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世界に通用する日本の小説を

1 :朝倉ユキ:2001/04/25(水) 22:44
教えて下さい。もしくはあなたが書いて下さい。(純文、エンタ問わず)

66 :安吾の?番弟子:2001/04/27(金) 12:57
>>64
すごく建設的な意見だと思う。そういう意味で文学(好きなもの)に国境なし、というのは正しいんじゃないかな。
 というかこの板ってそういう話を弾ませるためのとことちゃうの?
 ん、青臭いか? おれ?

67 :朝倉ユキ:2001/04/27(金) 14:01
>>64
>ぶっちゃけた話、私は「先進−後進」の枠組みでは国を代表する文>学史は語れても小説がもつ(はずだと私が思う)力は語れないので>はないかと思っています・・・。
そうですね。そういう意味での世界に通用する小説、
という問いがぴったりだなと思いました。

>>65
あとエンタもあがってきてないので
ちょっとほしいですね。
というわけで
『麻雀放浪記』

68 :安吾の?番弟子:2001/04/27(金) 14:06
>『麻雀放浪記』 書店でみかけるたび、面白そうと思うんだけどね。読んでないなあ・・・俺の読書暦は偏っている・・・

69 :Tango:2001/04/27(金) 18:25
むしろ世界に通用しない日本文学が好きです。
いい作品に出会うと「こういうの外国人にはぜったい解んないだろうなぁ」
って、優越感に近いものさえ感じます。

70 :33:2001/04/27(金) 18:49
「一房の葡萄」
「溺れかけた兄妹」
「生まれ出づる悩み」

71 :吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 22:42
あげてみる

72 :吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 22:51
よく分からないが、「世界に通用する」という形容語の
意味は何ですか?
特に小説というジャンルに限って、「世界に通用する」ものとは
いったい何でしょうか?
優れた小説はいずれも普遍性を備えているはずだが、
きわめて日本的な情緒に溢れている小説は「世界に通用する」
とは言えないのだろうか?
むしろ「世界」うんぬんとかに拘っている識者のほうが
せまい偏見&コムプレックスにがんじがらめになっているように思えるが...

73 :朝倉ユキ:2001/04/27(金) 23:29
>>72
そうですね。「世界に通用」とはあいまいな形容です。
ただ今わたしが思うのは
>>64
のJPBさんの意見です。
>文学が好きな国籍も年齢も違う二人が、
>例えば一つの小説で意気投合する感じ、
いろいろな「世界に通用する」という形容語に対しての
解釈のとりかたはあると思いますが、
今わたしは優劣云々という考えではなくて、
国内の人々にしか伝わらない感動の小説ではなく
世界中で感動できる作品が
ひいては世界で通用すればいいな、と。
ただこの場合は「世界中の人々が感動できる小説を」
というスレッドになると思うので
ここでは商用的な通用も込みつつ、
ということでしょうか。
でもあまり厳密にすると大物を逃すおそれが
ありますので定義は大きめでお願いします。

74 :朝倉ユキ:2001/04/27(金) 23:49
>>69
tangoさんへ
なるほど。良い小説を知っていれば
そういう考え方もできるわけですよね。
藤枝静男は書庫だったんですよ・・・チーッ。
GWあけたら閲覧請求せねば。

関係ないですけど
オールウェイズマイベストっていうフレーズ良いな、と
ページみて思いました。



75 :たぶん:2001/04/27(金) 23:53
>>3のリンク先はタンゴくんのサイトじゃないと思うが・・・

76 :JPB:2001/04/27(金) 23:54
おじゃまします。
ま・・・とりあえずはそんな気張らなくてもいい、ということで。
私のイメージをもちっと具体的にすれば、アレですね。
「彼は孤独でいたい。しかし、共犯者は欲しい」という感じ。
そんな「意気投合」のしかたっす。

77 :朝倉ユキ:2001/04/28(土) 00:08
>>68
安吾の?番弟子さんへ
映画が面白かったんで小説も読んだんです
こういうエンタを今の作家の人で読みたい。

>>70
33さんへ
あっ!有島武郎薦めた方ですね。
うれしー
自分でもいろいろ探したんですが
参考にします!
それにしても
この人のタイトルのつけかたって最高にかっこいいなと。
カインの末裔、或る女・・・・
読んだことなくてもタイトルは知ってるのばっかり。
薦めて頂いた本きっと読みます。
謝謝。


78 :安吾の?番弟子:2001/04/28(土) 00:08
世界ってフレーズにみんな異常に反応するねー さすがは文学。

79 :JPB:2001/04/28(土) 00:13
>安吾さん
中上なら『奇蹟』を、やっぱいろいろ考えた結果推しますわ。
『枯木灘』も大好きだけど。

80 :安吾の?番弟子:2001/04/28(土) 00:29
>>79 JPBさん
たぶん総合的に考慮するとそうなんでしょうね、と答えとくことにします(笑)「奇跡」実は未読なんです。安吾と同じく中上も僕にとっては(特に「枯木灘」は)特別な作家なので「奇跡」は楽しみにとってあるんです。もったいなくてなかなか読めません。

それから「枯木灘」をあげたのはJPBさんが最初言われた 世界の共通体験、というものに関して思うところがあったからです。「枯木灘」を僕はこないだひさしぶりに読み返して一つ思ったのは、あれは日本でクレオールが可能か否か、ということの壮大な実験ではなかったかということなんです。
もちろん中上自身はそんなことを思ってはなかったでしょうが、結果的にそうなっている、というように僕には読めたのです。

81 :安吾の?番弟子:2001/04/28(土) 00:50
しまった、つまんねーこと書いちまった。逃げよう・・・

82 :朝倉ユキ:2001/04/28(土) 01:00
>>81
今日はニュースをいろいろ見ていて
竹中平蔵経済財政大臣って誰かにてる・・・
とずっと考えていたらさっき気がついた。泉麻人だ。

わたしも逃げよう・・・
中上健次はわたしも宿題。

83 :安吾の?番弟子:2001/04/28(土) 01:35
そして誰もいなくなった・・・のか?

84 :柄谷幸甚:2001/04/28(土) 02:01
村上春樹の作品ってハンガリー語訳されてるそうですね。

85 :安吾の?番弟子:2001/04/28(土) 02:01
それにしても坂口安吾と中上健次なんて・・・いかにも柄谷チックで嫌だにゃあ。
読書暦に問題アリ?
 鬱駄、氏の卯・・・

86 :安吾の?番弟子:2001/04/28(土) 02:09
>>84
!!! どーでもいいが今の俺にはそのキミの名前が鬱。
 まじで氏のう。。

87 :亀レスですが・・:2001/04/28(土) 05:50
>>1さん
31です。遅くなりました。
>やっぱりそこにはニホンにほんしている日本が。
やっぱり受けている理由がそこにしかないのならば
 そんな風景はもうないっていいたい。
仰る通りだと思います。
現代日本と世界的な日本の文学との情景や背景的なズレは非常に大きいです。
しかし、文学の風景のみならず現代日本と認識されている日本については誤差が
あると思うのです。もっと極端な話、多分全世界的に自国の世界的文学と現実とは
微妙に食い違うことでしょう。この話はスレと趣旨が違うのでここまでにしときます。

実は民族感覚の違いってのもあるかもしれません。
住井すゑ「橋のない川」は少々辛いですか?


88 :今「破船」読み終わったところですが、:2001/04/28(土) 12:49
>>35
>そんな風景はもうないっていいたい。
それはアメリカ人だってわかってるのでは?
(と言うか、今でもあったら怖いよ)
>やっぱり受けている理由がそこにしかない
とは限らないと思うのですが…

それだと現代を舞台にした作品以外は
(つまり時代小説や歴史小説は全て)
認められないということになりませんか?

89 :吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 12:59
>>79,80 うん、奇蹟の方がいいんじゃないでしょうか?
枯木灘はそれこそオリエンタリズムに飲み込まれてしまう
可能性が高いように思えます。奇蹟はそこからするりと
逃れる構造を持っているように思えます。

90 :吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 13:33
村上春樹はアメリカでも絶賛されている。

91 :吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 13:57
春樹の翻訳本の表紙はジャパネスク調だととこかで見た覚えがあるが・・

92 :吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 14:03
>>91
「パン屋〜」でしょうか?
浮世絵調の人物がショップに押し入ってる場面だと記憶していますが。

93 :91っす:2001/04/28(土) 15:04
うーん。春樹って海外でどんな風に読まれているんだ?

94 :92:2001/04/28(土) 17:00
>>93さん
そーですね。私が読んだ書評(アメリカの)では、
戦後世代(戦後民主主義による価値形成)の
伝統規範(文学・社会的に)と隔絶した作品、
となってましたから、カウンターカルチャー・サブカルチャー
の文脈で捉えられているんじゃないんでしょうか?

95 :91:2001/04/28(土) 17:35
でもそれだと、日本で受容された春樹の像と変わらないですね。そのくせ、表紙には浮世絵調なのか。
村上は日本だとアメリカンな感じで読まれるけど、向こうでは違うのかな、と思っていたんです。
向こうの小説や映画でもあるでしょう? なんかとんでもない日本像描いた小説・・・ ああいう感じで読まれてると思ってた。

96 :92:2001/04/28(土) 18:28
多分、微妙なズレがあると思うのです。
日本における受容がアメリカ的消費社会と70年代以降のポストヒストリカルな状況に対しての
批評だったのに対して、アメリカにおけるそれは上述のアメリカンウエイオブライフのアナロジー
に加えて、戦後民主主義が重要な意味を持っているのではないでしょうか?

要するに、従来的スシ・サシミ・テンプラ・ゲイシャガール・ハラキリ的エキゾチシズムではなく
アメリカの影響下で近代化を遂げた先進国での文学ということですか。
ハルキにおいてアメリカ人は自国の植民地文学を見てるんじゃないんでしょうか?

浮世絵に関してはただ単に分かり易いからでしょう。
ああいったスタイルが日本人の記号になってるんじゃないんでしょうか?
石川淳の「普賢」だって相当変な表紙でしたからね。



97 :91:2001/04/28(土) 18:59
オリエンタリズムも日々進化してるってことか・・・

日本のポストコロニアル文学は春樹を食い破る形で行われる必要があるのかもしれないですね。

大雑把な理解の仕方で、スマソ。

98 :吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 23:13
age

99 :JPB:2001/04/28(土) 23:45
>安吾さん
私、中上の作品で最初に読んだのが『千年の愉楽』だったんですよ。
そして、『水の女』『重力の都』『奇蹟』・・・秋幸ものに入ったのは
わりかし遅かったんですよね。そのはいり方の違いですかね。
でも、初めて中上読みたい人に勧めるのはやっぱ『枯木灘』ですね。
『地の果て・・』もいいけど。初めてだと、とっつきが悪いかな。

100 :安吾の?番弟子:2001/04/29(日) 00:28
>JPBさん
偶然ですね。僕は最初秋幸ものから入ったんですが、正直良さがちっとも分からなかったんです。バチッとはまったのは友達に無理やり読まされた「千年の愉楽」からでしたね。こりゃ他のも読まなならん! と思いました。あれからですね、僕の中で中上が「発見」されたのは。
「地の果て・・」を推す人の気持ちもよく分かります。でも・・あれは「枯木灘」とワンセットの方が真価だという気もするのですが。単体だとどうなんだろう?

「奇跡」の前評判だけは以前からずっと色々入ってきてて、やっぱしどうも凄い傑作らしい。このスレでますます楽しみになったんですけど、なんか読んでしまうと人生の楽しみが一つ減ってしまうような気が・・ ちと大げさか。


101 :JPB:2001/04/29(日) 01:19
そう、私は『奇蹟』以降・・・
『軽蔑』『異族』『鰐の聖域』・・・実は本はもっているものの、いや
パラッとは読んだものの読み込んではいないんですよねえ。
中上スレの「異族」論に参加したいんですけどね・・・

今日、そう言えば、大岡昇平展(神奈川近代文学館 1997)のパンフみてたら
『野火』がアメリカで大ヒットという新聞記事が載っていた・・・

102 :Tango:2001/04/29(日) 03:51
>『野火』がアメリカで大ヒットという新聞記事が載っていた・・・

へぇ、そいつはすごい。
あ、まだ未読だったっけ。どっかに積読してあったはず。
読まなきゃ。

103 :安吾の?番弟子:2001/04/29(日) 09:11
どーでもいい話だが、市川昆の昔撮った「野火」も凄い。原作に優るとも劣らぬ出来だったような・・
 映画板に逝ってきまっす。

104 :吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 10:42
>安吾さん、JPBさん
中上スレで語り合いませんか?最近あまり書き込みないみたいですし。。
『鰐の聖域』は僕も未読です。確かに奇蹟以降に手を出すのは
ある種の勇気を必要としますね。


105 :吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 15:22
ついでにage

106 :朝倉ユキ:2001/05/24(木) 00:34
久しぶりage〜
注目の新刊です
「ぼくは始祖鳥になりたい」宮内勝典
>作者は後記で本書を書くにあたり、
>「日本語で世界文学を書いて欲しい」と言われたことを記している。
あるメルマガで絶賛されてたのみてこれは読まねばと!
それとは関係ないですが
別スレで前に田口ランディ立ててたの思い出して
覗いてみたらなんかすごいことになってた・・・
まいっか。


107 :JPB:2001/05/24(木) 00:59
ありゃ〜おひさしぶりですね。
ほ、ほんとにランディさん?



108 :ちくり屋:2001/05/24(木) 11:36
>「ぼくは始祖鳥になりたい」宮内勝典

それ読んだ。期待してたけど広告倒れって感じ。上下二巻でしょ? 時間と労力考えると止めといたほうが良いと思う。


109 :吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 00:50
一面だけ言えば、世界文学かどうかって
作品の性格上の問題だけでしょ?
世界文学と呼び得る日本文学なら山ほどあると思うけど、
だからスゲェーって話は別問題。

110 :吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 02:47
原田宗則なんかはどうだろう。

111 :吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 04:51
↑ギャグ?

112 :吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 18:03
瀬名の本は受け入れられやすいんじゃないかな。

113 ::2001/05/29(火) 01:39
もう10年以上昔のことだけれど、オハイオ州の本屋で日本人作家を探したところ、
川端、三島、大江、村上春樹、龍があった。
村上龍の『69』を英訳で読み笑えたし、村上春樹も英語で読んだほうが面白いんじゃないかと思う。
文学云々は置いといて、アメリカでは通用しているな。少なくとも商業ベースで。
じゃなければ、アメリカの田舎州の田舎町で売ってないよ。

それと、文学の授業で川端の『千羽鶴』がテキストに使われていたっけ。



114 :吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 01:50
海外で評価が高い、というのは各国の事情もあるからねえ…

吉本ばななはイタリアで大人気だし。
フランスではとにかく三島、谷崎は日本以上に評価されていて、
漱石は訳のまずさも災いしていまひとつ。

115 :ロカンタン:2001/05/29(火) 02:34
海外という範囲があやふやだよな。
毛唐ウケするってことなんだろ。
アジア圏だと、充分に流通してる日本の作家のものって結構あるけどね。

小説が「世界」に通用するかどうか以前の問題として、有能な翻訳者と
紹介者がいるかどうかのほうが重要な問題だとも思えるのだがねえ。



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