技は使えません・・・
(使えたらいいだろうな〜)

21 :12:01/10/18 23:45
>>17
>楽しい調査が必ずしも良い調査であったとは言えないけど、
>楽しく思わなければきっと良い調査では無いと思う。

確かにその通りかも。
ただ、私の場合、話者の皆さんと楽しくおしゃべりして、
大笑いしながら時間が過ぎて、こちらが聞きたいことが
ぜんぜん聞けずに終わったりすることが多々あって。
それって「良い調査」とは思えないと自省するわけです。
ま、何回も聞きに行けばいいんですけど、調査費が…(泣

22 :17:01/10/18 23:54
そういうことありました!「おしゃべり」して!
収穫が!なーーーい。という調査・・・。
もう民俗調査ということも無いから、
そんな記憶も大切にします。
現役の12さん、がんばってください。

23 :天之御名無主:01/10/19 09:10
聞き取り調査という方法自体も、歴史学からは批判されてましたね
資料としての信頼性に欠ける、とか

24 :天之御名無主:01/10/19 15:09
>>23
今はもうさすがに「聞き取り自体」を批判するはいないよ。

25 :23です:01/10/19 16:29
そう意味では、網野善彦氏や宮田登氏の功績は大きかったですね

26 :天之御名無主:01/10/19 16:29
24のつづき。

歴史学にも文献1本やりの批判は70年代からあるもん。
70年代、バリバリの講座派歴史学者の中村政則が
聞き取りを使って「労働者と農民」を書いて衝撃を与えたし、
80年代、歴史学研究会の大会で「オーラルヒストリー」の問題を取上げたし、
90年代はなんといっても従軍慰安婦の証言をどう扱うかが大問題になった。

歴史学にとっても、民俗学の聞き取りの方法には学ぶべき、
というのが、現在の状況では?
それに対して民俗学の側が、聞き取りの方法論を示せずにいるのが問題だと思うんだが…

27 :天之御名無主:01/10/19 16:31
>>25
そうそう。神大グループの貢献は大きい。
中村政則さんも、現在神大にいるっていうし(驚き)。

28 :天之御名無主:01/10/19 18:56
「聞き取り」なんですよね。
「聞き書き」がしたい。

29 :天之御名無主:01/10/19 19:02
小正月の火祭り調査をしてたら、コートが燃えちゃったよ
こんな過酷な調査をした!という体験談をキボーン

30 :天之御名無主 :01/10/20 00:15
大学時代、卒論の取材で、とある集落に行きました。
で、一人の人に声をかけたら、集落のお年寄りがみんな集まってしまって、
結局、集落の集会所で座談会を開くことになってしまいました(^^;
おばあちゃん達が、集会所に自分の家で漬けた漬物とか
栗ご飯を持ち寄ってきてすごく歓待してくれました。
若い人とお話したり、自分の話を聞いてもらえるのが嬉しかったんだろうなぁ。
ご馳走をたらふくいただいたし、集落の人が全員集まってくれたので
聞き取り調査もスムーズにいったし、初めてのフィールドワークは
大満足でした。
しかし、その時のつながりで、村で行事があると、
「ぜひ参加してください」と村役場の人が、私の家に電話してきます。
先日も、村の運動会に出て下さいと電話がありました(忙しいので断ったケド・・・)

でも、日本全国いろいろな土地柄があるから、
歓待してくれるところばかりじゃないんだろうなぁ。
とくに田舎の人に話を聞くのって、結構気を遣うしね・・・

31 :天之御名無主:01/10/20 00:40
>>30さんは恵まれてると思いますよ!
住民の皆さんがいい人だったというだけでなく、
30さんがみなに受け入れられる人柄を
そなえていたのではないかと見ます。

30さんがそれ以外に、調査がうまくいった条件として
思い当たることはありますか?
受け入れる側や調査する側にどういった条件がそろうと、
そうなるのか? ぜひ参考に知りたいです!

32 :うろぼろす:01/10/20 01:44
自分もあまり調査経験はないが(苦笑)
>>12,17
確かに、おしゃべりしすぎて収穫がないというのもある(自分も経験あり)。
それに少し関係するかもしれないが、宮本常一が当時学生だった神崎宣武に「人は
みんな、話したいことをもっている、その人が話したいことをその人が話そうとし
ているときは、じっと聞いたらいい」と言ったという。
実際、初めてお会いする方のなかには、本当にこれを人に話したかったんだなとい
うことを感じさせる方が少なくない。最初の頃は、あせって自分の聞きたい事に話
をもっていこうとした。けれども、宮本と神崎さんのやりとりを読んでからは、ま
ず初日はお会いした方の話したい事に耳を傾けて(もちろんそのお話のメモをとり
つつ←話を邪魔してねーかと友人にいわれたが)、それ以降からゆっくり自分が聞
きたいことを聞くようにしている。
でも、時間がなくて切羽詰まっているとそうもいかないのも確かなのが難しい・・・。

33 :天之御名無主:01/10/20 02:05
>>32
それが理想ですね。

>話を邪魔してねーかと友人にいわれたが


これ、重要。
聞き取りの場で、自分がどう見えてるか
チェックされる機会って少ないし、
自分では自覚できないことも多い。
そういう機会に恵まれた32さんがうらやましい。

34 :30:01/10/20 03:29
>31
やっぱり調査地にめぐまれていたのかなぁ。
だいたいどこの村に行っても、村を挙げて歓迎してくれましたね。
独特の文化を持っている村や集落は、住民達がその文化に
誇りを持っているから、こちらから興味を持って話し掛ければ
喜んでいろいろなことを話してくれます。
そういう意味では、文化的に特異性のない集落での聞き取り調査は
難しいのかも?どうかなぁ?

それから、調査地の住民と打ち解けるコツは、
すれ違う人に必ず挨拶して話しかけることかな。
ちょっとなれなれしいかな・・・っていうくらい話しかけた方がいい。
朝、村内の何人かの人に挨拶すれば、
お昼頃には村中に「よそから調査の人が来てるぞ」って広まります。
駐在さんも村役場の人も、みんな私が来てることを知っている・・・
田舎の情報の伝達の速さは、ほんとうにスゴい。

あとは、うろぼろす(>32)さんのおっしゃるように、
話者が話したいことを自由に喋らせてあげる方がいいみたいです。
その方が、目からウロコな話がいっぱい聞けますし、
調査から帰って報告をまとめる時に、内容に深みが増しました。

35 :信じられない??:01/10/20 04:13
30さんは今までに何カ所くらいフィールドに入られているのでしょうか?
私も含めてまわりには大勢の民俗学者や民俗専攻の院生がいますが、今までに
30さんがおっしゃってるような状況になった人の話を聞いたことがありません。
いくらムラのお年寄りとはいえ、生活なされているところに、アポ無しで行く場合、
実際すんなり行くことはありません。今やどんな山奥にでもセールスマンや
新興宗教の勧誘が訪れていますし、彼らは我々民俗学関係や者よりもムラ人に挨拶もすれば
話しかけています。私も数えられないくらいセールスマンなどに間違えられ、耳の遠い
人には最期まで間違えられて怒鳴られて帰ったこともります。
疑って申し訳ないですが、自分の研究以外の行政関係なども含めればほぼ毎月のように
どこかに出かけて話を聞いています。そんな私でも30さんのような状況は十代後半からの
フィールド人生でも滅多にないです。30さんはよっぽど調査の上手い人なのでしょうか?
フェールド経験者の人、30さんのお話を読んでどう思われますか??
村の中の力関係を考えると村をあげて歓迎なんてあるのでしょすか?
しかもアポ無しで。学部生は基本的に調査で泣いて帰ってくるモノなんですけども。
私もそうでしたし。逆に失敗がないというのは可哀想な気もします。

36 :ひでよし:01/10/20 07:40
民俗調査というのは、基本的に失敗するものなんだと思って入ってました
調査するのもされるのも人間ですから、なかなか思い通りの調査にならないので、
それならば最初から期待し過ぎないようにした方がいいな、と考えたからです
個人的な経験で言えば、話者の話に一つ一つ相槌を打つことは絶対に必要だと
思います
それができない人は、民俗調査にはあまり向いていないのかもしれません

お酒があまり飲めないので、祭りの調査は無茶苦茶辛かったですね
今となってはいい思い出ですけど・・・・

37 :天之御名無主:01/10/20 10:19
あ〜、自分も晩酌のときにお邪魔してしまって
ずいぶん飲ませていただきました。

酔いながらも聞き書きはちゃんとやれ!って
そらあんた無理な話で(w

38 :35:01/10/20 14:35
夜中に感情にまかせて書いたので滅茶苦茶な文章になっていますね。
申し訳ないです。30さん怒らないでくださいね。すみません。
祭の調査では飲まされることが多いですね。後でノートを見ても何を
書いているのかわからないことが自分もありました(笑)
でも本当に、フィールドでは失敗談の方が多いな〜。
だから逆に上手くいったときの感激も大きいのですけども。

39 :30:01/10/20 21:51
>35
今レスを読ませてもらいました。
別に怒ってはいないですよ、今でも良い想い出ですから(^^)

ちなみに、なぜスムーズに聞き取りができたかと申しますと、
一番大きな理由は、私が女子学生で、一人ぼっちで
やっていたからだと思います。
普通に田舎道を歩いているだけで、知らないおじいちゃんに
声かけられて車に乗っけてくれたりしたんで、
相当頼りないというか、ほっとけなかったんでしょうね(^^;)

わたしが在学中にフィールドワークに回ったのは、
2県約6ヶ所くらい。そのうち複数日滞在したのは3ヶ所。
>35さんみたいに日本全国津々浦々を回ったわけではないので、
わたしの体験はあまり参考にはならないですね(^^;)

40 :30:01/10/20 22:00
あと、さすがにアポなしではありません。
調査に入る前には必ず村役場に連絡を入れました。
宿泊施設とか村営バスの時間とか知っておきたいですしね。
調査地に入った時も、すぐに村役場にあいさつに行きましたよ。
どこの村役場の人もすごく親切で、頼んでもいないのに
調査集落の世話人の方に電話連絡してくれたりしました。
やはり女の子ゆえの役得でしょうか・・・
とある村で、偶然、東京の理科大学のゼミの
男子生徒さん達と鉢合わせることがありましたが、
博物館の職員さんの態度が、わたしに対するのとは違って
明らかにぞんざいでした(苦笑)

でも、前レスを読む限り、ほんとうにフィールドワークに関しては
恵まれていたんだなぁと思います。
わたしが大学院に進んで、さらに調査地域を広げたりすれば、
また違った体験もできたんでしょうかねぇ。

41 :天之御名無主:01/10/20 22:44
>>40
現在は民俗学から離れてしまったのでしょうか?
惜しい人材を1人失ったのかも・・・?
お世辞ではなく一連のレス拝見してそう思いました。

42 :天之御名無主:01/10/20 23:20
いいっすね、このスレ。
おいらも民俗系の大学院におりやすが、共同調査とか行っても、
地元の人に受け入れられるかどうかは、その人次第ってとこあります。
丁寧な言葉を使えばいいってモンじゃない。
話が盛り上がるに従って、たとえ言葉遣いがぞんざいになっても、
自然と突っ込み入れたり入れられたり、みたいな雰囲気になれば大成功でしょう。
それって、計算してできるわけじゃないからむつかしいけど。
要はその場の空気を読めるかどうか。
話題の引出しをどれだけたくさん持ってるか。

どなたかおっしゃってるように、
初めは話者の話したいことを自由に語ってもらう、これ、基本!
おいらの経験から例を挙げると、
孫の自慢話が始まっちゃって、「まいったな〜」って思ってたら、
それが現在の「家族・親族観」を知る手がかりになったり。
戦争体験の話が止まらなくなって「勘弁して〜!」と思っても、
戦場で得た体験が、日本に帰ってから村全体の生活を変えることにつながったり。
(それまで村になかった肉食の一般化とか、コンドームの使用とか)
あんまり狭いテーマで聞き取りなんかしようとしないことです。
 )

43 :天之御名無主:01/10/20 23:35
祭りで撮った写真のほとんどがピンぼけ、手ブレだった時はかなり焦った
やっぱり飲み過ぎはよくないですね

44 :35:01/10/20 23:53
納得しました。いい思い出ができてよかったですね。他の学問では
味わえないようないい部分を体験できた事は幸せな事だと思います。
でも覚えていてほしいのは、多くの民俗学徒がフィールドで苦しみ、
悩み、傷ついて民俗学から離れていっているという現状があることを。
希望に満ちあふれて民俗学を志しても、フィールドワークのつらさに
耐えれない人は多くいます。事実、精神を病んでしまった人もいます。
いつも事前に連絡をしていけるわけではないですし、そもそも調査は
わからないから自分で探しに行くのであって、なかなか連絡していける
調査内容ばかりではありません。アポしていっても断られることなど
ざらにありますし、「なぜおまえたちの教材にならければならないのだ!」
とか厳しい言葉を投げかけられることもしょっちゅうです。
そのため、30さんのようないい思い出ばかりの人の話を聞くと無性に
心苦しくなってしまうのです。たった一人で誰も知らない土地で罵声を浴
びせられたりした経験などが多々ある自分にとっては、楽しいだけの
フェールドという経験が信じることができなかったのです。
それでも自分はフィールドが大好きです。人と話をするのが大好きです。
だから今でも民俗学と格闘しています。長々とすいません。

45 :感謝、感謝:01/10/21 00:03
どうも、このスレの産みの親です
皆様のご協力もあって、すくすくと育ってくれてるようなので一安心です

調査での楽しい思い出、忘れてしまいたい忌まわしい事件、これから調査を
始める人へのアドバイスなど、どしどし書き込んで下さい
もちろん学術的な話も大歓迎です

46 :天之御名無主:01/10/21 00:18
何かを質問して、話者の沈黙に耐え切れず、
ついこちらがせっかちに話題を変えたりしてはいけないのかも、
と反省することが多々ありました。
むこうは一生懸命、最初の話題について思い出そうとしてるのに、
それに気づかず、こちらの質問に困ってると早合点してつい・・・
話題をコロコロ変えられて、相手は混乱していたはずです。。
あの沈黙の意味を知るのに(間の取り方、空気の読み方を知るのに)、
相当の経験を要しました(今もなお途上)。
少なくとも、沈黙を恐がらなくなりました。

47 :30:01/10/21 01:17
>44
わたしの場合は、事前にアポを取ったり、
調査先で出会った人とのコネをうまく使いながら
各所を回ったので、スムーズにいったのかもしれません。
行政などからの依頼で、いきなり知りもしない村で聞き取り
調査をしなければならないとしたら・・・やはり、きついと思います。

あと、都会育ちの若者は、田舎のあの独特の雰囲気には
なかなか溶け込めないでしょうね。
村や集落によって、またそれぞれ雰囲気がちがいますしね。
核家族で育った人は、お年寄りとコミュニケーションをとるのも
苦労するだろうし・・・。
最近の民俗学の学生がフィールドワークをしたがらないのも、
そのへんに原因があるのかも。。。
わたしは都会育ちですが、祖父母と同居していたので
年配の方との会話は苦ではありませんでした。

>>41
いまはOLやってます。
院に進もうかとも思ったのですが、学問でご飯を食べていける
自信がなかったもので。。。
仕事の合間にぼちぼち研究活動しています。
できれば、大学の後輩でわたしの研究を引き継いでくれる女の子が
いれば嬉しいんですが・・・フィールドワークまでやってくれる子は
なかなかいません。
さみし。。。

48 :天之御名無主:01/10/21 02:35
はじめまして。一連のレスを拝見して、
>>44さんの書きこみに釘付けになりました。

>「なぜおまえたちの教材にならければならないのだ!」
>とか厳しい言葉を投げかけられることもしょっちゅうです。

>たった一人で誰も知らない土地で罵声を浴びせられたりした
>経験などが多々ある自分にとっては

私も偉そうに言えた義理ではありませんが、
幾度かの過去の聞き取り調査の経験からいっても、
こんなケースは「しょっちゅう」「多々ある」もんじゃありません。

44さんが冷静に振り返って、どんなことが原因で、
そういう結果を招いてしまったとお考えですか?
(例えば過去にひどい調査を受けた経験がある地域だったとか、
 そこの生業を地域の人自信が「恥」だと考えていたとか、
 「民俗学」なるものがどういうものか全く理解してもらえなかった…等)

たいへん失礼な問いかけとは思いますが、
失敗例を出し合い、その失敗の原因・条件を探ることで、
44さんの単なる嘆きのエピソードで終わらせるのではなく、
聞き取り調査の「方法論」みたいなものへつなげていけたら・・・
と思うのです。

49 :天之御名無主:01/10/21 02:44
>>35さんの>>44での発言に触発され、書きこみします。
自分はフィールドワークに耐えられず、逃げ出した口です。
大学に入る前から民俗学を志していたものの、
とあるフィールドでの大失敗をきっかけに、自らその道を断ってしまいました。
共同調査だったゆえに、その失敗で周りの人全ての信頼すら失ってしまいました。

夏祭の調査だったのですが、若者組に所属させていただいた上で「参与観察」をしていました。
当時、学部4年生。院の推薦状なども書いてもらっていた夏のことでした。
馴れない土地での行動と睡眠不足の上に大量の酒が加わったため、ノックダウン。
一日、お休みをいただくことになりました。
もともと人見知りをする方ではないのですが、「よそ者」としての視線を集中的に浴び、
かつ、祭独特の雰囲気に飲まれ、精神的にもかなり参っていたみたいです。
(フィールドワーク自体の経験は海外を含めて数回ありましたが、ここまで緊張したのは初めてでした)
夕方になって吐き気も収まり、少し落ち着いたので、別の調査者の女性の方と付近を散歩に出かけました。
ところがそこで若者組の方と遭遇。それを伝え聞いた長が激怒したそうです。
二度と来るな、と。

50 :49続き:01/10/21 02:45
言い訳は通用しません。誤解されるようなことをするこちらが悪いのですから。
その夜、調査者全員でミーティング。
みなさん口調は静かでしたが、怒りを抑えていることだけはよくわかりました。
様々な選択肢を考えたあげく、翌日「誠意を見せる」(=黙々と仕事をする)ことで
解決を図ることになりました。
結果としては「来年も来てくださいね」という暖かい言葉と笑顔で調査を終えることができたのですが、
(向こうで仲良くなった人とは今でもメールのやりとりをしています)
現地の人をはじめ、他の調査者の方々に多大な迷惑をかけたことには変わりありません。
そればかりでなく、自分の今回の失敗でずっとそこをフィールドにしている人や、
今後そこで活動をする人にまで迷惑をかけたかもしれないのです。
そして、この事件が「それほど大きなダメージ」にならなかったのも、
その場にいた方々の適切な助言があったからこそでした。
自分の愚かさを嫌と言うほど思い知らされました。

51 :50続き:01/10/21 02:45
今になって思うのは、自分がフィールドワークに向いていなかった、というよりは、
責任感や社会性に欠けていたのがそもそもの原因でしょう。
例えフィールドワーク向きでなくとも、その場に「調査者の一人」として入るという
最低限の責任感さえ持ち合わせていれば、あのような安易な行動はとらなかったと思います。
きっと学生としての甘えが抜け切れていなかったのでしょうね。
そして、結局自分は民俗学のロマンの部分だけを見ていたということもわかってしまいました。
もしかすると自分が好きなのは語りつがれる「神話」や「伝承」などの「伝奇ロマン」だけであり、
「民俗学」はファッションだったのかもしれません。
(そうではない、と自分自身、信じたいのですが)
「民衆史」に向き合うということは、それなりの覚悟と、
そして使命感と責任感が求められるということなんですよね。
自分にはそれはありませんでした。
そして自分が本当に「民俗学」という学問を専攻する覚悟も、その資格も、
そしてその意志すらないことにも気付きました。
(第一、「情熱」があれば、一回の失敗くらいでめげないはず)

52 :51続き:01/10/21 02:46
問題はその後の進路でした(笑)
院にはとてもそのまま進む気にもなれず、かといって今から就職活動も出来ません。
指導教授にも相談せず、一人ふぬけた状態になっていた自分を見かねた
友人の一人が持ってきたのが情報工学系の院の入試要項。
もともと計算機が好きだったことも手伝って、
適当な研究計画書をでっちあげた上で、最初から落ちるつもりで受けたら
なぜか受かってしまいました。
(そっちの院にとっても、受験者にとっても失礼ですよね)

でも、はっきり言って今の生活は楽しいです。
書いたらすぐにリアクションのあるプログラミングは好きです。
元々人付き合いは嫌いな方ではないのですが、
理系特有のドライなつきあい方も結構性に合っているようです。
このままうまく就職できればいいな、と思っています。

53 :52続き:01/10/21 02:46
もちろん、学部時代の恩師の講義もとっていますし、研究会にも出ます。
思い上がりかもしれませんが、知識量で言えば民俗学専攻の同期の院生よりも
自分の方が持っているかも知れません。
でも、それはもう趣味としてですよね。小説を読んでロマンを感じるのと同じ。

よく考えるとこれは挫折を克服したというよりかは、
単に逃げ出しただけと言えるかもしれません。
そして、一度「逃げ出した」という事実は、なにかつらいことがあったとき、
またもう一度また逃げ出すのではないかな、という不安を呼び起こさせます。
そうならないよう、もっと精神的に強くなる必要があるかもしれません。

なんか長々とどうにも煮え切らない書き込み、ごめんなさい。
民俗学を志す方の、なんらかの参考になれば幸いです。
叱責等、いただければと思います。

54 :35:01/10/21 11:17
>>44
なぜ自分がよく怒られたりするのかといえば、最近はかなり少なくなりましたが、
学部時代や院生の時、自分の研究以外にも行政関係や大学のゼミでの調査など、
フィールドにでる機会が多かっので、必然的にいろんな目にあったということです。
先輩にはオウム真理教の逃亡中の凶悪な信者に間違えられ警察がきたという人もいます。
 一番よく文句を言われるパターンは、そのムラの統計を取るために村中の家を回って話
を聞かなければならないときです。そんな場合は事前に区長さんなどにお願いしてお知ら
せしてもらうのですが、そういうのが嫌いな人にはものすごく文句を言われます。
まあ調査に承諾した区長さんに対する怒りなのかもしれないですが、ボロクソに文句言われます。
 共同調査の時も大勢がムラを徘徊することに好感を持たない人もいます。
強烈だったのは、知らずに「身元調査お断り」と書かれているムラに入り
話を聞いているとき、ムラの若者が怒鳴り込んできた事がありました。
定点でじっくり腰を据えて調査する場合はだんだんムラにとけ込んでいけるのですが、
項目的に特定の事例だけの聞き取りのためにムラからムラへと渡り歩くときの方が
よく文句を言われる事が多いですね。
 まあその他、なぜ怒っているのかわからない時もあるのですが・・・以前に嫌なこ
とでもあったのかもしれないですが。お年寄りなのでいろんな人がいますしね。
今年の夏は寺の住職になぜかものすごく叱責されました。
後で聞くとムラの偏屈ものだとムラの人が言っていたのですけども詳細は不明です。
ただ「すいません、OOから来たのですが、OOについてこの辺りのことについて
勉強させてもらっているのですけども時間がありましたら少しお話を聞かせてもら
えないでしょうか?」と言っただけでなのですけども。
今まででこの一言だけで激怒されたのは初めてでした。

55 :54の続き:01/10/21 11:39
怒られるのには自分に責任がある事ももちろんですが、何年やってても駄目な
ときは駄目なので、調査回数に比例して色んな目にあることも多くなるのでは
ないでしょうかね。フィールドにでる機会の多い人は皆同じような経験がある
と思うのですが、自分に責任があり、怒られる理由がわかれば対処もできるの
ですが、先に挙げた調査を承諾した人に対する怒りや、理由のわからないとき
は本当にどうしようもないです。
人間相手なので、多くの人と接すれば、その中には好意的に人もいれば、そうで
ない人もいるのは必然です。特に必死に自分であれこれ探し回っているときなどは
ムラの地形や環境、集落の景観などをみて「ここで聞き取りすれば出るかな?」
と飛び込みで聞き取りに入る機会が多くなります。行政調査のように「教育委員会」の
腕章をつけてさせてくれる場合や、事前にアポを取って調査するような気楽さはありません。
でもそのスリリングな感じが好きです。どうすればこの場でうまく聞き取りできるかと、
必死で思い悩むのが好きです。だからつらい目に遭う機会が多いと言うことは、それだけ
対処の方法が身に付くと言うことなので良いことだと今では思っていますし、また
先輩や先生にはそういわれます。みんな辛いけど面白いのだと。
>>49さんのような人もいますよね。気持ちはすごくわかります。こんな
調査には、特に調査を始めた初期の調査に「運」も絡んできます。
たまたま上手くいく人もいれば、失敗する人もいます。でも失敗する人のほうが、
人の痛みわかるので、民俗学においてはがんばれば成功すると思うのですが。
失敗して傷ついた人でないと、人の親切のありがたさや暖かみが本当にはわからないのでは
ないでしょうか。自分はまだわかってないからいまだにパッとしないのかもしれないですが(笑)

56 :ひでよし:01/10/21 11:43
調査に行って嫌そうな顔をされたり、体よく追い返されたりはしょっちゅうでしたが、
「激怒された」ことはないですね
その住職さんにいったい何があったのでしょうか

以前とある行事の調査に行った時にこんなことがありました
その行事は子供が参加する行事でしたので、子供会の役員さんに話を聞いたり、
周囲の写真を撮ったりしていると、いつの間にやら周囲を子供たちに包囲されて
しまっていました
見なれない「おじさん」(その当時は学部生だったのに、30歳?とか聞かれた)が
よほど珍しかったらしく、なかなか離れてくれなくて、仕方なく調査をしながら子供と
遊ぶという貴重な経験をさせてもらいました
それを見ていた他の人たちに「もっと真面目に調査しろ」と言われたり、地元の人に
「幼稚園の先生みたいやね」と言われたり、なかなか楽しかったですね

まあ、たまにはそういった調査があってもいいかなと思います

57 :48:01/10/21 22:39
>>54-55
レスどうもです。なるほど。
そもそもご本人の意思で始めた調査せなかったということですね。
それなら納得です。
動機付けの部分で自分の強い欲求がからんでないと、
地元の人にも伝わらないですもんね。
それにしても、

>知らずに「身元調査お断り」と書かれているムラに入り・・・

そりゃ、まずいですぜ!(笑)
事前に知っておかなきゃ。
そんなことが書かれてるムラって、
関西では特にデリケートな問題を含んでますよ。

58 :天之御名無主:01/11/08 04:34
優良スレage

59 :ななしですがな:01/11/09 00:07
調査でなくったってよそ者にはつらくあたるってーのが田舎よ。
慣れればこんないいところはないってなもんだがね。
反対に「客」ならその歓迎のしようと言ったら。
おいらはダンナに付きそってこの土地にはいったが大変だった。
嫁にはいったわけじゃあねぇんだがね。

はんたいにただの客のむすめっこなら大歓迎。

むすめっこでも嫁だったり学問や営利目的なんかだったりするとへってな感じ。
もちろんただのあまちょろ学生や片手間勉学だったらへらへらよしよしってな感じだが。

あくまで被験者(?)ってぇのはやなんだろう。自分らをネタになにかかかれちゃあ
ってなっ。
かく言う俺自身もいだかんな。

孫自慢?ああ、きいてやれ。その話したい気持ちの方が大事だ。
そんなこともわからんで長先取りするな。その前に心理学の勉強でもせぇ!

60 :名無史の権兵衛:01/11/09 02:04
調査をやっているとき、こんなこと聞きました。

自分の利益(学問上のことですかね)ばっかでいいとこどりしてるだけという気がする。
そんなちょこっとだけの調査でこの土地のこんなことがわかるのか?と思う。
一面的で村の実態とはそぐわないこと書かれることもあるし、村の奴らとろくな話もせ
ず帰る奴らも多い。そういうのは自分の(学問的な)利益以外に何か村のことを思った
り還元しようという気があるとも思えない。そういうのは腹立たしい。

と言われたことがあります。その地では(少なくともその人のまわりにいる人達は)私たち
への印象は悪くないものだったようなのでそんなことも言ってくれたのですが、なんとな
くプレッシャーになったことを覚えてます・・・

61 :GURU ◆AOHU.zVE :01/11/09 02:27
名スレの予感



       と書いてみる。

私は専攻は史学なんですが、何度かフィールド調査に
出たことあります。
いつだったか、ムラのボス的な人たちに調査の内容を
説いているときに、突然「あんたアカやろ?」と言わ
れて、以後完全に接触を絶たれたことがあります。

山村工作隊じゃないけど、なんだか過去のとばっちりを
受けたようで、密かに親の世代に憎悪をいだいたことが
あります

62 :名無史の権兵衛:01/11/09 02:40
>61
私も歴史学の者ですが、それは言われたことはありませんね・・・
むしろ村の歴史をしっかりおさえたいとか言われて、やりやすかったことがあったり。

ゴミレスです。失礼しました。

63 :天之御名無主:01/11/09 03:34
>>61
どのように調査の内容を説いたのですか?
いきなり「アカやろ?」とは、普通言われないと思うんですが・・・

64 :GURU ◆AOHU.zVE :01/11/09 04:37
>>62,63
ま、いきなり「アカやろ」ではないんですが。
というか、誤解やら伏線がいろいろとあったうえでのことです。

このときの場所は北陸の浄土真宗の盛んな土地です。(つーかどこも盛んだけど)
あの辺って、寺の住職よりも檀家総代(信徒の長)のほうが
力があるんですものね。
寺院の方は快く調査に協力してくれたのですが、お坊さんと
檀家さんとの関係がどうも悪いらしくて、そこで苦労するうちに
浄土真宗の教義やら先の大戦の話に及んで、、、
それでまぁ、目的の調査に入る前に住職の連れてくる人間は
ロクなやつがおらんと。
説明するのもめんどうになってきたんですが、つまりそういうことで。

スレのお茶を濁したようですね。

65 :天之御名無主:01/11/09 04:45
>>64
63です。
なるほど。おおよそは見当がつきました。
住職と檀家総代の関係がコトを左右していたと。
このスレで、こうしたケースを持ち寄ることで、
調査の失敗(64さん失礼!)のいろんな条件なんかが浮かび上がってくようで、
参考になります。

66 :天之御名無主:01/11/10 13:43
>>61-65
やっぱり「誰の紹介か」って重要ですねえ。
私も「どの経由で接触しようか」なんて
結構考えちゃいますよ。

67 :30:01/11/11 00:04
ひさしぶりにのぞきにきました。

みなさんのつらい体験談を読んで、身につまされるというか、
ほんの少しの価値観のズレが、とんでもない誤解を生んでいたのかも…と、
ヒヤリとしました。
「田舎行って、温泉に浸かって、おじいちゃんの話し相手をしてあげて、
それで論文のネタが揃うんだから、いいよね〜」
と、同級生にうらやましがられていましたが、
やはり、調査地に入るときは、めちゃくちゃ緊張しましたよ。
トラブルを起こしたらどうしよう…と、
そればっかり気にしてました。なにせ、一人ぼっちですから。
だから余計に、知り合った方々の親切を有り難く感じられたんだと思います。
今となっては、楽しい思い出ばかりが思い出されますが、
このスレを読んで、調査中の不安な気持ちとか、
心細さも思い出すことができました。
ありがとうございました。>all

後輩にフィールドに出ろと、盛んに勧めていましたが、
安易な気持ちでフィールドに出るもんじゃないですよね、やっぱり。
これからは、フィールドの厳しさも教えることにします。

68 :30:01/11/11 00:52
あと、みなさんの参考になるのかどうか分かりませんが…

村の若い人(村役場で働いてる若い子とか)とか、
Iターンでその村に住みながら働いている人との会話で
その村の力関係とか、村の後ろ暗い部分のお話をうかがうことができました。
とくにIターンで働いている方は、あこがれを抱きつつ
その村にやって来たけれど、実際住んでみて、
いろいろと村の現実を突きつけられた経験をお持ちのようです。
そういう方は、ヨソ者の視点からその村を客観的に見ている部分があるので
(もちろん、普段は村の人間として暮らしています)、
世間話の時におじいさんが言葉を濁した部分の事情とか、
調査中に感じた、なんともいえない違和感とか、
実際に住んでみなければ分からない深い部分を、ズバリと話してくださいます。
もちろんオフレコで、論文には書けませんが(書く気にもなれませんが)、
その村の有り様や問題点を把握する手がかりになりましたし、
いろいろと考えさせられました。
お年寄りだけでなく、調査中に時間があれば、
若い方やIターンの方、近隣の集落の方にお話を聞くのも良いと思いますよ。

69 :名無しの笛の踊り:01/11/11 18:18
それは田舎でなくたってどこにでもあるがな。
会社の人間関係とかな。
あー、これが一番気をつかうよ、はあはあ。

70 :66:01/11/11 18:42
人間同士の接触場面は本当に一筋縄では行きませんよね。
そいつを専門にするっていう人もいるわけです(ライフ
ヒストリーとか)からねえ。
先方がいくつかの党派に分かれているときは腹をくくる
しかありません。別派は同僚に任せることにしています。
(普通ですね、、、参考にはならないですね、ごめん)。

71 :天之御名無主:01/11/14 15:42
地元の民衆史家なんかも、一筋縄でいかないことがありますね。
勿論、快く受け入れてくれる、話をしてくれる人が殆どですが、
たまにへそ曲がりというか、偏屈な人もいます。

こちらの誠実さ、謙虚さのようなものも大事ですが、どうしようも
ない場合もありますね。

72 :天之御名無主:01/11/14 15:57
スレ違いかもしれないです。違ったらごめんなさい。

MLなんかで、時々学生から「アンケートのお願い」というようなメールが
届くことがあります。
殆どが卒論に用いる為に調査をしている4回生のようですが、
不特定多数の人間に対して、かなりぶっきらぼうな聞き方を
している場合が多いです。

当然それらは相手にされず、たしなめられて引き下がるのが
関の山ですが、あまりに安易にアンケートを用いていると思い
ます。

在日外国人関係のMLで
「在日の方にお聞きします」・・学歴、収入、言葉、祖国意識、差別経験など
関東の大学社会学部四回生、本名、その他の素性は名乗らず。

なんてのもありました。おいおい。

73 :天之御名無主:01/11/14 16:04
>>72
アンケートと聞き取りは違うところの方が多いが、
受ける側の気持ちは似たところあるのかも。
気を遣わないとね!

74 :天之御名無主:01/11/15 16:44
じじばば育ちは三文安いというけど聞き取り、聞き書きには役に立ってびっくり。
まず世間話、聞きたいことはさりげなく。相手に調子を合わせてれば大抵でてくる。

75 :天之御名無主:01/11/16 00:57
っつーかのう、じじばば、わらしら、おなごしゅう、わかれん、おとこしゅ、
うやまいなさい、何か利益を得ようとする前に。

76 :天之御名無主:01/11/16 01:23
・・・おとこしゅらを、の「らを」がぬけとったわ。

77 :みんじゅく:01/11/20 03:11
保守あげ

78 :天之御名無主:01/11/21 01:17
このスレをざっと読まさせていただいたんですが、
同じフィールドワークという言葉を使っていても大分内容がちがうな〜と思いました。
あ、人類学系の人間です。こっちだと一つの調査地に数か月--数年かけるのが普通なんで

基本的に、年中行事というように集落のリズムは年単位で動いているので
最低一年、大体分かったところで二年は出掛けるというのがよくいわれます。
ま、この言い方も少し単純/素朴すぎますけど、一つの集落での様々な事象の有機的な
つながりの全体を対象とする学問の性格の問題かも知れませんね。
そう言うところからすると、地元の人々とぶつかることも/カルチャーショックを受けることも
すべて観察の対象となっていくわけですし。

「フィールドワーク」とはなにか、ということは人類学系では結構いろんな所で
問い直しが進んでいると思いますが、民俗学の方はちょっと分かりませんね。
どうなんでしょう?

79 :天之御名無主:01/11/21 16:42
ここでは、体験談もそうだけど>>78のような方向で進んで欲しいな。

80 :天之御名無主:01/12/26 22:32
>>79
『ライティングカルチャー』とか、そっちのほうの議論?

81 :79:01/12/27 16:37
>>80
そうっす、そうっす。そっちのほうで。
民俗の方ってそういう議論が少なすぎると思う。
だからって、自分が文献読んでるかっていわれると読んでないけど。

82 :80:01/12/28 11:14
民俗学の方では一応、大月隆寛が問題提起はしているよね、ずいぶん前だけど。
その後少し民俗誌論がはやった気もしますが、みなさんどう受け止めた
のでしょうか?

 

83 :天之御名無主:01/12/28 16:22
「田主丸町誌」はけっこう実践的な成果では?

84 :79:01/12/28 19:30
>>82
確かに大月隆寛は問題提起はしているけれど、その先がないから納得できない。
もちろん問題提起はいいと思いますけれど。

>>83
『田主丸町史』は、確かにそうかもしれないですね。
ただ、内容がそこまで良いのか判断がつきません。

この続きやりたいけれど、年末年始はネットから離れるからちょっと痛い…。

85 :名も無き:01/12/30 03:55

      ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (  >∀<)< ってかお前ら多すぎ!
     (    )  \____________
     | | |
     (__)_)

86 : :01/12/30 08:33
>>82
大月って好きになれない。
彼の問題提起は逆に民俗学を国史の1カテゴリに矮小化させる
かのような印象を抱く。
まぁ漏れ自身、いまの民俗学が確固たる1学問として自立できてるとは思えないけどさ。

87 : :01/12/31 11:03
age

88 :天之御名無主:02/01/04 20:15
>84
大月はおまえらよりは仕事してると思うが。

89 :84:02/01/04 21:39
>>87
いや、だったら、こっちの仕事して欲しいな。
なんか、わけわかんない個人叩きはいいからさ。
それはそれで面白いかもしれないが。

90 :天之御名無主:02/01/04 21:47
また本人が弁護してるよ(w

91 :84:02/01/04 22:08
>>88
そうか、御本人であらされましたか。
とりあえず「ブンガク」に喧嘩売るのはいいからさ、こっちでもっといろいろやってくれよ。

92 :天之御名無主:02/01/04 23:15
フィールドワークって騒いでるけどさ、
おまえら、真夏の沖縄を駆け回ったか?
漁船をチャーターして無人島まで行ったか?
宿もない真冬の山村で凍えたことがあるか?
松明の火の粉が降りかかる中でカメラを構えたか?
鬼に味噌持って追われたことがあるか?
俺はさすがに海外の未開の地まで入ったこと無いけど、
ここに書き込んでる奴らは、当然当たり前のことだろうな。

93 :天之御名無主:02/01/05 00:26
こんなアホがまだいるのか。

94 :天之御名無主:02/01/05 03:28
>>92
相手にすべきぢゃないとは思うが・・・

>俺はさすがに海外の未開の地まで入ったこと無いけど、
~~~~~~~
もう一度最初からやり直そうね(^^;

95 :ずれた・・・:02/01/05 03:29
>>92
相手にすべきぢゃないとは思うが・・・

>俺はさすがに海外の未開の地まで入ったこと無いけど、
~~~~~~~
もう一度最初からやり直そうね(^^;

96 :で、いったい何の調査だったの?:02/01/05 08:36
>おまえら、真夏の沖縄を駆け回ったか?
海水浴?サーフィン?ダイビング?どれをしに行ったの?

>漁船をチャーターして無人島まで行ったか?
無人島でキャンプでもしたかったの?

>宿もない真冬の山村で凍えたことがあるか?
冬山は危険だから、遭難には注意したほうがいいんじゃない?

>松明の火の粉が降りかかる中でカメラを構えたか?
火遊びなんてして遊んじゃダメなんじゃない?

>鬼に味噌持って追われたことがあるか?
花祭りがすごく楽しかったから、自慢したいのかい?

>俺はさすがに海外の未開の地まで入ったこと無いけど
アマゾンの奥地に幻の古代文明でも探しに行けば?

97 :学部生の戯言・・・:02/01/10 03:52
はじめまして。関西の大学で民俗学のゼミを取ってる者です。
ウチの大学は4回生の授業で1年間で調査報告書を作ります。
卒論での調査もあるのでこの時期に調査に入るのは正直キツイなって思う事があります。
入ってしまえば公会堂に集まってくれたお年寄りに感謝しますし、話をする事は楽しいです。
調査の方法って、どうすれば上手く話しが進められるか?とかいつも考えてしまいます。
皆さんの書き込みをみていると、聞き取り調査は大変で苦労が多いんだなと思いました。
公会堂を借りてくれて歓迎されるのって幸せですね。
 もちろん、卒論の方でも2つの村に調査に入りました。
知り合いのコネを使ったのでこちらでも歓迎されました。
その後、市内の資料館に行った時に
「卒論なんか、本の寄せ集めで切って張って貼り付けてででしょ?」って言われて
凹みました。
学芸員からみたらツメの甘い卒論かもしれませんが、それはないよと思いました。

訳の分からないような書き込みになってしまいましたが、
結局のところ対人の調査は難しいって事なんですね。
今月また調査に行きます。集まってくれる事に本当に感謝したいです。
このスレを初めて調査に行く人が読んだら参考になるのではないのかな?と思いました。

98 :天之御名無主:02/01/10 04:13
>97
気にしちゃいかんよ。そんなときには、件の学芸員の卒論が
その程度のものだったのだなあ、と哀れんでやるくらいの度量が欲しい。

99 :天之御名無主:02/01/12 22:25
明治生まれの人がめっきりいなくなりましたね〜。5年くらい前にはまだ
結構話が聞けたのに・・・・・

100 :天之御名無主:02/01/17 21:55
今の話者って昭和ヒトケタ生まれが多い。
大正生まれの人にもなかなか会えない…。



101 :天之御名無主:02/01/18 03:08
>>100
物心ついたら国民の生活が総力戦に向けて一気に画一化した時代。
明治生まれの人たちみたいに、それ以前の時代との比較の尺度を持ってないから
「昔はこうだった」みたいな話を眉に唾つけて聞かなきゃなんないんだよね。


102 : :02/01/18 07:43
ちょっと脱線しますが、フランスのピエール・ブルデュー氏の最近の
仕事って何してますか?
論文書きついでで読んでて、気になったので。

103 :天之御名無主:02/01/18 16:19
>>97
方法論の問題かな?
その学芸員氏はフィールドワークに余り向かない、資料に目を向けて研究室で考察するタイプで、
97さんは実際に出向いてそこで調査を行うタイプですか。
最近読んだ「文化とパーソナリティ」によれば、両方一長一短らしいですね。
前者は緻密でほぼ時間的制限に縛られない代わりに応用性が無く、それを活用する事は難しい。
後者は荒く、実際に調査を行う以上行き当たりばったりになりがちですが、その場に適応して臨機応変に行うもので結果を得られ易い。
しかし、その学芸員氏の言い分は少し酷いですね。
自分で異見を見出す意思すらないような…。

104 :天之御名無主:02/01/18 16:51
>>102
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/sociology/982248386/
こちらで聞いたほうが、反応ありだと思われ。

105 :  :02/01/19 03:58
>>104
スマソ。
そのスレ見てて大体わかった。(2chのカキコで分かるというのもどうかと思うが)

でも、プルデューはかいつまんだら結構面白い読み物だと思う。
あたし専門は文化人類学だけど、プルデュー面白く読めたなぁ。
突然お邪魔しました。では。

106 :天之御名無主:02/01/25 14:15
しばらくきていなかったらレスを頂いたようで・・・・ありがとうございます。
97です。

>98様
思ってみればそうですね。
あまりにもむかついたのでその資料館には、
あまり頼らないようにと別の所に聞きに行ってました。
逆にしつこく通ってやればよかったかしら・・・・
 
>103様
私は調査にでる方ですね。
ウチの大学は3回生でゼミを選ぶのですが、
私が民俗を選んだ理由ってとてつもなく不順で
“調査に出れば、あんまり本を読まなくて良さそうだから”というぐらい
本・文献を読むのが苦手なんです。
最近じゃ、どの分野でも一緒だなって思うんですけどね(笑)

さて、卒業論文は完成しました。
内容は・・・・調査報告ばかりとなりました。
まだまだ修行が足りないってヤツですね。




107 :天之御名無主:02/01/25 18:49
>>102,105氏
ピエール・ブルデュー氏、お亡くなりになってますね。
71歳。ガンで闘病の末らしい。

108 :天之御名無主:02/01/25 22:42
学部生ですが、授業で調査報告書を作っています。
村の人達に公会堂に集まって貰って聞き取りをしたり、
個人宅に伺って聞き取りをするのですが、
その度にお土産を持っていった方が良いのでしょうか?

過去5回以上調査に行ってるのですが、
その度にお土産を持って行くのは正直金銭的にも辛いのです。
交通費だけで往復3000円かかるし。。。。
 
このスレの皆様は調査に多くいかれてるようなので教えてください。


109 :天之御名無主:02/01/25 23:54
>>108
まあ、普通は持っていきますよね。
調査以前の、社会的な礼儀です。

研究だから、学生だから、謝礼金を免除してもらっているんだ、
と考えた方がいいですよ・・・・。

110 :塞神:02/01/26 00:25
調査の経験談で傷舐めあってどうすんの?
だから民俗学は方法論が弱いんだよ。

経験を調査の枠組みの中でどうやって捉えるか
って議論をせんかい!

111 :天之御名無主:02/01/26 00:28
>>108
どこかに集まってもらったりする時には持っていった方
がいいですね。みんなで食べれる茶菓子みないなものを。
でも道ばたで話を聞いたり飛び込みで家に行ったりする場合は
なかなか難しいので、だいたいの住所がわかれば郵便出来るので
名前を聞いてお礼状を出したり自分はしていますけども。
でもまあアポ取っていくならまず持っていった方がいいですね。


112 :天之御名無主:02/01/26 18:51
>>110に激しく同意。
このスレ以前に
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/min/997207059/l50
での57以降の発言からこのスレが生まれた。
その経緯を見て、このスレの内容はいかんともしがたい。


113 :>110&112:02/01/26 19:21
言いたいことはわかる
だったら、自分たちから方法論についての話を振っていったらどうなの?

114 :天之御名無主:02/01/26 22:50
>>108
>交通費だけで往復3000円かかるし。。。。

ハア? ネタ? 安すぎるじゃねーか! 
そんなら菓子折りのひとつくらいケチるな!
まあ、仲良くなれば謝礼などいらんときがくるもんだが・・・
それにしても交通費安すぎ。ウラヤマスィ〜!

115 :天之御名無主:02/01/26 22:53
このスレあがってたから初めて見たけど、>>110 >>112
なにを言いたいのかよくわからん。>>113の言うように、
お二人のご高説を賜りたいもんだな。

116 ::02/01/27 01:21
ここに来たの初めての者ですが、私は以前から
「民俗学は結局その調査対象にプラスになっているのか?」
と考えていました。
寺社等大きな団体の行事には学問的調査は確かに意義のあるものと思いますが
果たしてそれが民間の、村落などにも同じように言えるのでしょうか?
私は学部生でして、今後この学問を続けていくか今非常に悩んでます・・・



117 :道祖神:02/01/27 13:34
今一般的に採用されているのは、いわゆる「教育大方式」ていうやつで
東京教育大(筑波大)の和歌森太郎とその家来が大体の枠組みを作った。
「生業」とか「信仰」とか「伝説」とかの項目を設定して、それぞれの
担当者がそれぞれの項目を調べて、カードに起こして、その情報をみん
なで共有するというやつ。この項目設定という考え方は、そもそもヤナ
ギタが子分の情報を自分で使うために作ったもの。個人で行う調査でも
聞き取りの際はこの枠組みが基本的に遵守される。
この民俗学のやり方では、個人のテーマよりも当該地域の「使える」情報を
ほかの研究者に伝えるかという情報提供の役割が強い。そのために(情
報を提供するための基本設定として)教育大方式などの枠組みが共有さ
れてきた。しかし当然これでは、項目以外のことは聞かれないので、紋切り
型の(「こちらが期待するような」)民俗像しか出てこない。
まぁみんながみんなこういうことやってるわけではなくて、たとえば宮本
常一なんかはそんなことしなかったので、その弟子(k崎さんとかK月さんと
か)もそういうことはしない。若手でも教育大方式を今でもちゃんと守ってる
人って少ないんじゃないか?

>116
 そりゃプラスにはなってないでしょうけど。じゃなんで民俗学はこれまで(あな
たが思う意味での)意義のないような調査を繰り返してきたのか、そこに民俗学が
何を見出そうとしているのかを、本なんかで勉強すればいいんじゃないすか? 無
理して調査にいく必要はないし、調査しなけりゃ民俗学じゃないなんて言う奴は信
じないほうがよい。民俗学者でも人類学者でもフィールド嫌いな人はたくさんいる。



118 :天之御名無主:02/01/27 15:59
>>117
宮本常一も、戦時中の民俗誌では(戦後刊行されたものも含めて)、
調査項目にそって記録をまとめてるよ。
和歌森太郎以前の、柳田の例の「山村調査」の100項目に準じてだけど。

宮本も、だんだん、これじゃまずいと思ったんだろうね。
彼がそれにはっきり批判を持つようになるのが昭和30年代。
調査をはじめて15年くらいたってから。
自分で気づくまで、そのくらいの期間はいろいろなアプローチで
試行錯誤するのがよいと思うが。


119 :天之御名無主:02/01/27 21:52
スレの流れを無視するような書き込みでスミマセン。
108です。
 
レス下さった皆様ありがとうございます。
今回の調査もお土産持っていきました。
ここの皆様は経験豊富なので、未熟者には大変勉強になります。
ありがとうございました。
お礼が遅くなって申し訳ございません。

120 :天之御名無主:02/01/28 00:21
>>119
どんな調査だったのかしら?
方法論につながるような体験はできたかな?

121 :ひでよし:02/01/28 21:15
報恩講の調査でお金を包んだり、祭礼の調査に一升瓶を担いで
行ったりしたことはありますが、飛び入りの調査で手土産を持参
する必要はあるのでしょうか
区長さんや氏子総代さん、教育委員会などのお世話になることが
わかっている方にお菓子(京都なら八橋とか)を持って行くぐらいは
最低限の礼儀でしょうが、個人のお宅へお邪魔しての調査ならば、
毎回手土産が必要だとは思えないのですが…

行政の調査でテレカをお渡しするようにと指示を受けて行ったことも
あるのですが、それにも疑問を感じたものです

122 :天之御名無主:02/01/28 23:31
>>121
気持ちの問題

123 :天之御名無主:02/01/28 23:42
>>122
そうそう!個人宅に行く場合、あとからお礼状書いても良いんだし。
自分なんかその時々で違うから一貫性がないけども要は感謝の気持ち
が伝われば良いんじゃない?人間相手なんだから。
飛び込みでも御土産持っていきたい人は持っていったらイイと思うし、
感謝の表現の仕方に決まりはないのでは?臨機応変に相手を第一に考えるのが
大切でしょ?せっかく貴重な時間を割いてお話を聞かせていただくのだし。


124 :123:02/01/28 23:55
でも一部地方の有名な話者なんかはお土産をもらうことが
当たり前って思ってる人もいてるらしいから有名な人や
頻繁に調査に入られてるところに行くときには注意した方が
いいですね。どこに誰とは言いませんが評判悪い話者の人も
いますね。謝礼や土産を要求する。

125 :うろぼろす:02/01/30 20:32
基本的には122さんや123さんの言うとおりかもしれませんね。
そのなかでも、地元の方からお願いされたことにできるだけ応じるのもいいかもし
れませんね。例えば、行事の写真を焼き増ししてお渡しするとか。
そういえば以前に、大変お世話になった郷土史家的な方から、ある事象について調
べてきてくれないかと手紙でお願いされたことがありました。そこで、その筋の先
生からお話を聞くなどしてちょっとしたレポートを書いて送ったことがありました。
内容といえば、はっきりしたことはわからないが、一般的にはこうらしいというあ
いまいな結果に終わったわけですが。とはいえこうしたお願いに応えることで、地
元にある知識への変化に荷担するのではないか、という危惧にちかい気持ちも一方
ではありましたが・・・。
もちろんお願いに応じて良かったと思うし、民俗は常に変化するしいろいろな要素
が入り交じるものだと思いつつも、どこかひっかかりましたねえ。
そんなことをいうと調査できなくなるかもしれないけど。

126 :天之御名無主:02/01/31 03:30
119です。
調査の方法論とはズレて申し訳ないのですが・・・

調査に行った時、確認のために伝承者の方に調査報告書に載せる原稿を見ていただいたんです。
私たちは伝承者の表現を損なわないように書くのですが、
伝承者の方がそれを直して欲しいと言われるのです。
例えばこの地域では樒のことを“シキビ”と言われるので、
原稿に“シキビ”と書くと「漢字で樒にして欲しい」と言われました。
その他にも民俗語彙であるだろうと判断した言葉を漢字にして欲しいと言われました。
その意見を無視して報告書に載せてしまうと、当然伝承者にも報告書が手に渡りますので、
伝承者が嫌な思いをするのでは、またクレームがつくのではないかとヒヤヒヤしてます。
「調査被害にあった」なんて思われたらどうしようかと・・・。
このような事はよくあることなのですか?

ちなみに調査の方法は、各項目ごとに担当者を決めて聞き取りを行っています。
117様が仰っている「教育大方式」に該当するのではと思います。



127 :丸石神:02/02/01 02:26
>126
 ある儀礼や習俗について地域の人が漢字を提示するのはいわば当然のことで、
それを「民俗語彙」としてカタカナで書くっていうのは、民俗語彙を何か特殊
な言葉として囲い込もうとする研究者の側の問題だ、という論文をどこかで見
たことがあったような・・・。関一敏編『民俗のことば』朝倉書店刊だったかな?
参考にしてみてください。具体的な対処法としては「シキビ(樒)」と表記す
るのが一般的だと思います。

128 : :02/02/03 17:23
某先住民の話者は、学生イヂメがダイスキ。
学生だけならまだいいが、必ず指導教授まで被害が及ぶ。
某大某研にも干渉したため、出入り禁止とか。

129 :天之御名無主:02/02/03 17:53
>>128
干渉というのは、どのようなことですか?
調査の際に、学生の振るまいが無礼だったん
でしょうか?



130 : :02/02/03 21:19
>>128
スラブ研?ですか?

131 :天之御名無主:02/02/26 02:41
>127
126です。
ありがとうございます。
お礼を申し上げるのが遅くなってすみません。
調査報告書は先生の指示もあり、「シキビ(樒)」と表記する方向に落ち着きました。

もうすぐ報告書ができます。
自分の原稿が形になるのは緊張します。
何度も質問に答えてくださった皆様本当にありがとうございました。

132 :天之御名無主:02/03/16 23:11
花粉症の季節に花粉の出所みたいなところに調査に行くのは
非常に辛い・・・・といいつつアゲときます。

133 :サエノカミ:02/03/17 08:43
菊T暁の新しい本(高い!当然立ち読み。)誰か読んだ?
おれは『日本民俗学』に載ったやつはちゃんと読んだんだけど。
ああいう研究ってこれから増えてくんのかな?
近代とかと絡めて118氏とかの意見キボンヌ。

134 :天之御名無主:02/04/09 02:47
『火と水の民俗文化誌』において、古家信平氏が>>118見たいな事書いてなかったっけ?
↑が手元に無いので、誰か確認してくれるとうれしいな。

135 :天之御名無主:02/05/10 17:00
良スレ保守age

136 :天の御名無主:02/05/10 23:05
ageついでに。
>134
 書いてたけど、あんまぱっとしなかった。というより後半の民俗誌
的記述に全く反映されていないじゃん。

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